<日々の出来事> 引越し

a0079741_1025465.jpg9月1日~3日と3日間かけて引越しを行いました。今までの部屋は駅から近かったものの建物自体が大きくて、一旦建物の中に入ってからかなり歩かなければならず思った以上に不便でした。また、その駅の周りにはなにもなく、車を持っていない私はどこを行くにも地下鉄を利用しなければならず面倒だったということもあります。加えて今までは地下鉄中心の生活をしていたから今度はバス中心の生活をすることにより別の視点で交通網を見たいとも思いました…ところでボストン近辺でアパートを探そうとすると、入りたい日の2ヶ月前くらいから探し始めないと自分の希望する条件の部屋がなかなか見つからないようです。今回契約した部屋は7月中旬に見つけたものですが、そのときでも今の部屋はやっと空いていた、という感じでした。

話はそれますが、こちらの日系不動産屋は生活のセットアップの手伝いというのも有料で請け負っているようです。電話や電気の開通手続きなどが主なメニューのようです。英語が不安な人・時間がもったいない人は利用する価値があるかもしれません。「ただ電話1本かければいいでしょ」と思うでしょうが、この1本の電話を侮ってはいけません。なぜなら、電話をかけてもすぐに人としゃべることはまず不可能だからです。まず自動応答システムが応対し、「○○の方は1を、△△の方は2を、…」というメッセージに従いボタンを押す、ということを何度か繰り返し無事オペレータにつないでもらえた貴方は超ラッキー。私は大抵何度か間違えます。またオペレータにつないでもらったと思っても、多くの場合かなり待たされます。晴れてオペレータにつながった!と喜ぶのもつかの間、「その用件は私の担当ではない」などと言われたらいまわしにされたり…本当にイライラします。こんなことをしていると日が暮れてしまいます…というか本当に暮れてしまったこともあります。だから英語ができてもこういうサービスは実は有用かもしれません。

物件を探すに当たり、アメリカに住んでいるのだからアメリカの不動産屋を使ってみようかと思って何軒かやりとりしてみたのですが、結局日系の不動産屋にお世話になりました。結果としては正解だったと思います。というのもアメリカ人が不動産屋に期待する内容と日本人が不動産屋に期待する内容はどうやらかなり異なるみたいなのです。これが一般的に言えるかどうかはわかりませんが、アメリカの不動産屋はこちらからあれこれ言わないと動いてくれない、というイメージを抱きました。本当に物件を紹介して終わり、という感じです。それに引き換え日本人エージェントは日本人が不動産屋に期待する内容を理解しているし、かといって手数料が上乗せされるというわけでもありません。手数料の上限はマサチューセッツ州の法律で決まっているためどこの不動産屋を使おうが基本的に同じです。日本にいる間に家を探さなければならない場合、日本とのやりとりにも慣れているというのもプラスだと思います。今回私がお世話になった不動産屋では、最初の電話で希望条件を連絡したら、数日後にはエージェントの方が物件を既に7件くらい探してくれていて、しかも私のために下見ツアーを順序を考えてアレンジしてくれていたのには感動しました。ただ電話でしゃべっただけの見ず知らずの相手なら、エージェントの方は仕事としてがんばっているとはいえ、すっぽかされたりドタキャンされる可能性だってあるのに…。このいい仕事をしてくれたエージェントの方のおかげで私の物件探しはその日のうちに終わりました。

その日のうちに決めるのは多少勇気がいりますが、物件探し自体は何度も経験しているので、ある程度中を見学して「これだ」と思う物件があったら自分の直感を信じてよいと思いました。それに数日後だともう他の人が押さえている可能性もありますし、また不動産屋とやりとりするのはお互いに面倒です。以前にも書きましたが、こちらで生活するようになってからtransaction costの考え方が身についたようで、あらゆる手間を省こうという努力だけはするようになりました。こう書くと「じゃあ引越ししなければいいじゃないか」と思う方もいると思います。確かに引っ越しにはかなりの手間がかかります。でも「引っ越すこと」だけは自分の中でどうしても譲れない条件だったし、譲れない自分の性格をわかっていたので、それを所与の条件のとして物事を考えることにしました。

少し新居について書きます。今度の部屋は学校から歩いて20分くらいのところで、ボストンへ出るバスが家の目の前から出ており極めて便利です。加えて部屋は17階にあり、今まで3階より上に住んだことのなかった私にとって、見える景色は新鮮そのもの。ここの地域は地震がないから高層階に住んでいてもあまり怖くありません。1ベッドルームで577平方フィート(約52平米)の部屋に加え、こちらでは珍しく広いバルコニーがついています。外に椅子とテーブルを置けばケンブリッジの風景を見ながらお茶することができます。ただ残念なのはもうこちらは寒くなってきて(昼間でも15度くらい)その時期が終わりつつあることですが…。


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小学校5年で最初にアメリカに引っ越して以来、同じ家に3年以上住んだことがありません。大学入学以前は親の都合で、それ以降は私の都合でそうなったのですが、回数を経るとある程度の時期が来たら「そろそろかな」と思ってどうやら引っ越したくて気持ちがウズウズするようです。でも転居ありきのこともあれば、転居を伴う生活の変化を自分から起こした結果引越しをすることもあります。私の場合両者の割合は半々くらいだと思います。

この3日間、引越し作業を手伝ってくれた方はのべ6名。どうもありがとうございました!良いところに引越しできて、何となく二年目は良い年になりそうな気がします。

…おっと、今友人から「飲みに行こうよ」という電話がかかってきました。近いとすぐ出かけられる。早速便利さを実感しております。
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by coast_starlight | 2006-09-04 10:23 | 日々の出来事


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