<授業のはなし> 今学期の履修科目

何だかんだあって、結局今学期はこれらの科目をとることに落ち着きました。*は半期の授業です。

(月・水)

"On the Balcony of History?" The European Union in the 21st Century
EUの形成過程およびEUを取り巻く諸問題についてのセミナー。読むべき教材の量が半端じゃないです。履修者も15人程度と少なく、ボーッとしてるといきなり当てられるのでかなり緊張感があります。


(火・木)

Advanced Quantitative Methods I: Statistics
国際開発に焦点を当てたMPA/IDプログラム向けの授業。従って例題や演習問題も開発に絡んだケースが扱われることが多いです。先生の教え方も丁寧で履修して良かったとは思うものの、毎週の演習問題(Problem Set)の量は多くて大変。

Introduction to Accounting and Financial Analysis for Public and Nonprofit Organizations(前半)*
簿記・財務諸表分析の非営利団体版。さして楽しい授業でもないですがちゃんと勉強したことがないのでとりあえず履修。先生は元プライスウォーターハウスで働いていた公認会計士のおじさんです。なぜか公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)から遠路はるばる(キャンパスが違う)受けに来ている人が多いです。

Marketing for Non-Profits and Public Agencies(後半)*
まだ始まっていない(10月末~)ので何ともいえませんが、マーケティング理論を政府や非営利団体に応用するとどうなるかという考え方が気になるため履修登録しました。

Exercising Leadership: Mobilizing Group Resources
リーダーシップ論で有名なHeifetz教授の授業。しょっぱなからなかなかすごいです。この前の火曜日の授業では、100人以上いる大教室を相手に「さ、今日はどこからはじめようか」と言った後、授業終了時「じゃあ木曜日に」と言うまで先生はついに何もしゃべりませんでした。先生による何かの言葉・指針・教えを期待していた100人の学生は突然沈黙の中に放り出されます。この戸惑いの中一部の学生の「なんだこれは!」といったコメントから始まり、「今日の授業のリーディング課題について話したい」といって自分の感想を延々と話す人もいれば、「いや、その前に誰かがこの集団をモデレートしないとだめだ!」「いやその必要はない。十分秩序はある。しゃべりたい人が適当なタイミングで割り込んでしゃべればいいんだ。」と人々がてんでバラバラにしゃべり始めます。この経験を通じて集団の力学について学ぶことが先生の意図だということはある程度予想していましたが…。この授業で起こることはかなりネタになると思うので少しづつ書いていきます。好き嫌いが両極端に分かれる授業だという評判でしたが、私はたぶん好きだと思います。


(水のみ)

Introduction to International Relations Theory and Practice(前半)*
国際政治学者・前ケネディスクール学院長Joseph Nye教授による授業。こんな大御所が基本レベルの授業を受け持つというところがこの学校のすごいところかもしれません。でも読むべき本や教材の量がめちゃくちゃ多くて全部こなすのに一週間かかります。初回は国際政治の三大理論(realism、liberalism、constructivism)とは何かといった話から始まり、以降2時間の授業は1時間半がこれらの理論の背景にある議論や歴史についてのディスカッション、残り30分はこれらの理論を現実問題に適用するとどうなるかを学生にプレゼンさせるという流れで進んでいきます。

Exercising Leadership: Mobilizing Group Resources(小グループによるセッション)
今日初回のグループミーティングがありました。全部で8人の小グループで、私のグループのメンバーは私のほかにイスラエルから来たもと外交官やメキシコで国会議員をやっていた人もいます。こんな人たちと3ヶ月間密度の濃い小グループで勉強するなんてどんな気分なんだろう…。


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当初の予定通りかどうかは何ともいえません。今学期はそれぞれその分野の大御所が教える交渉術とリーダーシップの授業がありどちらをとるかで悩んだのですが、結局リーダーシップの授業をとることにしました。交渉術の授業は春学期もある(教授は別の人)ので、そちらをとる方向で考えています。当然両方入札対象になったのですが、両方にかけるとどちらもとれないと思ったので(両方の科目をとるのに必要な点数の和が自分の持ち点を超えると予想)リーダーシップのみにポイントをかけました。予想は的中しました。厳密に言うと、

A 各学生(最終学年)の持ち点  : 1000点
B 交渉術の授業に必要な点    :  799点
C リーダーシップの授業に必要な点:  299点

B+C>Aとなるため、誰もBとCの授業を両方とることはできません。(BとCの点数がどのように決まるのかはこちらを参照ください。)B+C<Aと予想し両方の科目にポイントを賭けて両方ともとれなかった学生も何人かいたようです。先週まで入札にまつわる悲喜こもごものドラマ(?)がありました。とりたい授業がとれずほかの授業をとらなければならなくなったものの何をとっていいのかわからない、でも一定単位以上はとらなければならないといったジレンマに陥っている人もいるみたいです。とりたい科目が必ずしもとれるわけではないのが、科目選択の難しいところです。
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by coast_starlight | 2006-09-28 12:37 | 授業のはなし


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