<授業のはなし> リーダーシップ/小グループセッション

リーダーシップの授業では、週2回の全体授業のほかに週1回の小グループセッションがあります。ここでは8人のグループメンバーがそれぞれのリーダーシップ失敗体験を語り、それについて他のメンバーが議論するというものですが、グループによってはそのやりとりのなかでメンバー間でもめごとがあったり、「何表面的にいい人ぶっているんだ」「あの人は信用できない」という感じでグループの雰囲気が険悪になったりといろいろあるようです。幸い私のグループは今のところ(面子がいいのか)意見の相違はかなりあるものの、極力感情的にならず建設的な議論に結び付けようという考えで皆いるので、大きなもめごとはなくやっています。でも実は、このメンバー間のやりとりというのが学習のポイントだったりします。一応毎回発表者と議長(権限を与えられた存在ということでdesignated authorityと呼ぶ)が決まっているのですが、実際に議論をリードしていく人は必ずしも議長とは限らず、うまくグループ内をまとめる人やグループの和をあえて乱す人、あまりしゃべらないものの最後にボソッと本質的な質問をして議論の方向をそれまでに違う方向に持っていく人など、メンバーそれぞれの習性が回を重ねるごとに見えてきます。私のグループのメンバーはというと、男性4人(メキシコ人/アメリカ人/日本人/フランス人)・女性4人(イスラエル人/アメリカ人/アルゼンチン人/日本人)の計8人で構成されています。

この小グループセッションでの出来事について毎回課題が与えられ、この設問に答えることによりグループ内の力学(各メンバーの位置づけなど)に気づくという流れになっています。設問内容は回を追うごとにややこしくなっていきます。どういう設問があるかというと「セッションの最初の数分間にどういう出来事が起こりましたか?」といったものや「意見を述べようとしたものの述べなかった瞬間はありましたか?その理由は何でしたか?」といったセッション中の自分および他のメンバーの一挙手一投足から行動を分析するような設問があり、真面目に答えようとすると答案をつくるのにかなり時間がかかります。

ところでこの8人の書いた課題を添削する立場の人は、ある意味「電波少年」や「あいのり」を観ているみたいに各個人のコメントを全部まとめて見られる立場にあるので(カップルはできないんだけど)、かなり面白い経験をしているのだろうと思います…。だとするとこれらを添削しているのは誰なのか?という疑問が沸くと思いますが、何とこれは先生ではなくコースアシスタント(CA)という学生が添削するのです。CAとは昨年同じ授業を履修し良い成績をおさめた人がなれるもので、先生の手足となり授業の手伝いをする人です。授業によって単なる雑用や事務作業だけの場合もあれば、この授業のように毎週課題を添削することが仕事の一部だったりと、負担の度合いは同じCAとはいえ授業によってかなり異なります。噂ではこの授業のCAになるのは結構大変らしく、競争率も高かったようです。課題の添削に加え全体授業への出席・授業前後のミーティングへの参加義務があったりと、普通に授業をとるより負担は大きいと思います。時給制で給料が支払われてるとはいえ、割に合うのかな…たぶん先生とのコネができるということと、この授業のCAをやったという実績をレジュメに書けるというのが大きな特典なのでしょう。

場合によっては、自分より年下の人がCAだったりします。先生は授業で「CAを信頼しなければダメだ」とおっしゃるものの、相性もあるしやっぱり皆人間ですから、同じクラスをとっている人に聞くと「あのCAは何かなー」という話は時々聞きます。CAを信頼できるようになるために、履修者として何ができるかというと、オフィスアワーやメール・電話等で毎週の課題に書かれたコメントや採点結果について質問するなどの方法があると思いますが、私は忙しさにかまけてしまいまだ何もしていません。あー、今週でもオフィスアワーに会いに行こうかなー。

毎週月曜日正午が提出期限なので、今この課題を書いているのですが、なかなか時間がかかるんだな、これが…。最初のうちは1~2時間で済んでいたのですが段々難しくなってきて頭が痛いです。こういうストレスがたまるときほどまともな食事がしたくなる…。

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                             そんなわけで今日は一人ステーキ
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by coast_starlight | 2006-10-30 10:11 | 授業のはなし


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