ケネディスクールでは学生が2週間に1回発行する新聞「KSG Citizen」があります。今回号のベスト3を勝手に挙げてみました。
・第3位 ハーバード同窓会パワー恐るべし 「ハーバードの同窓会ネットワークはすごいらしい」と聞いていたドイツ人学生が、試しに夏休み中ミュンヘンのハーバード同窓会にコンタクトをとり、集まりに顔を出してみたところ、そこにはヘッドハンターも来ていた…。「履歴書を後日送ってください」と言われ送ったところ早速インタビューに呼ばれ、あれよあれよという間にプライベートエクイティファームに就職が決まっちゃいました…という話。 ・第2位 イスラム教徒の学生がケネディスクールに対してお祈りスペースの設置を要望 学校としてはお祈りスペースを設置する義務はないものの、可能な限り要望に応えるべく今年度から学校内のある部屋をお祈りのために使えるよう配慮。しかし半ば物置のようなこのスペースは祈りをささげるにはお世辞にも適切な環境とは言えず、学生は環境の向上を訴えています。ケネディスクール内には多数のイスラム教徒が存在するものの、教義をどこまで厳格に守っているかどうかは人それぞれで、1日5回のお祈りを行う人もいればそうでない人もいます。お祈りスペースの設置要望は過去にも何度かあったものの、今年は例年にも増して希望者の数が多いのだとか。ケネディスクールの学生にイスラム教徒が増えていることの表れかもしれません。 ・第1位 宣教師の子に生まれて 宣教師の家庭に生まれ、自分自身も現在バプティスト教会で牧師として週末働くある学生の話。小さい頃家族の宣教活動のため世界各国を転々としていた彼は、10歳の時家族で滞在していたクウェートで湾岸戦争に巻き込まれ人質にとられたことがあり、これらの経験から将来は牧師になろうと思っていたそうです。(ちなみに彼の救出に尽力した当時の在イエメン米国大使は、昨年ケネディスクールにシニアフェローとして在籍していたらしい。)一方、自分の信仰を恵まれない人のためになるような活動につなげたいという思いから、大学卒業後ボストン近郊のドーチェスターという貧困地区で、彼と当時のガールフレンド(現在の妻)の2人で主に黒人女性およびその子供やドラッグ中毒の若者に対して聖書の勉強会をはじめたそうです。白人である彼は「自分はここで一体何をやっているのか」という気持ちになることはあるそうですが、地域に根ざした活動をすることによりその地域に住む人たちの信頼を得ることが何よりの価値ある経験なのだとか。 ホント、ケネディスクールにはいろんな人がいるなーと今更ながらに思います。でも皆学業などで忙しくてあんまりゆっくり話をする機会がない!そんな中で同級生のことを知る良い情報源だな、と珍しくこの新聞を真面目に読んでみて思いました。
by coast_starlight
| 2006-11-15 12:23
| 日々の出来事
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