<旅行> ザイオン国立公園

旅行3日目の朝、ラスベガスのホテルをチェックアウト後ザイオン国立公園に向かいました。ザイオン国立公園は日本人の中ではあまり有名でないそうですが、アメリカ人が最も多く訪れる国立公園の一つだそうです。前日セスナ機でのグランドキャニオン一日ツアーに行ったものの、あまり苦労せず広大な景色を見てしまったのでちょっと感動も半減だったのですが、今回は自分達で車を運転して行ったので少しは達成感がありました。

今回の旅行を象徴するキーワードは次の2つです。


<アーティストにインスピレーションを、凡人に感動を与えてくれる>

同行者が持っていたガイドブック(地球の歩き方・アメリカの国立公園編)にあった一言。神秘的な風景写真の隣に書いてあったこのフレーズに私は釘付けになってしまい、「本当にテキトーなこと書いてるよね~」と道中何度も同行者と思い出すたびに爆笑していました。

しかし同時に、ある意味これは名言だとも思いました。なぜならこの短いフレーズの中に私は次の2つの前提条件を見出したからです。

① 世の中の人間はどうやらアーティストと凡人に分かれるらしい
② 凡人には感動をインスピレーションに高める能力がないらしい

同行者と一緒に「インスピレーションと感動の違いって何だろうね?」などと考えながらドライブの道中を過ごしました。そこでたどり着いた結論は、インスピレーションは何かを創作したいという意欲ではないかということです。インスピレーションという言葉を辞書で調べると「直感的なひらめきや瞬間的に思い浮かんだ着想、霊感」とありました。でもそれだけでは感動との区別がつきにくいです。感動というとどうも自分が受ける印象で終わってしまう静的なイメージがあり、そこから何かを生み出すという感じではないような気がします。それに比べてインスピレーションというとそこを出発点に何かを始める、自分の体が勝手に動き出す、という感じがします。ちなみに動詞のインスパイア(inspire)という単語はrespireと同様「呼吸する」という意味の語源を持っています。従ってアーティストは美しい風景を見てそれを自分の中に取り入れてそれを基に自分が動かされる、という解釈はあながち間違いでもないかもしれません。(ちなみにこの言葉の語源を調べる(印欧語族)を調べるという考え方はリーダーシップの授業で教えられたものだったりします。)私もアーティストとして何か創作意欲が湧けばいいのですが、このブログを書いているくらいじゃまだ凡人の域ですね…。



<カールスジュニア>

a0079741_14401338.jpgカールスジュニア(Carl's Jr.)はアメリカ西海岸を本拠地とするハンバーガーチェーン店です。私はここのウェスタンベーコンチーズバーガーというハンバーガーが大好きなのですが、東海岸に住んでいる今は旅行の時ぐらいしかお目にかかることができません。私が高校生の頃実は大阪・京橋にもあったのですが、今は日本市場から撤退してしまったようです。ラスベガスからザイオンへ向かう途中、ユタ州のセントジョージ(St. George)という町でこのお店を発見し、同行者と「帰りはここでお昼を食べよう」と話していました。しかし次の日ザイオンでのんびりしてしまったためここに立ち寄っていると帰りの飛行機に間に合わないくらいギリギリになってしまい、帰りに寄るべきかどうかセントジョージに差しかかる直前まで悩んでいました。結局、①ドライブスルーを利用し途中で運転を交代・交互に食事を済ませる、②レンタカーの返却とチェックインを分担する、という時間短縮策で無事お目当ての品を食べることができました。

ここで②はどういうことかを説明します。まず私が同行者+2人分の荷物を空港のターミナルで降ろし、私が一人でレンタカー返却場所まで向かいます。その間同行者は2人分のチェックインと荷物を預ける作業を済ませます。レンタカー返却後私はレンタカー会社のバスでターミナルまで向かい(それだけレンタカー返却場所と空港のターミナルが離れているということ)、同行者と合流し搭乗券を受け取る…という流れです。なぜこのようなことが可能かというと、最近の国内線チェックインは自分で端末を操作して行う形式になっており、搭乗者本人がいなければならないのは荷物を預けるときとセキュリティチェックを通るときだけだからです。私の荷物も同行者の名前で預かってもらえれば、私はチェックインカウンターに行く必要がありません。1人2点まで荷物を預けることが可能なので助かりました。飛行機は午後4時発だったのですが空港に着いたのは3時15分、チェックインは出発30分前で締め切られてしまう場合が多いので大変焦りましたが、幸いこの方法を思いついたので無事飛行機に乗ることができました。

ザイオンを出てからずっと「カールスジュニアに行きたいよー、でも間に合わないかも、どうしよう…」と私が何度も言っていたからでしょう、同行者も「そこまで言っているのなら行かないと後悔するよ」と私の気持ちを後押ししてくれ「まず行くと決めて、そのためにはどうすればよいかを考える」という方法をとった結果思いついた策でした。ようするに、それだけここのハンバーガーが好きだということです。西海岸で発見したら是非寄ってみてください。ウェスタンベーコンチーズバーガーは私が小学校6年生の時にデビューしたハンバーガーでそれ以来ずっと好きなのですが、20年近く経った今も定番商品として健在なようでうれしかったです。バーベキューソースとオニオンリングの絶妙なハーモニーは今思い出しただけでも食べたくなります。


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もちろんザイオン国立公園の景色も素敵でした。

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今回の旅行は私にとって久しぶりの同行者つきの旅行でした。一人とは違って費用面・ロジスティックス面で何かと都合が良かったのですが、一番私にとって良かったのは一人で旅行する時に起こる考え事の連鎖を止めてくれる人がいたことです。私があれこれ景色を見ていて思いついたことを話すのを聞いてくれる非常に寛大な心を持つ人だったので(もちろん彼女の話もたくさん聞きましたよ)、自分の考え事の方向が発散して収拾がつかなくなり頭が痛くなるということがなかったからです。夏休みにグリーンランドに旅行したときは、広大な氷河を目の当たりした自分の頭があれこれ考え事を勝手に始めてそれを夜になっても止められず、夜暗くならないということも手伝って毎晩不眠症に悩まされていました。しかし今回は毎晩ベッドに入ったら5分以内に眠りについていたような気がします。お陰で日中は元気に過ごすことができました。たまには誰かと一緒に旅行に行くのもいいものだな、と思いました。
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by coast_starlight | 2006-11-30 14:49 | 旅行


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