タイを旅行していて驚いたのが、どこへ行っても黄色の装飾が多いということです。黄色はタイ王国のシンボルカラー。街中至るところにある国王の写真では、国王は黄色の服装をしています。写真周りの装飾も黄色がベース。従って黄色の装飾の多さはタイ国民がいかに国王を敬愛しているかということを示していると言えます。王室のことを公共の場で批判することが法律で禁じられているとはいえ、本当に好きでなければここまでやらないだろうな…と驚いたのが、黄色のシャツを着ている人の多さ!泰緬鉄道に乗った日は特に多くてビックリ。なんでも国王が誕生した日が月曜日だったそうで、そのため毎週月曜日は国王への敬意を表すため黄色の服を着る人が多いのだそうです。前述のソポンに言わせると「何を着ればいいか困ったときはとりあえず黄色を着ておけばいいから楽だと思うよ」とのことですが、そういう問題かぁ…!?また、議会などの場ではネクタイなどを黄色とするのが儀礼なのだそうで、タイ人の政治家などは公式の場では皆黄色をどこかに取り入れた服装をしています。
そうは言っても、黄色ってうまく着こなすのが相当難しい色だと思います。タイで見かけた黄色のシャツは本当に原色の黄色。カラーコーディネーターにパーソナルカラー診断を依頼したらこの色が選ばれる可能性は相当低いと思います。そんな色であるにもかかわらず老若男女どこを見ても皆黄色、黄色、黄色…!タイ王国の紋章(?)が入った、一見制服のような黄色のシャツを着ている人が多いものの、普通の服で黄色のものを着ている人も多く見かけました。中には水商売のようなお姉さんが黄色のボディコンスーツ(死語)を着ていたりしてこれまたビックリ。ここまでくると服装のセンス云々を超えた世界だと言えると思います。それだけ国王が国民に愛されているということと解釈しました。 ちなみに、空港の免税店はその名もキングパワー!ここまでくると「ひぇ~」と言いたくもなりますが、いやはや、王様ってすごいのね、とひれ伏す私でした。ところで、ソポンはタイ国王から大学に行く奨学金を得たこともあり、国王に謁見したことがあるそうです。タイ語の敬語表現は日本語のそれより複雑だそうで、国王に対しては特別な敬語があるそうです。とにかく自分を下げて下げて下げまくるのだそうですが、そのため例えば「私」という表現がとても長くなったりと覚えるのが大変みたい。従ってそのために敬語の特訓をしたそうです。
by coast_starlight
| 2006-12-30 22:01
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