<日々の出来事> 先週末の会話(その2)

a0079741_7585195.jpg「これがノビサッド(ベオグラードから北にバスで1時間半くらいのところにある町)に行ったときの写真。城址をバックに橋の上で撮ったんだけど。」

「え、見せて見せて!う~ん、ノビサッドと日本人…何てエキソジックな写真なんだ!あ、冗談冗談。」

それってほめてるのかけなしてるのかどっちなんだよ!


a0079741_80849.jpga0079741_805364.jpg「他にも街中に政党のポスターがあふれていて何か気になったからたくさん撮ったんだけど。見てみる?私には何て書いてあるかわからないし。」

確かに街中、いや郊外の道路にも至るところに特大サイズの政党のポスターがあふれていました。しかもそこに映っている人たちの写真って妙にイカツイものや自信にあふれているものばっかり。メッセージも刺激的だったりして。「セルビアよ、いざ立ち上がれ!」みたいな。ちなみに、写真左の真っ赤なポスターはミロシェビッチの党のポスターだそうです。(余談ですが、各ポスターにある番号は政党の番号で、総選挙ではこの番号を書いて投票するのだそうです。)日本の選挙で「親しみやすさ」をアピールしようとする候補者のニッコリ顔に慣れた私にはかえって新鮮。だって、全然違うんだもん…。ちなみにポスターの数の多さは、日本の公職選挙法のようにポスターの大きさや貼る場所にこれといった規制がないが故のことだそうです。

a0079741_813082.jpg「これなんか見てみろよ。コレステロール値が高そうで苦虫をかみつぶしたような顔のこのオジサンに投票して国が良くなると思う?」(写真のポスターはボスニア・ヘルツェコヴィナ内で撮ったもの)

他にも、彼が直接知っている人も多いせいか、この人はいいとかこの人はダメ、ミロシェビッチより悪いやつ、などなど彼自身がセルビアにいたときの経験を交えて延々と話してくれました。聞いていて結構刺激的でした。


a0079741_831542.jpg「そうそう、これがあなたのお母さんと湖にある『別荘』にも連れて行ってもらったときの写真もあるよ。その前にベオグラードの高台にある政治家や芸能人の家が建っているところにも行って、『これがミロシェビッチの家』とか教えてもらったかな。」

「僕のお母さんがそんなにやる気を出していろいろなところに案内していたということに、実は結構驚いているんだけど。やりたくないことは無理してやらない人だから。」

「そう言ってもらえるとうれしい。私が滞在していた間は気を遣っていろいろして下さったんだと思うけど、いざ私がこっちに戻った後になってあなたにいろいろ愚痴られていたらどうしようかと思ったから。何でも気になってあれこれ質問していたから、場合によっては気分を害されたこともあったんじゃないかと思って心配していたの。」

「あぁ大丈夫だよ。日本人って今までに受け入れたことなかったから面白かったみたいだよ。」

ここの家には彼の友人知人が年に数回、彼がいるいないに関わらずやってくるそうです。今回私のその一人となった訳ですが。

「それは良かった。ところで滞在中ビックリしたんだけど、お母さんと12時間おきくらいに話していなかった?しかも毎回20分くらい。何を話しているのかはわからないけど何でそんなに話すネタがあるの?私なんか自分の親とは月に1回話すか話さないかだよ。」

そうなんです。彼のお母さんはスカイプを利用して朝起きてからと夜寝る前に彼と毎日おしゃべりしていたのです。

「そうだよ、毎日話しているよ。これといった秘密もないし。友達みたいな感じだよ。」

彼がお母さん大好きなのはわかるけど、なんか単なるマザコン男性とは違うんだよなー。母親に対しては優しいけど、それと自分の恋人や将来の結婚相手をどうするかというのは全く別の話だと言っていました。イタリア人男性は特にお母さんを大切にするとかいうを思い出しましたが、それに近い感じ?とはいえ将来彼と結婚する女性は大変かも…。

a0079741_85251.jpga0079741_854256.jpg「確かにあなたがもし京都に行って私の実家で写真を撮っていたとしたらそれを見てどんな気分になるんだろうね…他にもおばさんが作ってくれた食べ物の写真もいろいろ撮ったよ。」

「僕は肉より魚が好きだから、僕がベオグラードにいた頃お母さんは魚料理を主につくっていたんだけど、写真を見る限り肉料理ばっかりだね。」

「たぶん私のためにセルビアのいわゆる『一般的な』家庭料理を作って下さったんじゃないかな。」

「そうだね。ところでこれは手前味噌で言ってるんじゃないんだけど、僕のお母さんは割と料理うまいと思わなかった?」

「そうねぇ、味の面では自分が食べていた家庭料理と比べて味が濃くてスパイスを多く使っていた感じだったけど、それがセルビア料理では一般的だなんだろうね。かなりお上手だったんじゃないかと思うよ。」

「でもこの写真にも映っているようにタバコをやめないんだよなー。僕の前でタバコを吸ったら僕が怒るんだけど(彼はタバコを吸わない)、まあ禁煙しようにも無理だね。」

「う~ん、確かにベオグラードでは男も女も皆タバコを吸うのがビックリだったかも。公共の場所がどこまで禁煙になっているかということと、その国の発展度合いって個人的には多少なりとも相関があると思っているんだけど、そういう目で見るとベオグラードはまだまだね。インフラと交通マナーが改善の余地ありと思ったけど、それに加えてタバコの煙もだと思った。」

あとはタバコの値段が安いということもあると思います。1箱150円くらい。マルボロでも200円しないのではないのでしょうか。

「そういえばさー、あなたのルームメイトが『セルビア人男性とは結婚したくない』って言っていたわよ。そういう話よくするんだって?彼女は自分自身で性格がはっきりしているからだとか言っていたけど。」

「いや、セルビア人女性であれは普通だよ…ちょっと彼女と話さなければいけないな。彼女美人だろ?同級生何人かから彼女とどうやったら近づけるかって聞かれたことあるし。まあ彼女とは仲も良くいろいろ話すし、ある意味面白い関係かもしれない。」

「ふーん、そうなんだ。ところでお母さんがあなたのガールフレンドの写真を見せてくれたよ。結構カワイイ人じゃない。」

「確かにガールフレンドはいるにはいるけど、こっちに来てから会ってないし、今は特に何とも思わない。彼女との関係をどうするかというのは問題なんだ。やっぱり遠距離だと難しいのかもしれない。」

何か、わかるような気がする…。個人的には、そういうのがないほうが留学生活(主に学業)に集中できるとは思うけど…。


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<オマケ> 政党のポスター集

他にもこんなのがありました(あんまり写真写りよくないですけど)。ご覧下さい。

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by coast_starlight | 2007-02-07 08:06 | 日々の出来事


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