<日々の出来事> ブルックラインビレッジに行く

木曜日の晩、別の大学院に通う同級生から「夕食をつくるから来ない?」と誘われたので行ってきました。彼女の通うキャンパスはケンブリッジではなく、ロングウッドという別のエリアにあります。そのため私の家から彼女の家のある最寄り駅のブルックラインビレッジまで行くには、バスと電車を乗り継いでいく必要があります。

ところでボストンおよびその周辺では今年からチャーリーカードというICカードによる運賃収受システム(日本でいうスイカやイコカのようなもの)が導入されました。そのため電車(地下鉄および路面電車…ボストンでは「T」と呼ばれる)に乗る際に従来必要だったトークン(コインのようなもの)や現金の代わりに多くの人がチャーリーカードを持つようになりました。これがあると乗り降りが楽という利便性があるからだけでなく、それ以外の手段(チャーリーチケットという毎回払いおよびプリペイドの紙のチケットもある)だとかなり割高になるからです。例えば今回私の場合バスと電車を乗り継いだのですが、チャーリーカードを使えば電車を乗り継ぐ場合バスの料金がタダになるのですがそれ以外だとなりません。加えてチャーリーカードだと運賃も安くなります。従って…

<チャーリーカード利用の場合>
電車のみ : $1.70
バスのみ : $1.25
電車+バス: $1.70

<チャーリーカード以外利用の場合>
電車のみ : $2.00
バスのみ : $1.50
電車+バス: $3.50

<昨年までの値段>
電車のみ : $1.25
バスのみ : $0.90
電車+バス: $2.15

となるためチャーリーカード以外を使うのがあほらしくなります。また電車とバスを乗り継ぐ場合はシステム導入前よりも割安になるのでバスに乗るインセンティブが生まれます。私の今住んでいる家には目の前にバス停があるのですが、地下鉄の駅も歩いて7分くらいのところにあります。従来なら例えばブルックラインビレッジまで行くのに全区間地下鉄を使っていたところですが、今は家の前からバスに乗ることを迷いなく選びます。金額にするとそれまででも追加のバス代90セントの違いだけから大したことなかったのですが、何となくそういう行動をとってしまう自分がいました。(こういう消費者行動って真面目に分析すると結構面白いと思います。)

このシステムおよび料金体系を導入したMBTAの狙いは当然チャーリーカードを可能な限り多くの人に使ってもらうことにあるのですが、それによってMBTAにとってどういうメリットがあるのでしょうか?思いつく限り挙げてみました。

① 素早い運賃回収により路面電車やバスの入り口に人が溜まることがなくなるので、走行時分が短くなる(かなり大きいメリット)
② プリペイドなのでキャッシュフロー改善につながる
③ 確実に運賃を回収できる(今までは突然タダになることもあった…駅員や運転手には運賃をより多く回収しようというインセンティブがなかったらしい)
④ 切符を買う手間がかなり省かれるので、心理的に電車やバスに乗りやすくなる(例えば地下鉄の場合、今まではすぐに壊れる券売機と人のいる窓口しかなかったため、トークンを買うのに長蛇の列が休日などに見かけられた)

…MBTAとチャーリーカードのさらなる発展を願わずにはいられません。


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a0079741_2354176.jpg食事はシャケ鍋だったのですが、これが味噌+牛乳という不思議な組み合わせで一見クリームシチューのよう。しかしこの組み合わせがある意味コクを生み出すようで結構病みつきになりました。今回訪問したのは日本人宅ですが、食事に関してはやはりたまには日本人と食卓を囲みたくなります。今までインド人やセルビア人、韓国人やプエルトリコ人など何人かの同級生の家を訪問してゴハンをご馳走になってきましたが、これが何日も続くと結構きついかも…と胃が言っていたような気がします。



a0079741_23135569.jpg食事後は私がこの前の旅行から持ち帰ってきたセルビアの酒(なんでも27種類のハーブがブレンドされたとかいう日本でいう養命酒のような酒で、最初飲むと「うっ」という感じなのだが段々クセになってくる…写真はベオグラード滞在時のものです)やアイスクリームを堪能して、おしゃべりして帰ってきました。普段しゃべらない人としゃべると、話題の幅が広がって楽しいです…また呼んでね。





<オマケ> ブルックラインビレッジ駅の写真

新たに券売機売り場+屋内待合スペースができました。

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by coast_starlight | 2007-02-23 23:14 | 日々の出来事


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