<旅行> 韓国/ソウルと温陽温泉(オニャンオンチョン)と鉄分補給

この休みに、韓国へ2泊3日で行ってきました。9月のはじめ、よく旅行に行く友人と電話で会話中「ねぇ、ソウルにマイレージで行けるかなぁ?今JALのホームページ開いて見てみようよ。」と話を持ちかけてみました。その場で調べてみたところ、何と羽田~金浦(キンポ)線が空いているではないか!必要なマイル数は15000マイルなのですが、そのとき友人は14800マイルしか持っていませんでした。でもインターネットで予約すれば500マイルの割引があるので予約可能だということに気づき、これは神様が私達に「韓国旅行に行きなさい」と行っているのだ!と勝手に解釈しました。その頃11月の自分の予定は決まっておらず、どちらかというと忙しくなるだろうと予想はしていたのですが、そんなこと言っていたら何も決められません。とりあえずお互い同じ便を予約し、それを前提に予定を立てることにしました。結果としては、前後の仕事が結構忙しくて私の場合韓国旅行を「敢行する」といった感じになったのですが…。木曜日の夕方に羽田を出発し土曜日の深夜に羽田に戻ってくるという、韓国滞在時間約50時間の旅行でした。滞在時間は短かったものの、事前の準備が功を奏し(?)密度の濃い有意義な時を過ごすことができました。


<1日目>

午前中会社に行き仕事をし、社員食堂でお昼を食べた後その足で羽田に向かいました。私の勤務先から羽田空港まではJRとモノレールを乗り継いで45分くらいです。私が韓国に行くのはこれで4回目で、前回行った2005年のゴールデンウィークに羽田~金浦便を利用してものすごく楽だという印象を受けたのですが、今回はさらに楽になっていました。国際線ターミナルは、モノレールの終着駅である羽田空港第2ターミナルから連絡バスに乗って行ったところにあるこじんまりとした建屋です。羽田~金浦便が始まる前はチャイナエアラインの台北~羽田~ホノルル線(2002年に成田に移転)のみに使われていたこの空港が、今では羽田~金浦線が一日8往復、羽田~虹橋(上海)便が一日4往復する大忙しなターミナルに変身しました。都心からのアクセスの良さに加え、成田と比べて空港の規模が小さいため空港内であまり歩かなくて良く、手続きも割とスムーズに進むのも移動が楽な主な理由だと思います。とはいえ、各便の出発前になると手荷物検査や出国手続きのところには長蛇の列ができるので、早めに行くに越したことはありません。また、2005年に来た時と比べて免税店の品揃えも充実しているような感じがしました。

約2時間の飛行時間の後金浦空港に到着した我々は、地下鉄5号線でホテルのある東大門方面に向かいました。滞在先は東大門運動場(トンデムンウンドンジャン)駅と乙支路4街(ウルチロサガ)駅の中間くらいにある割と便利な場所でした。早い段階で宿泊先を検討し予約したお陰で、高級アパートのようなキレイな部屋に1泊7万ウォン(8000円くらい)で泊まることができ大満足でした。到着後市庁(シッチャン)方面に地下鉄で向かい、韓国語学校の元クラスメートと一緒に夕食を食べに行きました。この晩の夕食はプルコギとビビンバと冷麺(ネンミョン)というありがちな食事でしたが、韓国旅行初日だとまあこんなものかな、という感じでした。(この後、だんだん地元民に近い食事になっていくわけですが。)

食事の後、宿のある東大門方面に向かい、そこにあるミリオーレという商業施設ビルに行きました。ミリオーレには洋服や靴、カバンなどを売るテナントが所狭しと入居しており、店員とやりとりして値切ったりしながら買い物を楽しめるようです。私は今回買い物はしませんでしたが、その気で行けば結構面白かったかも、と思いました。この建物の14階にマッサージ屋があり、その場の流れで足裏マッサージをすることになったのですが、マッサージ終了後お店のオジサンが我々に対してビタミンドリンクをキャップを開けて有無を言わせず渡してきたのには面食らいました。今飲まずに持って帰るっていう選択肢はないのかなぁ。加えてオミヤゲとかいって韓国海苔を渡され、「何でマッサージ屋で韓国海苔のオミヤゲがあるんだ??」と不思議な気持ちになった後宿に戻りました。



<2日目>

この日は、ソウル大学で交通計画を専攻している友人にお願いし、鉄分補給ツアーを組んでもらいました。


a0079741_23442576.jpga0079741_23394017.jpg08:40 ソウル(龍山) → 10:03 温陽温泉    セマウル1153号

前の日宿に戻ったのが夜中の12時過ぎだったので、ちょっと朝起きるのがつらかったのですが、8:30頃ソウルの龍山(ヨンサン)駅で友人と待ち合わせ、温陽温泉に向かいました。ソウルから温陽温泉を経由し長項(チャンハン)に向かう路線にはセマウル号という特急列車が走っていますが、来年終わりか再来年には、天安(チョンアン)駅から温陽温泉駅まで通勤列車が乗り入れることになっており、ソウルへの通勤圏が広がると予想します。温陽温泉駅は現在大規模工事中ですが(オレンジと白の幕がそれを物語っていました)、通勤列車が乗り入れる頃にはもっと立派な駅に生まれ変わっていることと思います。


a0079741_23401761.jpga0079741_2345219.jpg温陽温泉では、温陽グランドホテルというホテルの日帰り入浴に行きました。手ぬぐいつきで5000ウォン(600円くらい)でした。大きいバスタオルはないので、そういうこともあろうかと思い持参したのは正解でした。女湯は結構混んでおり、平日の昼間(韓国は祝日ではないので)にこんなに人がいるんだ、と驚きました。同行してくれた友人が言うには、男湯は空いていたそうです。韓国でこういう公衆浴場のようなところに行くのは初めてで、正直なところ「どんな感じかなぁ」という気分はあったのですが、いざ入ってみると日本の温泉とあまり変わらず普通にくつろげました。


a0079741_2341192.jpga0079741_23463119.jpg12:04 温陽温泉    → 14:08 長項      セマウル1155号

温陽温泉に入った後、再びセマウル号で終着駅長項に向かいました。前の日に夜遅くまで遊んでいたからか、温泉に入った後だったからかわかりませんが、とにかく眠かったです。






a0079741_23424278.jpga0079741_23421366.jpg14:50 長項      → 15:05 群山    船

長項は素朴な感じの港町でした。駅から歩いて10分くらいのところに漁港があり、干物がつくられている光景は日本とあまり変わらない感じがしました。群山(グンサン)へ向かうのにバスか船があるのですが、せっかくだからということで船に乗ることにしました。船に乗る直前、あまり時間がなかったのですが船着き場にあった食堂で韓定食を食べました。


a0079741_23475122.jpga0079741_2347670.jpg15:15 群山      → 15:45 益山      通勤列車2178号

港から駅までの距離が不明だったのでとりあえずタクシーに乗ったのですが、これに乗っていなかったら電車に間に合いませんでした。群山から益山(イクサン)まではディーゼル車両が1~2時間に1本運行しているそうです。益山駅で、たくさんの方向幕が置いてあるのを見つけたので、思わず写真に撮ってしまいました。


a0079741_23485538.jpg16:00 益山      → 17:41 ソウル(龍山)     KTX  410号

益山に着いた後、少し時間があったので一旦改札を出てKTXのチケットを購入し、ソウルに戻りました。KTXはフランスのTGV型車両のため、座席が回転しません。従って車両の真ん中の車両は4人がけの向かい合わせの座席になっており、真ん中にテーブルがあります。これが韓国人には不評で、この席はかなり割引されているそうです。そのため我々3人が切符を買う際、この席だったら3人でもバラで買うより安くなるからということでチケット売り場のおばさんがこの席にしていました。ヨーロッパではこの席はパソコンが置けたりと使いたがる人が多いのですが、友人によると韓国人は知らない人と向かい合わせになるのがイヤなのだそうです。場所が違うと文化が違うんだな、と思いました。その辺車両調達の際韓国国鉄が入札スペックに明記しなかったのかなぁ…。売る側の力(フランスのアルストム)のほうが強かったのだと思いました。


a0079741_2350215.jpga0079741_23493226.jpgこの「鉄分補給」日帰り温泉旅行から戻った後、以前行ったことのある明洞(ミョンドン)エリアにある食堂に行きサムギョプサルを食べました。サムギョプサルは私の好きなメニューの一つではありますが、どういうわけか今回は肉の厚みと脂身の多さに驚いたのか私はあまり食べられませんでした。他の2人はおいしそうに平らげていましたが…。

一旦宿に戻り、案内してもらったお礼にということで日本から持ってきた「鉄道ファン」1月号を手渡し夜の8時半頃友人と別れました。予定ではこの後汗蒸幕(ハンジュンマク)とアカスリに行こうかと思っていたのですが、かなり疲れてしまったので部屋でゆっくりして明日に備えることとしました。


<3日目>

この日私はどういうわけかトンカツの夢を見ました。先に起きていた友人に、起きるや否や「ついこの瞬間までトンカツの夢を見ていたんだ。トンカツを2切れ揚げたんだけど、そのうち1枚は黒ゴマペーストが衣に練りこんであって灰色をしていたんだ。揚がったトンカツをザクザク切っていて、ちょっと細く切りすぎた、と後悔した瞬間に目が覚めた。何で食べてから目が覚めなかったんだ…。」と訳のわからないことを言って朝を迎えました。彼女は笑って聞いてくれていましたが、「変わったことを言う人だなぁ」と改めて思ったかもしれません。いずれにせよ道中何を話しても快く聞いてくれる彼女のお陰で今までの旅行は楽しく過ごせています。どうもありがとう。ちなみに韓国でトンカツは典型的な日式(日本料理のこと)の一つですが、韓国語では「トンカス」と言うみたいです。おそらく「ツ」の発音が韓国語と相性が悪いからだと思います。別にトンカツが食べたかったわけでもなく、むしろ前の日のサムギョプサルで「豚の脂身はもう結構」と思っていたくらいなのに、どうしてだろう?夢の内容とその人の潜在意識には深い相関があるようですが、それにしても何でトンカツなんだ??ちなみに、黒ゴマペーストを衣に練りこんだトンカツは今までに作ったことも食べたこともありません。一体どんな味がするんだろう…。

気を取り直してシャワーに入り着替えた後、荷物をまとめ10時にチェックアウトしました。ロビーではこの日に約束していたケネディスクール時代の同級生の女の子が私達を待っていてくれました。彼女と会ったのは1年半ぶりくらいだと思います。彼女は私より1年早く卒業し、去年の夏からワシントンDCにあるNPOで働いたりしていたようですが、今は韓国の国際協力団体(日本でいうJICAみたいなところ)でリサーチの仕事をしています。去年彼女がワシントンDCに引っ越す前はお互いボストンにいて割と時間があったので、旅行をしたり食事に行ったりと頻繁に遊んでいました。

a0079741_23514460.jpga0079741_2350482.jpgまずリクエストしていた昌徳宮(チャンドックン)にタクシーで向かい、1時間半ほど中を見学しました。中は非常に広く、基本的にガイド付きツアーでないと回ることができません。毎週木曜日だけは自由観覧ができるそうです。言語は韓国語・日本語・英語・中国語の4種類あり、我々は10:30スタートの日本語ツアーに参加しました。連休だったからだと思いますが、かなりの人数に驚きました。昌徳宮は李氏朝鮮時代の宮殿で、王族の住居や執務場所などの建物が敷地内に多くあります。戦災などで焼けた後再建された建物も多いものの、建造物および庭園は素晴らしく、2.5キロ歩く一般ツアーでも盛り沢山の内容でした。敷地をくまなく歩く特別観覧は4~5キロほど歩くため、半日くらいつぶれてしまいます。ツアー終了後はさすがにおなかがすき、その後仁寺洞(インサドン)まで歩き餃子入り海鮮鍋とパジョン(チヂミ)を食べました。

a0079741_23562469.jpga0079741_23521717.jpg食事後引き続き仁寺洞の雑貨やオミヤゲの店が並ぶ通りを歩きました。ここにはお店だけでなく韓国のお茶を出す喫茶店もたくさんあります。そのうちの一軒に入ったのですが、ちょっと高くてビックリ!だってお茶が6500ウォン(700円くらい)もするんだもん!昨日長項で食べた食事は4000ウォンだったのに…。オミヤゲ屋は日本語の通じるところが非常に多く、ボケッとしていたら日本語で話しかけられます。韓国人から見たら、外見が似ていても日本人ってわかるんだと思います。私達が日本で韓国人がいたら割とすぐわかるように。

その後仁寺洞から鐘路(チョンノ)方面へ歩き、途中本屋に入りました。大手の本屋らしく日本語の本も置いてあったのですが、何だこのセレクションは…(画像をクリックして拡大すれば本のタイトルが見られますのでご覧下さい)。日本人として大ショックでした。外国にある日本の本屋は在外日本人向けのことが多く、並んでいる本も日本でそのときに売れている本と割と同期していると思うのですが、これは明らかに日本で売れている本とは相関がないように見えます。それだけ日本語のできる韓国人が多くて、その人達はこういう本を読みたがるということだと思いますが、何か複雑な気分になってしまいました。

乙支路入口(ウルチロイプグ)で彼女と別れた後我々は宿に荷物を取りに戻り、再び地下鉄で金浦空港に向かい帰国しました。


<オマケ> 韓国で見たちょっと変わったものの写真を載せておきます。

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by coast_starlight | 2007-11-25 23:56 | 旅行


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