2006年 08月 19日 ( 1 )

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その3)

a0079741_6114466.jpg前回の診察で歯の奥に何かが入っているということがわかったことを受け根管手術をやり直すことになり、水曜日に根管治療専門医のところへ行ってきました。事前に処方された薬(内服薬+うがい薬)を近くのドラッグストアに買いに行き、そのうち指示された2種類を手術日の2日前から使い始めました。ラベルをよーくみて気づいたことは、実際に処方された薬そのものが出てきたのは5種類中1種類のみで、あとは全て同機能品というか、ジェネリック(後発医薬品)でした。日本でもジェネリック医薬品が少しづつ普及し始めているようですが、処方箋のチェック欄に根本的な思想の違いを感じました。こちらの処方箋では、ジェネリックによる代替不可の場合のみ処方箋のチェック欄にチェックするのですが日本はその逆。「後発医薬品への変更可」だとチェックする、つまりチェックしていないと変更できないというフォーマットなのだそうです。「これじゃ医者がチェックするのを忘れたら、あるいは嫌がったらダメだな、力関係が逆になっている」と思うと同時にあまりジェネリックの普及に本腰になっていないのかなと思いました。…ところでその処方された薬を手術前から飲み始めたものの何か具合が悪い。後でわかったのですがこれは抗生物質によるアレルギー反応だったようです。抗生物質でアレルギーが出たのは生まれて初めて。まいったなぁ…。

a0079741_6132699.jpg当日午後3時の予約の1時間半前から30分おきに飲むようにと指示された薬を飲み始めると、何だかボーッとしてきました。これは麻酔を打つ前段階の薬だったようです。予約時間にクリニックにたどりつくとしばらく待ち時間があり、その間待合室に置いてあったビジネスウィークを読むも何を読んだかは記憶にありません。呼ばれて診察室に入ると先生が何か歯の周りにポツポツと垂らしているような気がしました。今から思えば何か刺していたのかもしれませんが見えないのでわかりません。そうこうしているうちに麻酔が効いてきて左前歯の周りがしびれてきました。その頃には既に手術は始まっていたらしく、私の口の中を先生がいじくっているなーと思っていたら「君の歯の奥に入っていたものがとれたよ」と言って8年前の治療の際に紛れ込んだと思われるものを取り除いてくれました。手術自体は麻酔を打つ時間を入れて30分くらいであっけなく終了し、後で例の除去物を見せてもらったのですがこれにはビックリ!1センチくらいの細いドリルの先端のようなもので、これが8年も私の歯の奥に入っていたのかと思うと絶句。そりゃ時々疲れたときなどに歯が痛くなったり違和感を覚えるわけだ。今まで歯科検診に行っても当然見つからず、詳細レントゲンを撮ってやっとわかったのだから、思えばここにたどり着くまでの道のりは長かった…。先生にも「これは珍しいケースだ」と驚かれる始末。大学で教鞭をとっておられる先生は、早速事例として使いたいようでした(おいおい…)。後で気づいたのですがこの30分の間に先生は麻酔を打ち私の歯茎を切り開いて例のモノを取り出し縫合してという作業をやってのけたというのはすごい!縫い目もうまくできてるし(鏡で確認済)。腕は確かなようです。

a0079741_6171267.jpg会計の際に痛み止めと新たな抗生物質の処方箋をもらい、その後事前にお願いしておいたホストファミリーのおじさんに迎えに来てもらい途中でドラッグストアに寄り薬を買って帰りました。この新しい抗生物質は何と6錠で60ドル!しかも、「1日目はこれ、2日目これ」という感じで誰にでもわかるというパッケージが特徴的。前のやつは28錠で12ドル!値段が違いすぎる…。ちなみに今回の治療では、この1本の歯の根管手術だけで合計3回の診察+薬代で15万円くらいかかる見込み。幸い私の場合は入っている保険で全額カバーされるのですが、前の歯医者がドリルの先端を私の歯の奥に残さなければこのお金はかからなかった可能性が高いわけですし…何か腑に落ちません。仮に日本で同じ治療を15万円で受けたとしたら私の負担額はその3割の45,000円!1回温泉旅行に行けるじゃない!

というわけで、今私の左前歯には黒い糸で3針縫ってある歯茎が光っています…。今度の水曜日に抜糸に行くのですがそれまではあまり口を大きく開けて笑わないほうが良いようです。なので私にそれまでに会って無表情だとしても是非お許しを! (つづく)

<追伸>
エアーグリーンランドグッズがあたるプレゼントコーナーへ是非ご応募下さい。応募者が少なくてちょっと寂しいので少しでも興味のある方は是非!
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by coast_starlight | 2006-08-19 06:23 | 日々の出来事