2006年 10月 23日 ( 2 )

<旅行> グリーンランド/イルリサット

9月に買い換える前に使っていた、古いパソコン中のデータを整理していたら、夏休みに行ったグリーンランド旅行について書いたものがありました。前回からだいぶ時間が経っていますが、是非お読みください。

<旅行日程> 7月26日(水)~8月10日(木)
7月26日(水) 夜、ボストン出発
7月27日(木)~7月29日(土) アイスランド
7月29日(土)~8月2日(水) デンマーク
8月2日(水)~8月4日(金) グリーンランド/カンガルーサック
8月4日(金)~8月8日(火) グリーンランド/イルリサット(今回)(家庭訪問含む)
8月8日(火)~8月10日(木) スウェーデン/マルメ

a0079741_90612.jpg旅行記として順序は前後しますが、グリーランドに来てカンガルーサックに滞在したあとイルリサットへ移動しました。ここは北緯67度、思いっきり北極圏です。カンガルーサック空港からプロペラ機で約45分で到着します。首都ヌークに次ぐ第二の都市で―といっても人口5000人くらいなのですが―主な産業は水産業と観光のようです。グリーンランドで氷河を見るにはこの町に行くのが現実的な選択肢らしく、氷河見物が目的の観光客が他にも何人かいました。「現実的」というのは、他の町や集落に行っても大して何もないのと交通費がかかりすぎるのとで割に合わないという意味です。観光できる場所の最北端は北緯80度近くにあるカーナーク(Qaanaaq)という集落なのですが、ここにいるのはほとんどが基地(デンマーク軍と米軍の共同基地がある)関係者で、あと現地の人が300人位住んでいるだけだそうです。「カーナークに観光に行く人はいるのか?」とガイドの人に聞いたところ「週に10人くらいかな」という答えが返ってきました。やっぱり、いるんだ…。



a0079741_923223.jpga0079741_9222326.jpg イルリサットは氷河見物で有名な町で、ここでは陸(ハイキングツアー)・海(クルーズ)・空(ヘリコプターツアー)から氷河を楽しむことができます。今回私はハイキングツアーとクルーズに参加しました。ヘリコプターは値段が高いのと、将来誰かと来たいなーという願望のもと「次」にとっておきたかったのでパスしました。気温は真夏でも5~10度くらいで、真冬の装備が必要でした。特に船は風を切って進むので外で氷河を眺めようと思うと寒いのをこらえなければなりません。カメラを持つ手はかじかむし、風が顔にまともに当たって冷たいしで、氷河見物の環境は結構厳しかったです。でもこの寒さに耐えることの引き換えにキレイな氷河が楽しめるのだと思ってガマンしました。いざ氷河を目にするともう言葉が出ません。すべてはこのためにお金と時間をはたいて来たのだと実感しました。

a0079741_917597.jpg滞在2日目、ここの町から船で1時間くらいのところにあるイルマナックという集落へ行くツアーに参加しました。ツアーのポイントは集落のあるアルナさんという方のお宅を訪問し、アザラシの肉でつくった昼食を頂きながらいろいろ話が聞けることです。アルナさんはもともと漁師だったそうですが、今はこの集落にある学校の先生をされているそうです。英語は独学で勉強されたそうですが、非常に上手でビックリしました。このような家庭訪問(観光ツアーの一環ですが)の場数を踏むことが英語学習の場になっているのだそうです。ところでこの集落は本当に小さくて、車道すらありません。そこでもいろいろ質問してみたのでQ&Aを再現してみたいと思います。

Q:グリーンランドの氷って解けていると思いますか?

A:そうだねぇ、昔は真冬海が凍って氷も十分厚かったから車で町まで出ることができたんだけど、今はそこまで厚くないからヘリコプターを利用しなければならない。だけどあまり凍らない分漁に出ることができるからそれはそれでいいかもしれない。

Q:お子さんが4人いらっしゃるそうですが、ここの集落には病院はありません。どこで出産されたのですか?

A:出産の際はヘリコプターと飛行機で首都のヌークまで行っていた。出産予定日の4週間前に移動し、病院で過ごした。費用は全て政府から出る。

Q:それじゃあ4回もヌークまで移動して1ヶ月以上出産のために滞在されたのですか?大変じゃなかったですか?

A:でも子どもは年が離れているし(確か11歳・8歳・4歳・6ヶ月)そんなに大変じゃなかったよ。

アルナさんご家族も、ある程度の文明的な暮らしを享受しながら厳しい気候に耐え、この小さな集落で不便ながらも幸せに暮らしていらっしゃるなと思いました。アルナさんご家族に限りませんが、私が思ったのは、グリーンランド人は良くも悪くも純真(ナイーブ)だということです。イルリサットからコペンハーゲンへ戻る飛行機の中でデンマーク人の通信関係の技術者の方と隣の席になったのですが、デンマーク人の感覚からするとやはりグリーンランドを「支えてやってる」という感じみたいです。家庭訪問の回でも書きましたが、グリーンランド人が仮に独立したとしても、リーダーシップをとって国をつくっていける人がいないと言われていたのが印象的でした。グリーンランドには大学が1校しかありませんし、これも教養学部に近い大学だそうで、医学や法学といった専門分野を持とうとするとデンマークに行き勉強するしかないそうです。国民を教育する場がない状態から国を作っていく力が今のグリーンランドにあるのかというと…たぶんないと思います。

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イルリサットに来ている間は、正直言ってヒマでした。旅行代金に朝晩の食事が含まれているのでホテルのレストランで食事をし、オプショナルツアーに数回参加し、それ以外はホテルを出て町をブラブラ歩く…といった過ごし方をしていました。町も2時間もあれば全部歩けてしまいますし…。これだけ時間があるとプロクラスティネーションし放題。本当にいろんなことを考えました。おまけに、夜寝る前などは暗くならないことと、頭の中が勝手に考え事を始めてしまうのとで不眠状態でした。何を考えていたかは、いろいろノートにまとめてあるのでそれを整理して少しづつ書いていきたいと思っているものの…すいません、なかなかできなくて。


※氷河ツアーや町の様子などの動画をYouTubeにアップロードしてありますので是非ご覧下さい。(http://www.youtube.comにアクセスし、cstarlightで検索してください)
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by coast_starlight | 2006-10-23 09:41 | 旅行

<私のはなし> どうやって体重を維持するか

幸いなことに私の場合、身長の伸びが止まった高校生の頃から現在まで、だいたい同じ体重レベルを維持することができています。もちろん波はありますが、数ヶ月単位で見ると当時の体重±2キロの範囲で推移していると思います。日本人女性の基準でいうところの中肉中背というやつだと思います。

しかし、そんな私にも一時体重が増えた時期がありました。大学に入り初めて一人暮らしをするようになり、好きな食べ物を好きなだけ食べられる環境のせいもあり、大学1年の時は体重が4~5キロ今より重かったのです。もともと食べることが好きな"live to eat"な性格だし(過去の日記を参照ください)、ポテトチップスやアイスクリームといったジャンクフードが大好きだったのが災いしたのは明らかでした。お酒もまあ飲めるほうなので同級生と飲み会の際、自分の飲み食いの量が多かったこともあると思います。母に「体全体が見える鏡を買いなさい」と言われて買ったりその日に食べたものを記録したり水泳に通ったりとあれこれしたのですが一向に体重は減らず、どうしようと困っていました。

ところがそんな私に大学2年生か3年生のある日、こんな考えが脳裏をよぎりました。

「ちょっと待てよ。私の体は1つ100円のアイスクリームやポテトチップスで大部分が構成されているってこと?そんなの絶対イヤだ!!自分の体はもっと価値があるってば!!」

何がきっかけかは不明ですが、突然自分の体を輪切りにしたらその中にアイスクリームやポテトチップスが詰まっている光景(マンガみたいですが)を頭の中で想像してしまい、安っぽい食材で自分ができていると思うと急にこれらに対する食欲が失せたのです。健康に良くない云々といった薀蓄よりもこういうビジュアルなイメージは本当に効きます。その日を境に食欲は普通になり体重も自ずと減り、今のレベルに落ち着きました。今でもお菓子は時々食べますしアイスクリームも家に常備してありますが、そんなに頻繁には食べないし一回に食べる量も適量だと思います。

ただこの考え方で体重が減ったのは私が当時学生だったからで、お金があって美食家で高級食材を食べている場合は良いという論理ともとれ、この場合は必ずしも体重減にはつながりません。大事なのは自分の肉体を好きになり、プライドを持つことだと思います。自分の肉体が好きでいられれば、自分のベスト体重(必ずしも世間一般でいう標準体重とは一致しなくてもよいと思います)を維持することができるのではないかと思います。体重を減らしたいと思っている人は、「今の肉体でいる自分を好きかどうか」をじっくり考えてみて下さい。本当に好きでいられるなら健康に問題がない限り無理に体重を減らす必要はないでしょうが、「まいっか」と思っている人はたぶん自分の肉体を本気で好きになっていないと思います。食べる量を減らすとか運動するとかという行動はあくまで手段であり、要は自分がどう在りたいかだと思います。その自分に対するイメージがはっきりすれば、仕事が忙しいなどで一時期体重が増える/減る時期があっても長期的に見ればベスト体重を維持することができるというのが私の考えなのですが、いかがでしょう??もちろん妥協は必要ですよ。すらっとした体形は私はとうの昔に諦めていますから…骨格が太いから仕方ない。


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そうはいっても、今いる環境だとレストランの食事は脂っこくて塩分高いし、意識して日本食を食べるなり努力をしないと体重維持(だけでなく健康管理)は難しいと切に思います。昨日誕生日を迎えましたが、年を経るにつれ体重維持が難しくなるのかな…。今のところそうは思いませんが油断は禁物ですね。ああやだやだ。
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by coast_starlight | 2006-10-23 01:18 | 私のはなし