2006年 10月 29日 ( 1 )

<日々の出来事> ハーバード松下村塾(ボーゲル塾)

昨日、ハーバード松下村塾(ボーゲル塾)の第2回ミーティングがありました。ハーバード松下村塾とは、ハーバード大学名誉教授でありアメリカにおける日本研究の権威でもあるエズラ・ボーゲル先生の元に日本人学生が集まり、日本のより良い将来のために役立つ勉強会を行おうという趣旨で10年ほど前にできたものです。昨年度は参加していなかったのですが、今年は参加することにしました。今年いっぱいボーゲル先生は海外での研究活動をされているということで先生のご自宅でのミーティングは来年からなのですが、その間にある程度まとまりのあるものを、ということで月1~2回集まりテーマ決めやプレゼンを今年中は行っていく予定です。

第2回の集まりでは、政治・経済の2分野に分かれ、その中でさらに2つのテーマに分かれた合計4グループをつくることを確認し、それぞれのグループメンバーが全体テーマと本人のやりたいテーマの落としどころを見つける作業が主だったと思います。私は経済分野のうちの格差問題を扱うグループに入ることになりました。もう一つのグループで日本産業の国際競争力を扱うことになったのですが、とりあえず今まで経済大国としてやってこられた日本の屋台骨が揺らいでいるという問題意識を個人的に持っており、その大きな原因が格差問題であると思っています。ただ一口に「格差問題」といってもフリーター・ニート問題/正規社員と非正規社員間の所得格差/都市・地方の格差などあらゆる側面があり、マスコミ報道や既存の議論はこれらをかなりごちゃまぜにして議論している感が否めません。それらの問題を可能な限り整理し、何か有益な対応策を提案できればと思っております。ここでの成果物が日本の政策に直接反映される仕組みがある訳ではありませんが、この勉強会に参加しているメンバーの多くが官公庁や日本の政策形成に何がしか関わるところから来ているということを考えると、長期的にはここでの成果物およびそこにたどりつくまでのプロセスは日本を変えるのに少なからず役立つのではないかと思います。

ところで、私にとってこのような①メンバーが皆同じ立場(フラットな組織)、②メンバーが全員日本人、という組織での勉強会というのは大学時代に2年ほどいた模擬国連サークル以来で非常に新鮮でもあります。というのも会社で働いていた頃は上下関係がはっきりしていましたし、何かでプロジェクトチームを組んだとしても年上・年下あるいは入社年度のくくりで無意識のうちに本人が上下関係を感じていたと思います。ここでのメンバーの多くは年齢不詳(見た目で年上・年下がなんとなくわかるというのはありますが…)で、学校の授業とは違い日本語で議論するからか(どうしても英語より日本語のほうが言いたいことを伝えやすいというのはあると思います)、議論の深度が違うような気がします。昨年グループに参加していた人によるとメーリングリストでもかなり白熱した議論が展開されていたようですが…いろいろな意味で楽しみだったりします。
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by coast_starlight | 2006-10-29 00:04 | 日々の出来事