2006年 11月 20日 ( 1 )

<日々の出来事> 発表会

昨日は、ボストン界隈の日本人を対象にした発表会で発表をしてきました。私の専門分野である鉄道車両に関して、技術的な話と海外プロジェクトの話をしてきました。この発表会に来られる方の特徴としては、専門外だが頭のいい方が多いと言えると思います。従って基本から説明しつつも飽きさせないよう考えて準備したつもりです。誰かが私の断りなく勝手に自分の日記で宣伝してくれたものだからそれがさらにプレッシャーをかけ、金曜日の午後から土曜日の発表直前まで家でひたすら発表の準備をしていました。学校の授業に関係ない作業としてこれに加えて前日ボーゲル塾での発表もあったので、今週は本当に大変でした。

a0079741_023126.jpg鉄道技術に関する第1部は電車と気動車の違いに始まり、動力集中方式と動力分散方式の違いやMT比の話、騒音・環境対策など割と盛り沢山の内容だったと思います。あとで幹事の一人(文系の方)から「情報が次から次に入ってくるので消化するのに苦労しましたー」と言われてしまいましたが、確かに理系の知識が全くないと多少難しかったかもしれません。例えば直流車と交流車の説明をするときに、直流と交流の違いを表す図解(直流はまっすぐ、交流はサインカーブを描くグラフ)から入ったりと、私なりに最善を尽くしたつもりなのですが、やはり限られた時間だと限界があります。参加者の中にどれだけ鉄道ファンの方がおられたかはわかりませんが、その人達の欲求を満たしつつも素人にもわかりやすく説明するというのは至難の業だったと思います。(そもそも、彼らの欲求を満たさなければならないのかという別の問題があるとは思いますが、それはさておき…。)海外プロジェクトに関する第2部は、「中国が最近ナイジェリアで鉄道建設プロジェクトを受注したりとアフリカに援助攻勢をかけているのは、原油の調達先を求めるだけでなく台湾との断交や中国承認への外交的圧力をかける意味もあるそうだ」という最近の報道について話したり、プロジェクトの入札が発表されたらどういう流れで応札するかといった話をしました。技術の話とそれ以外の話というバランスを考えて話す内容を決めたつもりですが、どこまで楽しんでいただけたかどうか…。

発表自体は、まあまあの出来だったと思います。内容面では、可能な限り体系的にまとめることができ、手前味噌ですが自分が新入社員のときこういう話をしてくれる人がいればその後の仕事がだいぶ楽になったのに…と思いました。しかしプレゼンテーションの質という面では、自分への記録用に録音したものを聞きなおすと「えー」とか「あー」とかいう意味のない間を持たせる音が多く入っていて、まだまだ改善の余地は大きいと思いました。

発表会終了後懇親会に行ったのですが、座席が詰めて配置されていたというか、一旦座ったら動き回れるような場所ではなかったのであまり多くの方とお話できなかったのが残念でした。いろいろ発表の印象を聞いてみたかったですー。発表に来てくださった方で昨日お話できなかった方へ: 今後何かのイベントでお会いした際にでも是非感想を聞かせてください。発表する側になってわかったのですがとっても気になりますので。
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by coast_starlight | 2006-11-20 00:27 | 日々の出来事