2008年 04月 15日 ( 1 )

<話のネタ> ラブリーなシチュエーションとは

ロンドンで生活するようになりしばらくが経ち、イギリス英語にも少しづつ慣れてきました。アメリカ英語とは発音・イントネーション・言い回しにおいて異なる点が多く、初めのうちは相手が何を言っているのか分からずあたかも英語初心者みたいに何度も聞きなおしていました。さすがに2ヶ月近くが経ちだいぶ聞き取れるようになってきましたが、やはりアメリカにいるときよりも神経を使います。そんな中どうしても慣れない表現の一つにラブリー(lovely)があります。普通に考えると愛らしいとかいう意味なのでしょうが、こちらにいるとそういう思い込みがあると「!?」となり調子が狂います。例えば以下のようなシチュエーションが「ラブリー」なのだということが最近わかってきました。

<仕事の場で>
「次の会議はいつにしますか?私は火曜日の午後が空いていますが。」
「私も火曜の午後で構いません。」
「ラブリー。じゃあそうしましょう。」

<道を聞かれたとき>
「地下鉄の駅まではどのように行けばよいですか?」
「あの通りをまっすぐ行って、突き当たりを左に曲がれば駅ですよ。」
「ラブリー。どうもありがとう。」

辞書を引くと「結構な(fine)」という意味もあると書いてあり頭では理解できるのですが、特に男の人がラブリーを連発しているのを聞くとどうも「う~ん」と一人心の中でうなっている自分がいることに気づきます。またどういうシチュエーションがラブリーなのかを突き詰めて考えると、どうやら「自分にとって都合がいい」状況を指すようです。先に挙げた二つの例はいずれもそれに当てはまりますし、もう一人がラブリーと言っていたらどうもそれはしっくりきません。

このラブリーという表現は英国人でも使う人と使わない人がいます。女性は普通に使っていますが、男性だと使う人と使わない人はおそらく半々くらいかなぁ…。私の職場の英国人スタッフを例にとると、男性でも物腰が柔らかい感じの人は連発しているけど元軍人のスタッフは使っていないとか、やはり傾向はあるような気はします。ちなみに、日本人がラブリーを使うのは結構難しいと思います。使ってるシチュエーションが正しくても何となくイヤミったらしく聞こえるというか…。他に日本人がいればなおさらです。というわけで私はどうも恥ずかしい気がして使っていません。うまく使えるようになればアメリカ英語とイギリス英語の両刀使いへの道に一歩近づくのかもしれませんが、まだまだ道のりは遠いようです。
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by coast_starlight | 2008-04-15 07:23 | 話のネタ