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<旅行> グリーンランド/カンガルーサック国際空港

a0079741_104636.jpga0079741_1313643.jpgグリーンランドの玄関口となる空港はいくつかありますが、ジャンボジェットが発着できる空港はここカンガルーサックともう1箇所しかありません。カンガルーサック国際空港は西グリーンランドにある各空港への発着拠点です。首都ヌークにいく場合もコペンハーゲンからまずここへ飛び飛行機に乗り換えます。カンガルーサックがわずか人口500人足らずの村(というか集落?)ですが、ここに国際空港があるのには地理的条件からだと言えるでしょう。天候が良く欠航がほとんどない、加えてジャンボジェットが発着できるスペースを確保できるとなると広いグリーンランドとはいえそうそう場所はありません。またここには以前米軍基地があったことも関係していると思います。ちなみに私が搭乗したコペンハーゲン発カンガルーサック行きの便(エアバス330-200)はほぼ満席!グリーンランドに移動する人の需要がそんなに多いのか!と改めて驚きました。

東グリーンランドであればアイスランド経由でいくことができ、ボストンからだとそっちのほうが断然近いのですが、「単にグリーンランドに行ったという事実をつくりたいだけなら東でもいいけど、本当のグリーンランドを見ようと思ったら西に行くべき」という旅行代理店のお兄さんの口車に乗せられた私は(?)、あえてコペンハーゲン経由でグリーンランドに行くことにしたのでした。余談ですが、グリーンランド旅行をしようとするとまず旅行代理店を探すのが大変です。アメリカでも数社しかありません。今から思えばデンマークの会社に直接コンタクトしても良かったかも、と思います。

ここカンガルーサック国際空港について特筆すべき点は、空港に隣接したホテルへのアクセスのよさかもしれません。発着ロビーに着いて右を向き15秒ほど歩くともうそこはホテルのフロント!こんなに空港アクセスの良いホテルを今まで見たことがありません。ホテルのフロントからも階段を登ってしばらく歩けば部屋にたどりつきます。それだけ空港が小さいということなのですが、それでも国際空港として必要な設備は一通り揃っています(当然か)。

a0079741_181042.jpga0079741_195950.jpgカンガルーサックでは大してやることがありません。唯一楽しいのがアイスキャップツアーです。これは、オフロード用バス(MAN社製)に乗って氷河のある内陸部に入っていき、氷河の上を歩くというツアーです。このツアーのポイントは空のペットボトルを持っていくことです。氷河の上にできている小川から水をとって飲んだときの感動は言葉では表現しづらいです。口の中でフワッとひろがるまろやかさに加え少し甘みがあって、「こんなにうまい水がこの世の中にあったのか…」としばし呆然としていました。「グリーンランド氷河の水」で売ったら売れるかな?と考えてしまいました。でもこういうのってその場の雰囲気で飲むからおいしいのかもしれないので、普段の生活環境で飲んで果たしておいしいのかどうかは何とも言えません。

a0079741_131598.jpga0079741_153892.jpgアイスキャップツアーに加えて次の日マウンテンバイクを借りてサイクリング+ハイキングに出ました。ある山に登ったのですがそこにたどり着くまで自転車をこぎ、途中から歩いて登ります。自転車をこいでいる間はガタガタ道を走らなければならずお尻が痛かったです。でも道中誰もいなくって広大な土地をまるで一人占めした気分でした。また、山といっても何せ木が生えていないので非常に見通しが良く道に迷うことはまずありません。とても気持ちよかったです。私が登った山はそんなに高くなくって、雰囲気としては大文字山登山といった感じでした。唯一苦労したのは蚊が多いことです。蚊よけのスプレーをケチって買わなかったからですが、本当にうっとうしかったです。

冬にはオーロラが見られることでも有名なこの場所ですが、基本的に何もないところなので大体の人は乗り継ぎのため1泊して通り過ぎていきます。私はたまたま2泊滞在しましたが面白い経験をすることができよかったと思います。

☆プレゼントコーナー☆ (締め切りました…ご応募ありがとうございました)

a0079741_1182342.jpga0079741_1184724.jpg下記エアーグリーンランドオリジナルグッズ(超レアもの!?)を各1名の方にお送りいたします。
① エアーグリーンランドプロモーションDVD
② 模型(12センチ)+トランプのセット

ご希望の方は、coast_starlight@excite.co.jpまで、タイトル「プレゼント希望」と書いた上で、
・お住まいの場所(国・場所)
・このブログの感想(このコーナーが良かった/悪かった、あのコーナーのコメントはちょっと納得いかない、など1行でも構いません)
・ご希望商品
を書いたメールをお送り下さい。グッズをお送りする方には折り返しこちらからお名前と住所(送付先)をお尋ねするメールをお送りいたします。(頂いたメールアドレスはこの目的以外には使うつもりがないことをここでお約束いたします。)こんなコーナーつくっても応募してくる人がいるのかなぁ…ちょっと不安。というわけでご応募お待ちしております。
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by coast_starlight | 2006-08-14 01:34 | 旅行

<旅行> ぬいぐるみのモチーフ

ぬいぐるみというと動物と相場が決まっているように見えますが、こういうものもあります。

昨年夏カリフォルニアを旅行したとき、こんなものを見つけました。ひえー。

で、この前の旅行で最後少し滞在したスウェーデンではこんなものを見つけました。スウェーデン人がデザインするとこうなるんだ…。

いずれも、子供への教育に役立つかもしれません。将来そのときがもし来れば(?)是非購入したいと思います。
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by coast_starlight | 2006-08-13 10:34 | 旅行

<旅行> グリーンランドで家庭訪問をする

さて今回のグリーンランド旅行についてですが、時系列で書いても面白くないので現地であった各種ツアー・イベントについての話を少しづつ書いていくことにします。というわけでまずは冒頭にあるように家庭訪問の話から。

a0079741_2342467.jpg今回私は西グリーンランド(カンガルーサックKangerlussuaq・イルリサットIlulissat)の2箇所に行ってきました。家庭訪問は、イルリサットの町で頼んだオプショナルツアーの一環です。訪れた家はおそらく普通のグリーンランド人家庭に近い、その中では少し裕福なほうの家だったのではないかと想像します。昼の3時からコーヒーとお菓子を頂きながら50代後半のおばさんと通訳兼ガイドのお姉さん(この2人がデンマーク語で話し、お姉さんが英語に訳してくれる)と3人で話をしていました。グリーンランドって地図でしか見たことがなく、ましてやこんなところで暮らしている人の生活ぶりなんて全く想像できなかった私は、おばさんを質問攻めにしてしまいました。以下、Q&Aの一部をご紹介します。

Q: グリーンランド人の恋愛・結婚について教えてください。
A: 日本で言うお見合いのようなものはなく、すべて自由恋愛に基づく結婚。出会いの場所は学校や職場・友人の紹介などいろいろ。先進国と同じく初婚年齢は上がっていて、子供の数も減っている(でも日本よりははるかに多いと思う)。自力で結婚相手を見つけられないと、結婚相手を紹介するプロが存在しないのである意味辛いかも。デンマーク人(白人)との結婚も多く、別にイヌイットの純血を保たなければならないというこだわりはあまりなさそう。離婚だって普通にある。でも人口が少ない分世間が狭いから誰かが離婚するとその話はすぐに広まる。

Q: グリーンランドの教育システムについて教えてください。
A: 義務教育は11年間。それより上の学校に行こうとするとグリーンランドには3箇所しか学校がなく、イルイサットに住んでいる場合親元を離れなければならない。大学はヌーク(首都)に1校あるが学べる専攻は限られている。デンマークで学ぶ場合も含め教育費は基本的に無料。

Q: デンマーク語とグリーンランド語ってだいぶ違うようですが、2つ学ぶのは大変ではないですか?
A: 1979年に独立自治権を得てからはデンマーク語を学ぶのは必須ではなくなくったが、ほとんど全員が学ぶ。将来の高等教育を受ける可能性や職業の選択肢を考えるとデンマーク語ができないと後で困るのが現状。加えて7年生(日本の中1)から英語も学ぶ(アイスランドと似ている)。家ではグリーンランド語を使うし、職場でも地元の人ばかりだとデンマーク語を使う機会はあまりない。でもヌークあたりだと若い人はグリーンランド人同士でもデンマーク語で話していたりする。確かに2つの言葉はかなり異なるので大変だがバイリンガル教育を受けたからといってグリーンランド人としてのアイデンティティーが失われるといったことはないと思う。それにデンマーク語ができないと得られる情報の量が日常生活の上でも限られてしまう。
※ようするに英語を中学から学び始めても話せない…なんてお気楽なことを言っている日本(日本語だけで十分生活が可能)とは違ってバイリンガルにならないと生活に本当に困る、ということで切羽詰まっている度が高いのだと思います。

Q: グリーンランド人の平均寿命は?
A: 70歳前後?若くで亡くなる人も多い。死亡原因では漁での事故・自殺・がん(なぜか若い人でがんにかかる人が多いらしい)。
※グリーンランドで自殺者が多いということはデンマーク人の中でも知られている話らしく、どうやら原因は真冬寒くて太陽が昇らない中で生きることへの希望を失う人が多いからだそうです。この話は別のデンマーク人からも聞きましたが、心が痛みました。

Q: 物価水準は?
A: 冬は食べ物が空輸(港が使えない)されるので、500mlのヨーグルトが65DKK(≒1300円)とかキュウリが35DKK(≒700円)とかとても高くなる。
※確かにスーパーで売っているものは全体的に高かったです。


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a0079741_2542736.jpg今回感じたのは、グリーンランド人が今の生活水準を維持できているのは良くも悪くもデンマークの庇護のおかげだということです。独立自治権があるとはいえ、防衛・外交はデンマークまかせだし、デンマークからは補助金を含めた経済的支援や専門性の高い人材の派遣(医者など)による支援もあります。訪れた先のおばさんはグリーンランドは先進国と同じ水準だとおっしゃっていましたが、デンマークに住む人が払う25%の付加価値税(日本でいう消費税のようなもの)を免除されているし、それでいてデンマークから10億ドルの補助金を毎年得ています。これは人口1人あたり200万円くらいの額です。デンマーク人のガイドのお姉さんや他に話したデンマーク人の立場から見れば、グリーンランド人を自分達が経済的に支援してあげているという気持ちがあるのだなという印象は否めませんでした。確かにグリーンランドの主な産業は漁業と観光で、そんなに高度な専門的人材が必要とされている職業を受け入れる土壌(雇用機会)はあまりなさそうです。イルリサットは人口5000人くらいの町ですが(写真はイルリサットの中心部の交差点)、他にも人口が100人もいないような集落で自給自足に近い生活を送っている人たちも多数います。今回私が頼んだこのツアーには数十ドル払いましたが、それだってこの家庭にとっては貴重な現金収入源なのだと思います。

ガイドのお姉さんに、「デンマークにとってグリーンランドを持っておくことの意味は?」という質問をしたところ、「天然資源・防衛(北緯80度近くに基地があり、天候などの情報収集のための重要な拠点となっている)上持っておく意味があると言えるかもしれないけど、歴史的背景が大きいかな。グリーンランド人は独立したがっていると思うけど、無理だと思う。」という答えが返ってきました。また、技術的に独立は可能かもしれませんが、独立しても国を支えていく人材や収入源に乏しいから、仮に独立したとしても今の生活水準を保つのは不可能でしょう。

他にもグリーンランド旅行で考えることはいっぱいありましたが、まとめるのに時間がかかるので今回はこの辺にしておきます。これも再度修正するかもしれませんがとりあえず掲載します。
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by coast_starlight | 2006-08-13 02:56 | 旅行

from Greenland/Ilulissat

Ima watashiwa Greenland no Ilulissat toiu machini imasu.
Hokui 69 do 13 fun, omoikkiri hokkyokuken desu.
Kireina hyoga wo mankitsu shiteimasu.
Boston ni modoru nowa mokuyoubi no yotei desu.
Modottara nihongo de iroiro kakimasunode mata mitekudasai.
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by coast_starlight | 2006-08-07 20:48 | 旅行

<旅行> メイン州小旅行

数日前友人とゴハンを食べていたとき急に「明日からメイン州に行こう」という話になり、その日のうちにホテルと交通手段の手配を済ませ旅行することが決まりました。1日目夜にボストンを出発し深夜にポートランドのホテルに入り、次の日の朝から丸一日ポートランドと周辺を観光しようという計画です。

a0079741_22171269.jpgあれこれ悩んだ挙句選んだ交通手段は何とジップカー!ジップカーとは言ってみれば時間貸しのレンタカーです。大きいマンションや駅の近くなどに停まっていて、買い物などの用事に1時間9ドル(ガソリン・保険込)くらいで30分単位で借りられます。1日(24時間)借りる場合は70ドル弱と非常にお得です。車を持ちたくないけどたまに車を使いたい、という人にとっては非常に便利です。2000年6月にここマサチューセッツ州ケンブリッジで始まり、今はボストン以外にもニューヨーク・ワシントンDC・サンフランシスコ・シカゴなどの大都市や大学のある町に多くの車が配備されています。最近カナダのトロントにも進出したそうです。ちなみに創業者はハーバード大学(デザインスクール)にフェローとしていたこともあり、幹部にハーバードビジネススクールのMBAホルダーが何人かいるなどハーバードと関係が深かったりします。「電車で行こうよ」という私の提案は「不便だ」という理由でもう1人にあえなく却下され、彼女が「ジップカーはどうかな?」と言い出すのでレンタカーと比較検討することにしました。このときの考え方のポイントは、何に対してお金を支払うのかを正確に見極めることです(復習はこちらで)。

今まで大きな買い物に何度か使ったことはあるもののどちらかというと買い物や近距離の用事に使うというイメージがあったので、旅行に使うという発想はわきませんでした。というのもマイレージ制限があり、1日あたり125マイル以上(2日目以降は追加1時間につき15マイル)乗ると1マイルにつき30セントかかるため、長い距離を走る旅行だとレンタカーのほうが安い可能性が高いからです。ボストン~メイン州ポートランドまでは約120マイルあり、単純往復+そのほかの場所に立ち寄ることを考えると300マイルくらい走る可能性が高いです。仮に300マイル走ると仮定すると、

63+(300-125)×0.3=115.5ドル(+税金で120ドル強)

かかることになり、安いレンタカーを1日借りるのと変わらないあるいは高くつく可能性があります(定量的評価)。

<参考>あるレンタカー会社からコンパクトサイズカーを借りる場合
45(車の料金)+20(LDW)+12(LIS)+6(PAI)=83ドル(+税金で100ドル前後)
*これに加えてガソリン代がかかる(200マイルだと25ドル前後?)
*LDW(CDWともいう)/LIS/PAIはいずれも任意保険の名称です。任意なのでかけなくてもよいですが心配性の私はだいたい全部かけます。クレジットカードによってはレンタカー代をそのカードで払うとLDWやLISをカード会社がカバーする保険がついているのでその分節約できます。

しかし、レンタカー会社を利用するよりも

①車を借りるまでに面倒な手続きを経なくて良い(Web上で車を予約して終わり)。
②レンタカー会社を利用する場合窓口営業時間内に車を借りに行かなければならないのに対しジップカーだと24時間好きなときに借りて返せる。
③レンタカー会社の窓口が家の近くにないため、車を返した後家まで帰らなければならない分手間がかかるが、ジップカーは家の前に停まっているのでその分の手間が節約できる。

ということを考えると(定性的評価)ジップカーが楽でいいね、という結論に達しジップカーを使うことになりました。幸い次の日からも24時間車が空いていたので早速予約し、夜10時に出発することとなりました。

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a0079741_22162775.jpg私の家を夜10時に出発し、道に迷った挙句もう1人の友人のアパートにたどり着いたのが10時半ごろ、その後2時間ちょっとかかってポートランドの宿に着きました。次の日はポートランドの旧市街を歩きロブスターを食べたり、ビクトリアマンション(オススメ)や灯台といった名所にも立ち寄った後、アウトレットモールに寄って帰るという非常に充実した一日を過ごすことができました。


a0079741_22265930.jpga0079741_22152981.jpgポートランドの海沿いの桟橋にはなぜかベルリンの壁があり、そこで写真を撮ってしまいました。お昼はお約束のロブスター(今回はサンドイッチで)を食べ、夜にもエビを食べていました。


a0079741_22215056.jpg帰り道に寄ったアウトレットモール街にあったシーフードレストランの入り口には、何と生きたロブスターのUFOキャッチャーがあって驚きました。いけすに入ったロブスターの上にあのクレーンがあり、1回2ドルでチャレンジできます。何人か成功した人がいるようでポラロイド写真が貼ってありました。うまく捕まえられると料理してもらえるのだと思います(私はやっていない)。

メイン州はマサチューセッツ州とは比べ物にならないほど広く、ポートランドは州のかなり南のほうにある街なので今回の小旅行でメイン州がわかったなんて全然思っていません。でも何かボストンと比べて流れる時間がゆっくりというか、落ち着いた雰囲気がして私の得意なボーッとすることに向いていると思いました。今度は是非電車で行きたいと思います。

※ネタ切れしてきたので(ウソ)次回の更新はしばらく先になるかもしれません。御了承下さい。
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by coast_starlight | 2006-07-26 22:31 | 旅行