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<私のはなし> グランピー

子供の頃、マクドナルドで「スマイル0円」と書いてあったのを見たことがありますが、あれは今でもあるのでしょうか?

留学中、アメリカ人との付き合いで一番感じていたのは、「フレンドリーに接してくれていても、必ずしも相手が自分のことをフレンドだと思っているとは限らない」ということです。例えば、アメリカ人は基本的に人と目が合うとスマイルで返してくれます。これは、相手に対して警戒心を持っていないということを示すための目的もあるようです。従って、必ずしも相手が自分に対して好意を持っているとは限りません。なので私はどうも相手のスマイルを割り引いて見てしまうような気がします。こちらも可能な限りスマイルで返すのですが、腹の中では「う~ん、この人一体何考えているんだろう」と思ってしまうことはなくもなかったです。そういうときに一瞬しかめっ面をしてしまう自分がいます…う~ん、すぐに顔に出てしまうんですね。(もちろん、裏表のない素晴らしい人も留学中にはたくさん出会いましたが。)

私はスマイルが大の苦手です。アメリカに通算6年ほど住んでいたにもかかわらず、です。普段は淡々としているというか、笑っていることはあまりありません。私がニコニコしているのは大好きなイモムシさんやシロクマさんと戯れているときくらいかもしれません。たまにあまり自分のことを知らない人から「そんな暗い表情しないでスマイルでいなよ」みたいなことを言われると「何であなたに対してスマイルしなきゃいけないの」と思ってしまうくらいです。マクドナルドで働くのはムリですね。私が大ファンであるタイ人の友人ソポン君にも「初めて会った時はグランピーな人だと思ったけど、話しているといい人だということがわかった」とか言われたことがあります。ただ自分の名誉のために書いておくと、相手が信頼するに足ると思えばその喜びを満面の笑みに示して仲良くしたいという態度を示しますよ。もっとも私の場合、一般的に人と仲良くなるのに、時間がかかるみたいですが(これでも今やっている仕事は海外営業だったりします)。

ちなみに英語でグランピー(grumpy)とは「無愛想な、不機嫌な」という意味です。某女性芸能人の「別に」「特にありません」の態度はまさにグランピーそのものです。あれを見たときは、さすがの私もあんなことはしないな、と思いましたけど…。留学生活中、特に2年目は割と慣れてきて結構笑顔をつくることができるようになったのですが、最近自分の表情が単調だなと思います。機嫌が悪いわけではなく単に今まで通りに戻っただけなのかもしれませんが、仕事や日々の生活で考え事をすることが多いからかもしれません。

日本のことわざでも「笑う角には福来る」と言うし、ニコニコしているほうがいいのかもしれないんですがねぇ。頭ではわかっているんですけど、どうしてそういう自分がいるのだろうか?その理由を考えていると、またまた深刻な表情になってしまう…。

誰か、私を笑わせて下さい。
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by coast_starlight | 2007-11-12 23:41 | 私のはなし

<私のはなし> 気づきは突然やってくる

自分のことって、意外と自分でわかっていないような気がします。自分は何が好きで何がキライか、どういうことに心を踊らせ関心を持つのか…。その時には「何となく」好き/キライと思ったものでも、何年も経ってからその「何となく」の根拠が鮮明になり、「あ、そういうことだったのか!」と気づくこともあると思います。

例えば、最近自分のことで一つわかってきた決定的なことは、自分のことを「おまえ」と呼ばれるのが実はとってもイヤだということです。過去に付き合っていた人で私のことをそう呼ぶ人がいたのですが、その時はあまり深く考えていなかったものの、最後の最後で直感的に「この人とはダメだ」という判断をし別れました。その直感の根拠の一つがどうやら私の呼び方だったということが、別れてからだいぶ経った最近になってわかりました(それだけではないですが)。名前かあだ名(あれば)か「あなた」のほうがいいです。たかがそれくらいのこと、と思うかもしれませんが、私にとっては重要だったようです。振り返ると、男友達の中にも、私のことあるいは他の女友達、あるいは彼女のことを(少なくとも私のいる前で)「おまえ」と呼ぶ人は存在しません。今週末乗った飛行機で60代前半くらいの夫婦が隣の席だったのですが、男性が女性を「おまえ」と呼んでいたのが何か聞いていてイヤで、何でそういう自分がいるんだろう…と考えると納得がいきました。家の中ではいいかもしれないけど、飛行機や電車のパブリックスペースでは誰が聞いているかわからない、自分も気をつけなきゃ、と思いました。人によっては、自分が近い関係にあるという親しみをこめて「おまえ」と言っているつもりの人もいるのかもしれませんが、私はどうもそこは受け入れられないようです。もっとも、今の職場にも目下の人を「おまえ」呼ばわりするオジサンはたくさんいます。また関西では男性に「そんなんおまえ、…………、だからおまえ、………」という口調で、特に誰に向かってというわけでなくても文の切れ目で「おまえ」を挟む人がいます(中学の時の先生にもそういうオジサンは結構いたなぁ)。そういうのは自分個人に宛てられたメッセージとして捉えないので別に気にならない(というか無視する)のですが、もしこの人と自分が仮に対等な立場だったとして、プライベートで仲良くはなれないかも…と思います。

他にも私が気づいたことは、
・美術作品は現代のものよりもちょっと古い18~19世紀のものくらいがどうやら好きらしい
・インテリアは最近できている高級外資系ホテルに多いモダンなこげ茶色の色調よりも、ナチュラルテイストの木目調が好きらしい
・自分の好きな色は青緑っぽい色らしい
などいろいろあるのですが、いずれも旅行時自分がどういうところに行きたがる/自分がどういうものを買う傾向があるか、どういうホテルに泊まったときに居心地が良かったと感じたか、などなどを後から振り返ることによりわかってきたことです。こういうことがわかれば、以後の自分の行動予定にこういうことを反映させることにより、物事の素早い判断につながったり心理的負荷が減ったりするかもしれません。私の場合、自分に対する気づきを得ると一筋の光明がもたらされたかのような気分になり、ちょっと日々の生活にやる気が出てくることが多いです。

このような気づきを得るためには、乱読や気まぐれな外出・旅行をすることが必要かもしれません。ここで大事なのは、一人ですることだと思います。同行者がいると(相手にもよりますが)相手の行動・態度に対して自分がどういう行動・態度をするかという反応的な自分しか表面に現れてこないのではないかと思います。一人だと、自分がやりたくないことはあえてしないでしょうから、自分の傾向がよくわかります。私が一人旅をすると、朝は怠けてダラダラしてしまうことが多いです。同行者がいれば割と朝早くから活動を開始するものの、一人でいると「ま、いっか」と思ってしまいがちです。日々の生活でも、何か自分を鼓舞するものがないと一人ではキビキビと動けない自分の「ダレ癖」を実感する→「これじゃダメだ」と思ってちょっとがんばる→疲れて(イヤになって/飽きて)休む→はじめに戻る、の繰り返しです。

「気づき」はそのような日常に突然変異をもたらしてくれます。
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by coast_starlight | 2007-11-04 23:29 | 私のはなし

<私のはなし> 留学生活を振り返って

a0079741_745761.jpg引越しを控えドタバタしている本人に代わって、久々に登場のシロクマさんによる留学生活のまとめをお送りします。今回はボストン生活の最後を締めくくるのにふさわしい特別ゲストとしてロブスターさんにもご登場頂き、二匹による対談形式でお送りしたいと思います。


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シロクマ(以下S): 本人はこれで生まれて以来15回目、一人暮らしを始めてからは10回目の引越しらしいけど、5回目の引越し以来見てきて毎回思うのが何でいつも土壇場まで準備しないかということなんだよね。たぶんギリギリにならないと「いよいよだ」という気分が盛り上がらないのだと思うけど、毎回ドタバタしているのを見ていると「誰かがやってくれるだろう」という他力本願な気持ちが芽生えるのか、あるいは学習機能がないのかと思うよまったく。いや、今回はちょっとは余裕かましているかも。帰国一週間前からムービングセール始めた割には結構順調にモノが売れて行ってるんじゃない?

ロブスター(以下L): そうかもね。毎日いろんな人が家に来ていて、結構雑談してたりもするよね。全然関係ない分野の専門家もいたりするし、意外なところでの人のつながりがわかったりするし面白いかも。この前なんか日本文学の専門家が来て、「源氏物語全部読んだんですか?私の母もいつか誰かが読むかと思って瀬戸内寂聴の「源氏物語」全巻買ったんですけどたぶんまだ誰も読んでいないんですよー」とかムダ話していたし。ほかにも偶然同郷の人がいて地元の話で盛り上がったりとか。私もケープコッド(マサチューセッツ東部のリゾート地)で買われて以来この家でのベッドルームで生活してきたけど、会社員生活に戻ったら毎朝起きられるのかがちょっと心配かもね。本人は大丈夫だと言ってるけど。最初の2週間くらいは時差ボケが辛いと思う。あぁ、私もゆううつ。

S: 別にキミはいつ寝起きしてもいいじゃん。会社行くわけじゃないし…って僕もだけど。ところでこの留学生活、得たものはいろいろあるみたいだしそれは記事にも書かれているけど、そんな中で彼女が克服できたものは何だと思う?僕はそのうちの一つはタクシー嫌いの克服じゃないかと思う。タクシーに関しては、以前はケンブリッジ市内とはいえちょっと離れたところに住んでいたということもあったけど、パーティーとかイベントがあっても必ず終電までには帰っていたもんね。理由は、タクシーに乗るのがイヤだからだって。1年目は片手で数えるくらいの回数しかタクシーに乗っていなかったもん。一人じゃ大雪とかよっぽどのことがないと乗らなかったし。空港に行くときもどれだけ荷物があっても地下鉄とバスを使っていたもんね。タクシーが嫌いなのは公共交通より高いというだけでなくて、車両が汚いのに加えて密閉された空間だからなんだって。閉所恐怖症なんだろうね、たぶん。

L: MBTAのバスや地下鉄の車内だってそんなにキレイじゃないし、同じ汚いのだったら公共交通使うわ、なんて言ってたよね。公共交通のほうが開放感あるというのはわかる。後は公共交通を扱う業界にいるという変なプライドもあるみたいよ。ここにいる間もアムトラック(アメリカの鉄道を運営している公社)の列車に乗りまくっていたもんね。

S: それが今では自分で手挙げて乗ってるし。こっちは初乗りが安いから(2.50ドルくらい)短距離でも乗りやすいし、概して日本よりも安いみたい…って僕はこの部屋から出たことないから乗ったことないけど。

L: 日本に帰ってからが心配かもね。東京のタクシーの初乗りは確か今660円だったっけ。それに近々値上がりするらしいし。日本のタクシー車両はこっちのものとは比べ物にならないほどキレイだから、快適さも違う。東京都内でも乗っちゃっているじゃないかな。山手線内とはいえ場所によってはビミョーにJRや地下鉄だと乗り継ぎが多くなるところもあるし。

S: 日本にいたらいたでそれに合わせて暮らせるようになるとは思うけど、ロブスターさんのいうことも一理あるかも。

L: 留学生活の途中で引越ししたのも変化としては大きかったんじゃない?2年目は学校やボストン市内に近いところに住んだからパーティーとかあれこれイベントにも行きやすかったみたいだし、やっぱり物理的に近いことは何事においてもメリットだということがよくわかったみたい。あとはハーバードシャトルが使える地域だと夜のイベントの帰りもタダで家の前まで送ってもらえるし、行動範囲も広がったみたいだね。電話を受けるおじさんで態度悪い人がいるのが玉にキズだけどね。シャトルが来る前にもらう電話も "Be outside!" ってぶっきらぼうに言う人と "Please make your way out." って割と低姿勢で言う人と二人いるんだよね(内輪ネタです…すいません)。あのシャトルにもう乗れないのかと思うとちょっと寂しい、とか言ってた。

a0079741_7143522.jpgS: 今回の引越しが今までの引越しと違うのは、そう簡単に再訪できないってことかも。大学入学以来の引越しは首都圏内だったから、住んでいたところに行こうと思えば行けたもんね。でも今回は違う。東京とボストンで1万キロ以上離れているし…東京での家探しもがんばってやってるよね。今はインターネットが使えるから物件情報をチェックしたり不動産屋とのやりとりもすぐにできる。今度の職場に20分くらいで通いたいから本郷三丁目あたりでなきゃイヤだとか言ってるけど、家賃が高いのが悩みみたい。不動産屋とやりとりするのに時差があるから真夜中まで起きていたりして、結構眠そう。

L: 前の家の家賃が安すぎたんだよ。2DKのマンションが礼金ゼロで7.5万円でしょ。会社から1時間かかったとはいえなかなかああいう物件はないよ。その代わり車がないと面白くないところではあったけどね。

S: でも今度は車も持たないらしいし、自転車でいろいろ行けそうだから生活コスト全体で見たらまあ何とかやっていけるんじゃない?問題は広さの条件を絶対譲らないことみたいだけど。

L: 一人暮らしが長くなってくると、私達みたいな「仲間」も増えてくるし、旅行先で得たモノとかあれこれ捨てられない持ち物も増えてくるみたいよ。ペンギン3匹、イモムシ10匹、ライオン1匹、ゾウ1匹、クマ2匹――シロクマさんを含めてだけど――ほかにもアクネ菌さんとかインフルエンザ菌さんもいらっしゃるらしいよ。私はまだお会いしたことことないけど…いや、会いたくないかな。居場所を確保してあげるのも大変みたい。あまり窮屈だとケンカが起こるだろうしね。

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S: 学業面ではとりあえず卒業できたから一応それなりに勉強していたんだろうけど、ダイニングテーブルに授業で読まなければならない本とか資料とかいっぱい広げて毎日その前に座って難解な文章に格闘していたよね。国際政治理論とか概念的で意味不明って悩んでいたもん。加えて彼女の問題は読んだ尻から内容を忘れてしまうことなんだ。だから何かを読んでいるときはそれを自分の経験とか知っていることに結び付けないと記憶に残らないらしく、自分の脳みその構造が他の人のものとかなり違うみたいって悩んでいたよ。ノートとるのもものすごく下手だし、何か書いてもその紙をどこかにやってしまうからまた探すのに時間かかってるし、どうしようもないよね(飼い主注:それでもハーバード大学を卒業することはできます)。結局は他の人が頭が良すぎるってことなんだと思う。でも他の人が思いつかないことたまに思いついて「おぉ、ひょっとして自分は天才じゃないか」とか思ってもその考えを人に説明するのに苦労していて、でも自分の中ではつじつまがあっているのに…って困っていたこともよくあったっけ。学校の授業だとそれを英語で説明しなければならないのも難しいところだしね。それに最初の学期は毎日頭が痛いって言っていて、たまにバファリン飲んだりしていたもんね。勉強していて物理的に頭が痛くなったのはこれが初めてだって。どうやらそこで自分の限界を感じたみたい。

L: それまでの専門と違う勉強を大学院レベルでするとなるとしんどいのかな。社会科学系の学問って理工系と違ってこれといった一意に定まる答えがあるわけじゃないし、何かフニャッとした結論しか出なくて理系出身者には気持ち悪いところもあるのかもしれない。でも起き上がりこぼし的なところがあるみたいだから、まあ大丈夫なんじゃない?

S: っていうか僕が思うに彼女の問題はやる気にムラがかなりある点なんだ。このブログの更新頻度からもわかるように、やるときはすごくやるのだけど、やらないときは全然やらないというか…。

a0079741_7154618.jpgL: その通りだね。たぶん注意力が散漫だから、何か作業していてもすぐ他のことに気が向いたりしてなかなか一つのことに集中できないんだよ、あの人。少なくとも地道に研究に取り組むようなタイプじゃないね。幼稚園の頃も一人だけ他の教室にいる近所の子に会いに行くとか言って先生の言うこと完全に無視して遊びに行ったりしていたらしいし。もっとも、特にお受験するようなところでもないローカルな幼稚園なのに面接であまりに落ち着きが無くて合格できず補欠で入ったらしいし。いわゆるADHD(注意欠陥・多動性障害)ってやつに近いかも。とりあえず今は普通に社会生活しているから大丈夫なんだろうけど。でもそれを本人もわかっているからうまく複数の作業を同時に進めて終わらせることができているから今までなんとかなってきたのだと思うよ。プロクラスティネーションの問題は解決されていないみたいだけど。もっと集中力があれば良い成績とれたのに、ってよくぼやいていたもん。

S: でも学業よりも人付き合いで学んだことのほうが大きいって。アメリカ人と二人で数時間話し続けたり、パーティーでの場の空気を読んだりっていう経験はやっぱり留学生活ならではのものだよね。経済学や統計学といった授業はどこで学んでも内容はあまり変わらないかもしれないけど、違いは誰と学ぶかだよね。

L: 確かにこの前のパーティーにもいろんな人が来てた。先々週のパーティーは日本人ゼロだったよね。

S: 以前の記事にも書いていたけど、ああいうパーティーって日本だとあまりないよね。っていうか誘っても人が来ないだろうし。

L: 最後のほうはいろいろ「実験」していたよね。アメリカ人の時間感覚をはじめ気質というかメンタリティーにここにきてようやく慣れてきたって言ってるよ。ただ慣れすぎると日本に戻ってからが大変かもしれない。逆カルチャーショックはほかにも起こりそうな気がする。あぁ7月から一体どうなることやら…でももうここまできたらなるようにしかならないから、堂々と構えるしかないんだろうね。

S: 7月は働き始めるのと並行して引越しや生活の準備・買い物とかがあるし、結構ドタバタしそうだね。でも日本に戻ったら友人に会えるのが楽しみみたいよ。僕も楽しみ。でも京都の実家にいる仲間はいいけど、狭い倉庫で暮らしてきた仲間のことを思うと忍びなくて。2年近く日本を離れているとみんな状況もだいぶ変わっていると思う。パンダさんやキリンさん、カンガルー君はどうしてるかなぁ…。ロブスターさんも日本に帰ったら早く仲間に会いたいんじゃないの?

L: えっ、そ、それは…。

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ロブスターさんは、仲間からのお誘いを心待ちにしているようです。
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by coast_starlight | 2007-06-28 07:17 | 私のはなし

<私のはなし> なぜ自分は日本人なのか

やはり日本以外の国にいると、他者との比較で自分が日本人だなーと感じる瞬間がよくあります。アメリカ人以外の多くの国から留学生が来ているここケネディスクールにいるとなおらさです。例えば…。

・家に帰って味噌汁を飲んでいて「はぁ~」とため息が出る瞬間(旅行から帰った後など、長らく日本食を食べていないとなおさら)
・海外旅行をするときにビザ取得のことをあまり考えなくていいことに気づいた瞬間
(日本のパスポートだとビザなしで入れる国は本当に多いです…アジアの他の国と比べてダントツ)
・ラジオ体操の音楽が聞こえてくるとどう体を動かせばいいかわかっている自分に気づく瞬間(第二は怪しいが、第一はたぶん大丈夫)
・「桃太郎」「かぐや姫」の話がすぐにできても「ハンプティダンプティ」の話はできない自分に気づく瞬間
・パーティーに呼ばれて時間通りに行ったら自分が一番乗りだった瞬間、また二番目・三番目に来たのが日本人だった瞬間(日本人は時間を守るほうだと思います…いや、私に言わせれば他の人が時間を守らなさすぎかも)

こういう表層的なもの以外にも、授業でのディスカッションやクラスメートとのやりとりでもちょっとした瞬間に「こういう考え方をする自分ってやっぱり日本人かも」と思ってしまうことはよくあります。場の空気を妙に気にしたり遠慮がちになってしまうところが特にそう感じるのですが…。でも、何をもって自分自身が日本人だと言えるのでしょうか?例えば血統的には日本人でもアメリカで生まれ育った日系アメリカ人(同様に日系フランス人、日系ドイツ人…なども多数ではなくてもいると思います)もいますし、彼らと比較して私はやはり日本人だと思います。日本人以外から見て私が日系人ではなく日本人だと見分ける主な手段はおそらく名前だと思います。私は学校で日本名をそのまま使っているので、日本語アクセントのない英語を話していてもやはり周りは私を日本人と見ると思います。しかし日系人と日本人の違いは単なる生まれ育ちや考え方の違いでしょうか?

自分の日本人らしさはどこから来るのか…ちょっと真面目に考えてみました。なぜ自分は日本人だと言えるのでしょうか?両親がともに日本人だから?日本国籍を持っているから?名前が日本人の名前だから?日本で生まれ育ったから?母国語が日本語だから?両親が自分を日本人以外に育てることができなかったから???


…長らく考えた末にたどりついた結論は、

「今まで日本人以外ではなかったし、これからもおそらく日本人以外にはなれないから」

という消去法的結論でした。なぜ自分は日本人なのか?と直接その理由考え始めると難しいので、「じゃあ韓国人なの?」「違う」「じゃあアメリカ人なの?」「違う」という問答を(世界中の国の数-1)回繰り返したらこうなる…ということです。

別に日本人以外になりたいと思ったわけではないのですが、たまたま日本人に生まれたというこの「降って湧いた」的状況を何も考えずに受け入れるのもイヤで、一度深く掘り下げて考えてみたいと思いました。別に私は好きで日本人に生まれた訳ではありません。でも好きかどうかは別として、そこに属する一人として生きていかなければなりません。この与えられた属性を受け入れ肯定し自分の強みとするには、一旦その属性について深く悩み考えぬいた経験が、ひいては強い自己につながるのだと思います。

世界の人口60億人に対して日本の人口は1.2億人。単純に計算して日本人に生まれる確率は2%です。この2%の希少性を生かすも殺すも自分次第。さぁ、どうしようか…。
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by coast_starlight | 2007-02-14 09:41 | 私のはなし

<私のはなし> 忘れ物癖との付き合い方

自分の性格として認識しているのが、とにかく忘れ物が多いということです。普段の自分は、どうも注意力が散漫なようです。これは小さい頃からのことで、そうそう直るものでないようです。筆箱や教科書、体育館用シューズや習字道具など、学校に持っていくものは全て一通り忘れた経験があると思います。中学生の頃は、弁当を忘れて母親が持ってきてくれたことも二回くらいあったような気がします。(ここで少し自分をフォローしておくと、その分中間・期末テストなど一発勝負の場で注意力が必要なときは最大限の注意力をもって臨んできたつもりです。)でも今から思えば忘れ物は学校が家から近かった時のほうが多かったような気がします。家が近いと「最悪取りに帰ればいいや」という気の緩みが出てしまうのだと思います。そのせいか、片道2時間15分かかる高校に通っていた時期はあまり忘れ物をしなかったような気がします。

さてそんな自分ですが、旅行では今のところ忘れ物絡みで大きなトラブルに見舞われたことはありません。なぜかというと、自分の持っている注意力には限界があることを認識し、持参する荷物を「忘れたら困る度」で分類し、「絶対忘れてはいけないもの」に最大の注意を払うことにしているからです。例えば海外旅行だと、どう分類されるでしょうか?


1.絶対忘れてはいけないもの
・パスポート
・航空券(最近はEチケットが導入されている場合が多く非常に便利になりました)
・(出張の場合)業務に関する書類など
・お金/トラベラーズチェック
・クレジットカード
・携帯電話
・金目のもの(パソコン・デジカメなど)…これは自分の経済状況によってひょっとしたら2.に分類されるかもしれません。
・情報が絡むもの(パソコン・デジカメのメディアなど…情報の重要度にもよりますが、これらは一旦なくすと取替不可能です)
・人が絡むもの(誰かに渡す/誰からもらったオミヤゲなど)

上記の中でも、パスポートが別格になるでしょう。これがないと大使館/領事館に駆け込まなくてはなりません。その次が航空券・お金・カードといったところでしょうか。最近は携帯電話の重要度もアップしています。

2.忘れたらとっても困るけどまあ何とかなるもの
・ガイドブック(日本語の)
・Eチケット発行控え・旅程表など
・衣類(防寒具・下着・靴下など)

3.忘れても何とかなるもの…その他全て


また、出張が多い部署にいるなど頻繁に旅行する生活をしていれば自ずと何を持っていくべきかを次第に体が覚えていくというか、頭の中に持ち物リストが叩き込まれた状態になるので普段よりも少ない注意力(≒時間/手間)で旅行の準備ができるような気がします。一番いいのは全ての持ち物に対して細心の注意を払うことですが、やはり人間ですから(ここが甘えなんですが)そうそううまくはいきません。注意力は無限ではなく限りのあるリソースだという認識のもと、自分の注意力のキャパシティを増やそう無理をするのではなく限られたパイの配分を考えたほうが物事がうまくいくということを経験上学んだような気がします。もちろん「慣れ」によって注意力のキャパシティは増すかもしれませんが、増えたらラッキーくらいに思っておいたほうが道中気楽に過ごせると思います。

もう一つ重要なことは、何かを忘れてしまっても自分をあまり責めないことかもしれません。責めたところで何も良い知恵は生まれないしそれより「じゃあどうすればいいか」を考えて建設的になるほうが後々良い結果につながりますから…。
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by coast_starlight | 2007-01-05 00:29 | 私のはなし

<私のはなし> 敬語orタメ語?

こちらに住んでいても(こちらに住んでいるからこそ?)多くの日本人に出会います。そこでいつも悩むのが、「この人には敬語を使うべきか、あるいはタメ口をきいても良いものか?」ということです。働いていれば、社内の同期入社あるいは後輩以外はすべて敬語になると思います。場合によっては同期入社や後輩にあたる人でも所属部署の接点が遠いとかいう理由で敬語を使うかもしれません。当然、社外の人相手だと年上・年下関係なく敬語を使います。仕事以外の趣味のサークルなどで知り合う人の場合は、年齢がわからなければ敬語、会話内容(大学卒業年や勤務年数など)から年齢が近いあるいは年下とわかればある程度親しくなった段階でタメ口をきくことになるかと思います。東京にいた頃通っていた韓国語クラスのクラスメートを思い出してみてもそうでした。ちなみに、メールはほとんどの場合相手を問わず基本的に「です・ます調」で書きます。

ここにいると…学校は職場とは違うので、誰に対しても敬語を使う必要はないかな、と私は思っています。私は他の(2年コースの)日本人同級生と比べて比較的年上だということもあり、単純に年齢でいうとタメ口をきいてよいと思っているのですが、ミッドキャリアの同級生(おそらくほとんどの人が私より3歳は年上…でも年下の人もいる)に対しては敬語で話します。問題は、ケネディスクール外の人に対してです。上記の「会社方式」でいくべきか、あるいは「趣味のサークル方式」でいくべきか、かなり迷います。成り行きに任せればいいじゃん、と頭では思っているものの、人の言動や行動を後になって「ああでもない、こうでもない」と反芻動物のように分析する癖がある私は、ボストン周辺の日本人対象のイベントから帰った後など「あの時のあの人のリアクションを考えると、やっぱり敬語を使い続けたほうがいいのかなぁ…私は親しくなれたと思いたいのだけど、それって私の勝手な思い込み??」とか一人で悩んで不眠症になったりします。京都弁でいうところの「気にしぃ」なのです。最近は、いい意味で学校の授業が大変で、授業での演習問題や課題を考えている間は忘れていられるのですが、少しでも頭のメモリに隙間ができてしまうとまた考え始めてしまうことがあります。本当に反芻動物なのです。あぁ、(いい意味で)忘却力が欲しい…と思うことが時々あります。

そう考えると、敬語とタメ語の区別のない英語って楽だなーと思います。もちろん丁寧表現はありますが、これはあくまで丁寧表現であって基本的に年上・年下は関係ありません。何てったって、教授をファーストネームで呼ぶ人もいるくらいですから…。このことについてはまた後日改めて書きたいと思います。

今日はこれから晩ゴハンを食べて明日のリーディングをしなければ…。
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by coast_starlight | 2006-11-09 09:51 | 私のはなし

<私のはなし> どうやって体重を維持するか

幸いなことに私の場合、身長の伸びが止まった高校生の頃から現在まで、だいたい同じ体重レベルを維持することができています。もちろん波はありますが、数ヶ月単位で見ると当時の体重±2キロの範囲で推移していると思います。日本人女性の基準でいうところの中肉中背というやつだと思います。

しかし、そんな私にも一時体重が増えた時期がありました。大学に入り初めて一人暮らしをするようになり、好きな食べ物を好きなだけ食べられる環境のせいもあり、大学1年の時は体重が4~5キロ今より重かったのです。もともと食べることが好きな"live to eat"な性格だし(過去の日記を参照ください)、ポテトチップスやアイスクリームといったジャンクフードが大好きだったのが災いしたのは明らかでした。お酒もまあ飲めるほうなので同級生と飲み会の際、自分の飲み食いの量が多かったこともあると思います。母に「体全体が見える鏡を買いなさい」と言われて買ったりその日に食べたものを記録したり水泳に通ったりとあれこれしたのですが一向に体重は減らず、どうしようと困っていました。

ところがそんな私に大学2年生か3年生のある日、こんな考えが脳裏をよぎりました。

「ちょっと待てよ。私の体は1つ100円のアイスクリームやポテトチップスで大部分が構成されているってこと?そんなの絶対イヤだ!!自分の体はもっと価値があるってば!!」

何がきっかけかは不明ですが、突然自分の体を輪切りにしたらその中にアイスクリームやポテトチップスが詰まっている光景(マンガみたいですが)を頭の中で想像してしまい、安っぽい食材で自分ができていると思うと急にこれらに対する食欲が失せたのです。健康に良くない云々といった薀蓄よりもこういうビジュアルなイメージは本当に効きます。その日を境に食欲は普通になり体重も自ずと減り、今のレベルに落ち着きました。今でもお菓子は時々食べますしアイスクリームも家に常備してありますが、そんなに頻繁には食べないし一回に食べる量も適量だと思います。

ただこの考え方で体重が減ったのは私が当時学生だったからで、お金があって美食家で高級食材を食べている場合は良いという論理ともとれ、この場合は必ずしも体重減にはつながりません。大事なのは自分の肉体を好きになり、プライドを持つことだと思います。自分の肉体が好きでいられれば、自分のベスト体重(必ずしも世間一般でいう標準体重とは一致しなくてもよいと思います)を維持することができるのではないかと思います。体重を減らしたいと思っている人は、「今の肉体でいる自分を好きかどうか」をじっくり考えてみて下さい。本当に好きでいられるなら健康に問題がない限り無理に体重を減らす必要はないでしょうが、「まいっか」と思っている人はたぶん自分の肉体を本気で好きになっていないと思います。食べる量を減らすとか運動するとかという行動はあくまで手段であり、要は自分がどう在りたいかだと思います。その自分に対するイメージがはっきりすれば、仕事が忙しいなどで一時期体重が増える/減る時期があっても長期的に見ればベスト体重を維持することができるというのが私の考えなのですが、いかがでしょう??もちろん妥協は必要ですよ。すらっとした体形は私はとうの昔に諦めていますから…骨格が太いから仕方ない。


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そうはいっても、今いる環境だとレストランの食事は脂っこくて塩分高いし、意識して日本食を食べるなり努力をしないと体重維持(だけでなく健康管理)は難しいと切に思います。昨日誕生日を迎えましたが、年を経るにつれ体重維持が難しくなるのかな…。今のところそうは思いませんが油断は禁物ですね。ああやだやだ。
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by coast_starlight | 2006-10-23 01:18 | 私のはなし

<私のはなし> 二年目をどう過ごすか (その2)

実はシロクマさんの中はこうなっておりまして、手を入れると動かせます。それはそうと、先日の就寝前座談会の続きをどうぞ。

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S:でもさー、そもそもなんでケネディスクールに行こうとしたわけ?

C:初めは交通計画に特化した学校を考えていたのだけど、先々のことを考えるともっと幅広い勉強ができる環境を選んだほうがいいかなと思って。私は土木・建築関係の学科を出ているわけじゃないし、交通が専門っていっても政府やコンサルとして計画する立場じゃなくて民間企業で鉄道車両を売る立場だからね。それで交通計画を専攻しても後々のことを考えるとちょっとなぁ、って気がしたの。でもビジネススクールと違ってパブリックポリシーの学校に行ったほうがいいと思ったのにはちゃんと理由があるんだ。鉄道とかインフラ関係の案件ってほぼ必ず政府の投資決定が絡んでくるから、その当事者達がどういう考え・言語で動いていてどういうプロセスを踏んで意思決定しているのかを学ぶのも面白いかなと思ったわけ。でもケネディを初めから目指していたわけじゃないかなー。だってエッセイの数はビジネススクール並みに多いし他の大学院と違って出願準備めんどくさいんだもん。当初はもっと楽なところを受けようと思っていたの。だけど大学生の頃からずっと進路相談をしてもらっているある先生がいて、その先生と留学先をどこにするかという話をしたときにケネディを受けろ、って言われて…。それまでケネディスクールって言うと何か雲の上の存在っていうか、すごい人が行くんだっていうイメージで分不相応だと思っていたから。それが先生に「あなたならいけるかもしれない」ってハッパかけられてその気になったのが大きいかな…全然主体性ないけど。ま、そこで先生が背中を押してくれたからやる気になったのだし、人生何がどう作用するかわからないね。

S:僕は15年前カナダのみやげ物屋で出会ってからCちゃんのことを知っていて枕元で見てきたけど、ずーっと海外で学生したいって言ってたもんね。それを足掛け何年もかけて実現させたのだからある意味執念深いと思う。

C:そんな言い方はないと思うけど…。まあ何回かトライしてようやく、って感じ。大学4年のときイギリスの大学院に行こうかなと思って、TOEFL受けて願書出して入学許可もらって渡英して見学までしたのに行かなかったのは、今から思えば神様が「行くな」って言っていたのだと思うし。でもあの頃1ポンドが240円くらいで自分の貯金じゃ足りなかったんだよ。で、その後1ポンド160~170円くらいのときがあってそれなら行けたのだけど就職した後だったし、一旦就職したら数年はがんばろうと思ったりして…とダラダラきてしまった。本当は30歳までに留学を終わらせたかったのだけど、それには少し間に合わなかった。でもそれが自分のペースだから仕方ないね。

S:何はともあれケネディに来られたのだから良かったじゃん。だけど合格の連絡を最初メールでもらったとき、そんなに飛び上がって喜んだりはしてなかったよ。確か夜の12時くらいにメールを見ていたら「Congratulations!」というメールが入っていたと思うんだけど。3月の中旬くらいかな。

C:そうだね。あの時は全然実感がわかなくて、その後Fedexの封筒が送られてきて「あ、本当なんだ」って思った。でも親とか周りの人に受かったって連絡したのはその数日後だし、聞かれて答えたって感じだったからあんまり誰にも話さなかったような気がする。何でだろう?いざ留学が現実のものとなったら環境が大きく変わるのに抵抗感があったんだと思う。変わりたい、って思って行動してきたのに。おかしいよね。

S:ところで何で自分が受かったんだと思う?

C:わからない。出願したからかな。出願したら受かるかもしれないけど、出願しないで受かる人はいないもん。当たり前だけど、これが結構大きい。TOEFL受けて、GRE受けて、エッセイ書いて…っていう一連の作業はやっていて途中で辛くなるかもしれないけど、それを経ることが大事だと思う。だって途中で面倒になってくるもん。働きながら出張先のホテルの部屋でエッセイ考えたりするのとかって、正直しんどかったし。TOEFLやGREで秋頃までにそこそこの点数がとれて「だいたいいけそうだ」って思ったら、その後はエッセイを書く作業をやめないで最後までやれば、結果は後でついてくるというか…何か懐かしいな。そう、そうだよ。そこまでして入ったんだから今のこの時間は貴重なんだ…ちょっと初心に戻って新学期はがんばろっと。

S:何だか眠くなってきたよ。もう寝ようよ。

C:そうね、あんまり真面目に考え始めると脳がまた活性化して眠気が覚めてしまうしね。じゃ、おやすみ。
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by coast_starlight | 2006-09-02 12:30 | 私のはなし

<私のはなし> 二年目をどう過ごすか (その1)

a0079741_3272753.jpg始まったときは信じられないほど長いと感じた夏休みももうすぐ終わり、あと2週間ほどで新学期の授業が始まります。思えば日本を発ったのは今からちょうど1年前。8月26日まで仕事をしていて本当にギリギリの出発でした。ボストンに到着した時は右も左もわからず、時差ぼけも手伝ってオリエンテーションウィークも体調不良でイベントにも半分くらいしか参加できず、新居への引越しも重なって初っ端かなり出遅れ感を感じていました。

一年過ごしてやっとあらゆる物事の勝手がわかったと思える今、我が家の仲間達のうち今回はシロクマさんにご登場頂き、一年目の総括と二年目をどう過ごすかについて先日就寝前座談会を開きましたのでその様子をお知らせしたいと思います。


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シロクマ(以下S):ボストンに来てからちょうど1年が経つね。ダンボールの中で移動の間ずっとガマンしていたあの頃が懐かしいよ。どう?生活慣れた?僕は…何ともいえないな。とりあえずこのベッドが寝心地いいからまいっか、って感じだけど。

私(以下C):ダンボールだったっけ?スーツケースに入れていたと思ったけど…ゴメンネ。生活自体は可もなく不可もないかな…まずどこから話そうか。勉強についてのほうがいいかな。

S:思えばこの1年はいろいろあったね。でもCちゃんは1年目は不完全燃焼だ、もっとできたはずだったとばかり言って自己評価がものすごーく低いけどなんで?一応成績も平均点は取れてるしいいじゃん別に、って思うけど。

C:まあそう言われればそうなんだけど、せっかく留学しに来たのだからねぇ…。何年・何十年か経って「あの時は本当にがんばった」って思いたいじゃない。勉強の面では…わかっていたといえばそうなんだけど、日本の大学の授業と違って宿題が多いし、それだけでなく宿題やテストがちゃんと添削されて返ってくるのが驚きだったね。だって日本で学生だったときって、テストやレポートはほとんど返ってこないし、返ってきたとしてもA/B/Cの評価だけで何がよくて何がよくないのかがわからない。先生に聞こうと思えば聞けるけどオフィスアワーがあるわけでもなし、研究室に押しかけていた人もいたけど。自分ががんばったと思っても評価が散々だったり、逆に手を抜いたのに評価がよかったりで…あのときは学校の成績気にするのがバカバカしくなったもんね。それよりも自分自身が抱く達成感の度合いのほうだ大事だ、って感じだった。大きな総合大学だったから仕方なかったのかもしれないけど、フィードバックという点では全然ダメだったと思う。それに引き換え今の環境だと返ってきたものに対する評価やコメントに納得がいかなかったら先生やTAにちゃんと質問する!人によっては食い下がっていた人もいたけど。これが驚きだった。私はその辺の努力が全然足りなかったと思う。返ってきたものは一応目を通していたけどシリアスさが足りなかった。でもアメリカで高校に通っていたときは真面目だったんだよ。いつからこんな不真面目になったんだろう…振り返ると日本の大学時代の悪い癖が抜けていないんだと思った。今年はもっと真摯に取り組まないと自分の真価が問われる。

S:まあそう深刻にならないで…。

C:落ち込んでいるときは慰めてね。

S:でも学校って勉強ばっかりするところじゃないじゃん。人との付き合いだって大事だし。友達もいっぱいできたでしょ?

C:来たときは小学一年生みたいに「友達百人できるかな」って思っていたけどそのためには努力がいるということがわかったね。まず日本人に限って言えば「ハーバード日本人会」「ボストン研究者交流会」「JAGRASS」とかいうのがあって月に1回くらい何がしかのイベントがあるんだけど、片手で数えるくらいしか行ってないし。それに行けばいいってもんでもなくて、できるだけたくさんの人と会って話をしないとねぇ。人見知りを結構するほうで壁の花…いや壁のキノコかコケみたいにボーッとしているのが好きな私にとってはこれは大変な試練なのよ。でも今年はとりあえず「ボストン研究者交流会」で自分の専門分野である鉄道業界について発表することにしていてもう幹事の方にその旨伝えてあるから、がんばらなきゃ。
※時期が近づいたらまたご連絡いたします。ボストンにお住まいの方は是非お越し下さい!

S:日本人以外はどうなの?

C:ボストン周辺は日本人だけでも数多いから英語で話す友達は本当に作る努力しないとダメね。でもさー、アメリカ人の遊び方って何て言うんだろう、英語でhanging aroundっていう表現あるじゃない?パーティーとかでとりあえずいてブラブラして何人かで騒いで…っていう感じのイメージ。そういうことをする相手ならすぐ見つかるけど、それを繰り返していたら空しくならないのかなって思うの。そこから何となく波長の合う人が見つかってというか淘汰されてというか、お互い友達だって思える関係が自ずとできていくのかもしれないけど、そのためには何回hanging aroundを繰り返さなければいけないんだろうと思うと精神的に疲れて出不精になっていたのかもしれない…って考えすぎかな??だけど本当に話のできる友達をそこからもう一歩踏み込んでつくるには自分からアプローチしていかないとダメだということがわかった。まずメールアドレスか携帯の番号聞いて、数日経ったら連絡して、とりあえず食事かお茶でもして…っていうステップを踏んでゆっくり話す時間をとりたいな、と思う相手には私からアプローチしてたかな、そういえば。

S:確かにCちゃんの友達ってひょんな関係の人が多いよね。男女問わず。

C:私の場合、そういうアプローチを私がして、または相手がしてきて、一対一で会う友達が数人できたね。自分のものの考え方に本当の意味で影響する人たちって、授業でいい発言する人たちに加えてこういう人たちだと思う。中にはちょっとクラッと来た男友達もいたけどね…冗談冗談。そこをグッとがまんして冷静になって真面目な話で盛り上がって、「また会いたいな」って思える関係が今は一番楽しいかな。そうは言ってもまあ友達にするのなら好みのタイプがいいよ。ただの友達でも私を楽しませる努力をしてくれるし。

(つづく)
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by coast_starlight | 2006-08-31 03:35 | 私のはなし

<私のはなし> 胃腸を鍛えたい

私は比較的胃腸が弱いほうだと思います。食べる量のほうは問題ないのですが、細菌に弱いようで…。例えば生ガキは今まで3回食べて3回あたったのでもう一生食べることはないでしょう。子どもの頃カキはフライでしか食べたことがなかったのでそのせいで免疫がついていないのだと思っていたら、大人になってから弟は生ガキを食べているということを知りショックを受けました。しゃぶしゃぶ食べ放題で冷凍肉が出てきたら、十分に火を通さないと確実におなかを壊します。他の人が大丈夫で私ひとりだけ下痢ということも何度かあります。レストランでお肉を頼むときも最低ミディアムでないと不安。寿司や刺身は普通に食べていて今のところ特に問題ありませんが、海外旅行先ではあまり生ものは食べません(そのくせ懲りずにいろいろ行くのですが)。特に何もなくても年に数回、忙しい波が過ぎ去って気が抜けたときなどに下痢を起こし家で半日くらい部屋とトイレを往復するということがあります。

昨日、学校のカフェテリアで買ったサラダにどうやらあたってしまったらしく、午後から図書館で作業をしていたものの胸のあたりが何だかムカムカしてきました。そのときは原因がわからずとりあえず家に帰ろうと思ってやっていた作業を引き上げて帰宅したのですが、帰宅後私を襲ったのは恐ろしい腹痛!胸からおなか・胃腸と痛みがだんだん下に下りてくるのがわかりました。だいたい私の腹痛にはパターンがあって、体が受け付けないものをすぐに追い出すべく胃腸がそれらを押し出す動きをするようで、その押し出す際に痛みが発生するようなのです。従って痛みは周期的で、終わりがあります。おなかが痛くなるのは辛いですがこの機能があるから健康を維持できているのかもしれません。その後十分水分補給をしないと脱水症状を起こしてしまうので水をたくさん飲むようにしています。あまりに頻繁に腹痛を起こすので対処方法もだいたいわかっているのですがそれでも毎回体力を消耗します。昨日の一発はかなり強烈で波が去ってから疲れ果てておまけに熱っぽいし…ということでベッドで寝込んでしまいました。

胃腸を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?あるサイトにカモミールティーが腸壁を鍛えると書いてあったのでカモミールティーは毎日のように飲んでいますが、それを数年続けているにもかかわらずあまり変化はありません。それでも昔よりは良くなっているのかもしれませんが体の筋肉と違って鍛えたという実感がわかないのが辛いところです。

胃腸の鍛え方をご存知の方、是非教えてください!
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by coast_starlight | 2006-08-20 07:54 | 私のはなし