カテゴリ:日々の出来事( 78 )

<日々の出来事> 引越し

a0079741_1025465.jpg9月1日~3日と3日間かけて引越しを行いました。今までの部屋は駅から近かったものの建物自体が大きくて、一旦建物の中に入ってからかなり歩かなければならず思った以上に不便でした。また、その駅の周りにはなにもなく、車を持っていない私はどこを行くにも地下鉄を利用しなければならず面倒だったということもあります。加えて今までは地下鉄中心の生活をしていたから今度はバス中心の生活をすることにより別の視点で交通網を見たいとも思いました…ところでボストン近辺でアパートを探そうとすると、入りたい日の2ヶ月前くらいから探し始めないと自分の希望する条件の部屋がなかなか見つからないようです。今回契約した部屋は7月中旬に見つけたものですが、そのときでも今の部屋はやっと空いていた、という感じでした。

話はそれますが、こちらの日系不動産屋は生活のセットアップの手伝いというのも有料で請け負っているようです。電話や電気の開通手続きなどが主なメニューのようです。英語が不安な人・時間がもったいない人は利用する価値があるかもしれません。「ただ電話1本かければいいでしょ」と思うでしょうが、この1本の電話を侮ってはいけません。なぜなら、電話をかけてもすぐに人としゃべることはまず不可能だからです。まず自動応答システムが応対し、「○○の方は1を、△△の方は2を、…」というメッセージに従いボタンを押す、ということを何度か繰り返し無事オペレータにつないでもらえた貴方は超ラッキー。私は大抵何度か間違えます。またオペレータにつないでもらったと思っても、多くの場合かなり待たされます。晴れてオペレータにつながった!と喜ぶのもつかの間、「その用件は私の担当ではない」などと言われたらいまわしにされたり…本当にイライラします。こんなことをしていると日が暮れてしまいます…というか本当に暮れてしまったこともあります。だから英語ができてもこういうサービスは実は有用かもしれません。

物件を探すに当たり、アメリカに住んでいるのだからアメリカの不動産屋を使ってみようかと思って何軒かやりとりしてみたのですが、結局日系の不動産屋にお世話になりました。結果としては正解だったと思います。というのもアメリカ人が不動産屋に期待する内容と日本人が不動産屋に期待する内容はどうやらかなり異なるみたいなのです。これが一般的に言えるかどうかはわかりませんが、アメリカの不動産屋はこちらからあれこれ言わないと動いてくれない、というイメージを抱きました。本当に物件を紹介して終わり、という感じです。それに引き換え日本人エージェントは日本人が不動産屋に期待する内容を理解しているし、かといって手数料が上乗せされるというわけでもありません。手数料の上限はマサチューセッツ州の法律で決まっているためどこの不動産屋を使おうが基本的に同じです。日本にいる間に家を探さなければならない場合、日本とのやりとりにも慣れているというのもプラスだと思います。今回私がお世話になった不動産屋では、最初の電話で希望条件を連絡したら、数日後にはエージェントの方が物件を既に7件くらい探してくれていて、しかも私のために下見ツアーを順序を考えてアレンジしてくれていたのには感動しました。ただ電話でしゃべっただけの見ず知らずの相手なら、エージェントの方は仕事としてがんばっているとはいえ、すっぽかされたりドタキャンされる可能性だってあるのに…。このいい仕事をしてくれたエージェントの方のおかげで私の物件探しはその日のうちに終わりました。

その日のうちに決めるのは多少勇気がいりますが、物件探し自体は何度も経験しているので、ある程度中を見学して「これだ」と思う物件があったら自分の直感を信じてよいと思いました。それに数日後だともう他の人が押さえている可能性もありますし、また不動産屋とやりとりするのはお互いに面倒です。以前にも書きましたが、こちらで生活するようになってからtransaction costの考え方が身についたようで、あらゆる手間を省こうという努力だけはするようになりました。こう書くと「じゃあ引越ししなければいいじゃないか」と思う方もいると思います。確かに引っ越しにはかなりの手間がかかります。でも「引っ越すこと」だけは自分の中でどうしても譲れない条件だったし、譲れない自分の性格をわかっていたので、それを所与の条件のとして物事を考えることにしました。

少し新居について書きます。今度の部屋は学校から歩いて20分くらいのところで、ボストンへ出るバスが家の目の前から出ており極めて便利です。加えて部屋は17階にあり、今まで3階より上に住んだことのなかった私にとって、見える景色は新鮮そのもの。ここの地域は地震がないから高層階に住んでいてもあまり怖くありません。1ベッドルームで577平方フィート(約52平米)の部屋に加え、こちらでは珍しく広いバルコニーがついています。外に椅子とテーブルを置けばケンブリッジの風景を見ながらお茶することができます。ただ残念なのはもうこちらは寒くなってきて(昼間でも15度くらい)その時期が終わりつつあることですが…。


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小学校5年で最初にアメリカに引っ越して以来、同じ家に3年以上住んだことがありません。大学入学以前は親の都合で、それ以降は私の都合でそうなったのですが、回数を経るとある程度の時期が来たら「そろそろかな」と思ってどうやら引っ越したくて気持ちがウズウズするようです。でも転居ありきのこともあれば、転居を伴う生活の変化を自分から起こした結果引越しをすることもあります。私の場合両者の割合は半々くらいだと思います。

この3日間、引越し作業を手伝ってくれた方はのべ6名。どうもありがとうございました!良いところに引越しできて、何となく二年目は良い年になりそうな気がします。

…おっと、今友人から「飲みに行こうよ」という電話がかかってきました。近いとすぐ出かけられる。早速便利さを実感しております。
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by coast_starlight | 2006-09-04 10:23 | 日々の出来事

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その4)

根管治療の専門医による歯の手術が無事終わり、先週土曜日にもとの歯医者に行ってきました。そこでの治療はたぶん今まで受けた歯の治療の中で最長記録ではないでしょうか。11時の予約だったものの前の人の治療が終わらず始まったのは約1時間後。ちなみに私が歯医者を出たの4時頃でした。あまりに私の治療が長引いたため、その次に予約を入れていた人は1時間半待たされた挙句予約をキャンセルしなければならなくなりちょっと申し訳ない気分。

今回の目的は前歯4本の詰め物を詰め直すことでした。まず歯のクリーニングということで歯石取りが始まりました。器具でガリガリと歯と歯の間や歯と歯茎の間を削っていきます。ちょっと痛かったですが半年に1回くらいはやっておくべきだということでガマン。その後歯医者が前歯を電動ドリルでウィ~ンというあの歯医者独特の音とともに削っていったのですが、これがいつまで経っても終わらない…。何か嫌な予感がしました。

1時間半くらい経ってようやく削る作業が終わったときトイレに行きたくなって席を立ち、洗面所の鏡で前歯を見たら何かペラペラになってる!!そんなぁ…。トイレから戻った後先生が説明されたのですが、「詰め物を取ってみたけど虫歯が相当進んでいてこれだけ削らざるを得なかったよ。」と言われ、それまで日本で毎年受けていた歯科検診を思いっきり恨みました。思えば8年前の治療以来毎年受けていた歯科検診では「前歯の詰め物はいつか取らないといけないと言われているのですが、これまだ大丈夫ですか?」と毎回わざわざ聞いていたのですが、目視だけで「大丈夫だよ」と言われてそれを信じていた私がバカだったということです。でも8年前に虫歯治療をしたときの歯医者は「これは2~3年で取り替えたほうがいい」と言っていたのにそれをやらなかった私が悪いということ?でも歯医者が「大丈夫」と言えばそれを信じるでしょ…それじゃあ何を信じればいいの?あらゆる思いが脳裏をよぎりました。

さらに1時間半くらいかけて再度詰め直しをしてもらったのですが、その後にも「これでも2~3年、手入れがよければ5年くらいはもつかもしれないけどできればそれまでにクラウン(差し歯)にしたほうがいいと思う。今はもう元の歯よりも詰め物の割合のほうが多くなっているから、その分前歯は弱いよ。だから何かにぶつかったりした拍子に前歯が折れやすいから気をつけるように。今度直すときは自分の歯はないと思ったほうがいいね。」と言われさらにショック。4時間もの間頭を下にして仰向けの姿勢になり、しかも口を開けたままだったのでグロッキー状態だった私にさらなる精神的ダメージを与えてくれました。クラウンにはいろいろ種類があり、多くの場合保険診療の対象となるのは樹脂製のものです。でもこれだと差し歯だと明らかにわかってしまいます。見栄えと耐久性を求めるならセラミックです。樹脂製クラウンだとまた何年か経ったらやり直して、年をとったら入れ歯になる可能性が高く、生涯で見ると結局あまり変わらないのかもしれません。入れ歯がイヤであればお金をかけてもセラミックにすべきなのでしょう。

帰り際、「セラミッククラウンにするといくらするのですか?」と尋ねたところ返ってきた答えは1本2000ドル!!4本で8000ドル!!今の為替相場だと約90~95万円です。日本の歯科だと保険外診療で1本15~18万円くらいだそうですが、アメリカのほうが技術は発達しており出来上がりは良いそうです。それに一部は保険が使えるみたいですし。どうせやらなければいけないのであれば今のうち(とはいっても保険の限度額がリセットされる来年度)にやっておくか、あるいは2~3年待つか…また悩みの種が増えてしまいました。今日の治療でも1000ドル以上かかっているのに。私の今年度の歯科治療の保険限度額にだんだん近づいてきました。親知らずを抜くのにだってお金かかるのに、どうしよう!?

a0079741_013263.jpg4時間あの姿勢を保つことは相当体に負担だったらしく、帰りの道中土曜の夕方多くの人で賑わっているボストン市内の風景もかすんで見え、帰宅後は食事もそこそこに夜の7時くらいから寝込んでしまいました。日本の歯医者はわりとゆっくりと時間をかけて(悪く言うとダラダラと)治療をするので私が受けた今回の治療はたぶん日本だったら予約4回分くらいだったと思いますが、苦痛は1回で済んだわけだしもう当分行かなくて良いと思うととりあえず学期中は歯のことを考えなくて良いからこれで良かったのかとも思ったりもします。

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今回の一連の経験から得た教訓:
① 本当に虫歯かどうかはレントゲンを撮らないとわからない
② 歯科検診はいい加減…歯科衛生士でなはく歯医者に見てもらうこと、また歯医者を選ぶこと
③ 歯は長~い友達…ちゃんと手入れをしてあげましょう

①②は本当に身をもって感じました。特に②については、大学受験の頃通っていた塾の塾長が「歯医者を選ぶ際、できれば出身大学を調べたほうがいいですよ。」と言われたのを思い出しました。その塾長によると、「医学部は医師の国家試験がそこそこ難しいし仕組み的に一定水準が保たれるようになっているが、歯学部は偏差値が低いところもあり国家試験もそれほど難しくないから、ある一定水準かどうかを見るにはとりあえず出身大学を見たほうがいい」ということでした。確かに偏差値がその人の能力の全てじゃないけど、勉強ができない人に自分の体をいじくられるのはちょっと勘弁、と思います。

というわけで歯は大切にしましょう!私の友人・知人にも「この人虫歯だな」と思えるような人や歯肉がある部分だけ色が違っていたりという人が何人かいます。言いにくいし私がそのタイミングで指摘することが必要かと言われると何ともいえないので私から指摘したことはありませんが…。歯の問題って環境問題と似ていて、以下の要素が大きいと思います。誰かから指摘される前に自分から気付いていただければなぁ…と思います。
・進行が遅くてそのままでも当面何とかなる
・気づいたときには手遅れあるいはそれ寸前のことが多い
・本気で対策しようとすると莫大なお金がかかる、また痛みを伴う

(「ボストンで歯医者に行く」シリーズはひとまずこれで終了といたします。また来年再開するかもしれません。)
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by coast_starlight | 2006-08-29 00:18 | 日々の出来事

<日々の出来事> 韓国語学習

보스톤에서 안녕하세요!

a0079741_11152100.jpg夏休み中は週1~2回くらい午前中学校で韓国人同級生から韓国語レッスンを受けています。厳密に言うとlanguage exchangeというもので、私が1時間彼に日本語を教えるのと引き換えに彼から1時間韓国語を教えてもらうという形式です。今年の初めから不定期にやっています。韓国語は2年ほど前からダラダラとやっているもののなかなか中級への壁を越えることができません。やり方が悪いのとあまり真剣にやっていないのと両方が主な理由だと思います。でも言語だけでなく考え方やメンタリティを学ぶ良い経験をしていると思います。今レッスンを受けている相手であるデインさんは、元新聞記者の同級生です。韓国語は漢字由来の言葉が多いため彼は難しい言葉はよく知っているのですが日常でよく使う表現がかえって難しいようです。この前ゴミについて「日本ではゴミは生ゴミ・燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミに大きく分かれます」という話をしたとき、生ゴミという単語が理解できなかったようでなぜ生ゴミというかの説明に苦労しました。英語にしたら「フレッシュゴミ」??何か違うなー。

なぜ韓国語をやっているのか…?私の韓国への興味は韓流ブームから来た訳ではたぶんないと思います。私の出身である京都市は在日コリアンが比較的多いところであり、私の通っていた小学校・中学校の同級生にも多くいました。民族名を名乗っていた人もいれば日本名を使っていた人もおり、日本名を使っていた人に関しては当時はわからず、大人になってから振り返ると「実はあの人そうだったのかな」という人も何人かいます。小さい頃同級生の家に遊びに行ったら何か家の装飾が違って、少なくとも日本テイストではないということは子供ながらに感じ取れて「この人日本人じゃないのかな」と思ったことは今でも覚えています。その頃はなぜ日本語が母国語で日本でずっと彼らが暮らすに至ったのかが全く理解できなかったのですが、それはそれとしてそのまま受け止め、また周りの環境もそうだったので良い意味であまり深く考えず子供時代を過ごしていたと思います。しかし大人になってから同じ意識だといけないな、と思い始めました。

私は小学校5年生の時に父の仕事の都合で初めてアメリカに住む機会を得ましたが、私の最初の異文化体験はそれより前にものすごく身近で起こっていました。その原体験から得た気持ちを消化する努力せずして、自分の海外経験や国際化について語ることに対してものすごく抵抗があります。私は相対的に見てドメスティックな人間ではないと思いますが、かといってそんなにインターナショナルな人間でもないと思います。従って自分自身の内面の意識改革を忘れないようにするためにも韓国語学習を続けていこうと思っています。それに、ケネディスクールには優秀な韓国人学生がたくさんいますし、彼らから教えてもらえる非常に恵まれた環境にいることを幸せに思います。(韓国語でも中国語でもタイ語でも何でも良いのですが私の場合はたまたま韓国語であった、ということです。)

どういうアプローチをとるかは人によると思いますが、私の韓国語学習はこれからもゆっくりとではありますがしばらく続きそうです。
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by coast_starlight | 2006-08-23 01:15 | 日々の出来事

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その3)

a0079741_6114466.jpg前回の診察で歯の奥に何かが入っているということがわかったことを受け根管手術をやり直すことになり、水曜日に根管治療専門医のところへ行ってきました。事前に処方された薬(内服薬+うがい薬)を近くのドラッグストアに買いに行き、そのうち指示された2種類を手術日の2日前から使い始めました。ラベルをよーくみて気づいたことは、実際に処方された薬そのものが出てきたのは5種類中1種類のみで、あとは全て同機能品というか、ジェネリック(後発医薬品)でした。日本でもジェネリック医薬品が少しづつ普及し始めているようですが、処方箋のチェック欄に根本的な思想の違いを感じました。こちらの処方箋では、ジェネリックによる代替不可の場合のみ処方箋のチェック欄にチェックするのですが日本はその逆。「後発医薬品への変更可」だとチェックする、つまりチェックしていないと変更できないというフォーマットなのだそうです。「これじゃ医者がチェックするのを忘れたら、あるいは嫌がったらダメだな、力関係が逆になっている」と思うと同時にあまりジェネリックの普及に本腰になっていないのかなと思いました。…ところでその処方された薬を手術前から飲み始めたものの何か具合が悪い。後でわかったのですがこれは抗生物質によるアレルギー反応だったようです。抗生物質でアレルギーが出たのは生まれて初めて。まいったなぁ…。

a0079741_6132699.jpg当日午後3時の予約の1時間半前から30分おきに飲むようにと指示された薬を飲み始めると、何だかボーッとしてきました。これは麻酔を打つ前段階の薬だったようです。予約時間にクリニックにたどりつくとしばらく待ち時間があり、その間待合室に置いてあったビジネスウィークを読むも何を読んだかは記憶にありません。呼ばれて診察室に入ると先生が何か歯の周りにポツポツと垂らしているような気がしました。今から思えば何か刺していたのかもしれませんが見えないのでわかりません。そうこうしているうちに麻酔が効いてきて左前歯の周りがしびれてきました。その頃には既に手術は始まっていたらしく、私の口の中を先生がいじくっているなーと思っていたら「君の歯の奥に入っていたものがとれたよ」と言って8年前の治療の際に紛れ込んだと思われるものを取り除いてくれました。手術自体は麻酔を打つ時間を入れて30分くらいであっけなく終了し、後で例の除去物を見せてもらったのですがこれにはビックリ!1センチくらいの細いドリルの先端のようなもので、これが8年も私の歯の奥に入っていたのかと思うと絶句。そりゃ時々疲れたときなどに歯が痛くなったり違和感を覚えるわけだ。今まで歯科検診に行っても当然見つからず、詳細レントゲンを撮ってやっとわかったのだから、思えばここにたどり着くまでの道のりは長かった…。先生にも「これは珍しいケースだ」と驚かれる始末。大学で教鞭をとっておられる先生は、早速事例として使いたいようでした(おいおい…)。後で気づいたのですがこの30分の間に先生は麻酔を打ち私の歯茎を切り開いて例のモノを取り出し縫合してという作業をやってのけたというのはすごい!縫い目もうまくできてるし(鏡で確認済)。腕は確かなようです。

a0079741_6171267.jpg会計の際に痛み止めと新たな抗生物質の処方箋をもらい、その後事前にお願いしておいたホストファミリーのおじさんに迎えに来てもらい途中でドラッグストアに寄り薬を買って帰りました。この新しい抗生物質は何と6錠で60ドル!しかも、「1日目はこれ、2日目これ」という感じで誰にでもわかるというパッケージが特徴的。前のやつは28錠で12ドル!値段が違いすぎる…。ちなみに今回の治療では、この1本の歯の根管手術だけで合計3回の診察+薬代で15万円くらいかかる見込み。幸い私の場合は入っている保険で全額カバーされるのですが、前の歯医者がドリルの先端を私の歯の奥に残さなければこのお金はかからなかった可能性が高いわけですし…何か腑に落ちません。仮に日本で同じ治療を15万円で受けたとしたら私の負担額はその3割の45,000円!1回温泉旅行に行けるじゃない!

というわけで、今私の左前歯には黒い糸で3針縫ってある歯茎が光っています…。今度の水曜日に抜糸に行くのですがそれまではあまり口を大きく開けて笑わないほうが良いようです。なので私にそれまでに会って無表情だとしても是非お許しを! (つづく)

<追伸>
エアーグリーンランドグッズがあたるプレゼントコーナーへ是非ご応募下さい。応募者が少なくてちょっと寂しいので少しでも興味のある方は是非!
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by coast_starlight | 2006-08-19 06:23 | 日々の出来事

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その1)

a0079741_6484142.jpg以前治療した歯が痛むので歯医者に行くことにしました。まずすべき作業はどの歯医者に行くかを選ぶことです。ここではどこの歯医者に行ってもいいわけではありません。自分の加入している医療保険が使える歯医者を探さなければいけません。幸い私の持っている医療保険はどこの歯医者でも使えることが判明したのですが、一旦自分で全ての費用を立て替えて後日保険会社に書類を送って請求するという面倒な手続きがあることがわかりました。加えて腕のいい歯医者に行くことが重要です。何だかんだで結局ボストンのダウンタウンにある日本人の歯医者に行くことにしました。

久しぶりの歯医者に行って驚いたのは、新しくて高そうな医療器具が並んでいること!「まず歯の状態を見るためにレントゲンを撮ります」と言われて、気になる前歯と全体写真(パノラミックビューという…本当にパノラマ写真みたいに長かった)を撮られました。このレントゲンを撮る機械も見た目がすごくシンプルで操作性が良さそうで、レントゲンを撮られているという感じがしません。しかもこの写真は私が今までよく見たフィルムではなく電子データ形式で扱われ、診察室にある液晶画面でそれを見ながら説明を受けました。写真データが電子化されているので電子カルテに保存したり、他の歯医者へ紹介するとき紹介先にメールで送ったりできるみたいです。時代遅れの私は「すげー」と感心するばかり。

私は8年前に上前歯4本が虫歯になり差し歯になる危機に陥ったのですが、「この年で差し歯は勘弁してほしい」と当時の歯医者に頼んで歯根管治療+詰め物でその危機を乗り越えました。でも詰め物が古くなってきて取り替えなければならず、そのことはわかっていたもののダラダラと放置し現在に至りました。結局その4本のうち3本が軽度の虫歯で、うち1本が根っこのところで感染を起こしていることがわかり(これが痛みの原因)、これらを再度治療することとなりました。

そのときの歯医者さんとの会話を再現してみました:

「日本人の割にはわりとキレイな歯をしていますね。」
「え?虫歯治療済みの歯が11本もあるのに、ですか?」
「でもそれ以外の歯はキレイじゃない。日本人って大人だと虫歯だらけの人が多いでしょ。こっちの人は年2回歯の点検のため歯医者に行くし(∵保険でカバーされるから)歯科矯正も日本以上にやる人多いでしょ。日本の健康保険は治療しなければならなくなってからお金を出す仕組みだから、予防にはお金を出さないんですね。……歯に対する意識が違うんですよ。水道水にフッ素が添加されているのも大きな違いだし。」
「へぇ~。ところで親知らずが4本生えていて、昨年日本を発つ前に歯医者に見てもらった際、抜いても抜かなくてもいいと言われたんですけど…」
「抜いたほうがいいです(キッパリ)。特に下の歯は少し横に生えているから、このまま放置すると下の歯並びが悪くなります。」
「え~っ(しばし絶句)…親知らず抜くのって痛いからイヤなんですけど(わりと単刀直入)…」
「腕のいい先生に紹介状書いてあげるからそこに行くといいよ。」
「ところで親知らず抜くのって高いんですか?」
「高いです。」

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「今回の治療は、①1本の歯について歯根管治療をやり直す、②3本の虫歯を治療し詰め物をつめ直す、ことになります。根っこの治療については専門の先生がいるのでそこを紹介します。その治療が終わったらまた戻ってきてください。親知らずも専門の先生を紹介します。じゃあ帰るときに紹介状渡すね。」
「親知らずを抜くのはその後にしたいと思うんですけど…」
「どうせやるなら一緒にやってしまえば?」
「…(う~ん、どうしよう)」

親知らずを抜くのをためらっているのは、「痛いから」だけでなく実は別の理由があるのです。私の医療保険は歯科治療については年間の上限額が決まっており、前歯の治療+親知らずを4本抜くとなるとその限度額を超える可能性があります。超えた分は100%自己負担なので親知らずを抜くのは来年に回そうか、と考え中です。しかし親知らずを抜いた友人知人から聞いた痛みの話や恐怖体験を聞くと、これはお金がかかっても時間のある夏休み中にやっておくべきか…と悩むの事実。まだ決めていません。

診察が終わり受付に戻りお金を払おうとすると、その額に改めて驚き…何でそんなに高いんだ!これって先生やスタッフの人件費もあるだろうけど高い医療器具にお金払っているんじゃないかと思うほど。クレジットカードで払えることも驚きでした。詳しい明細書ももらったし、日本の開業医だと白いペラペラのレシートを出して終わりのところもあるけどそれとは大きな違い。説明責任という意味ではこちらのシステムのほうがいいかもしれません。

というわけでまずは前歯の根管治療のため別の歯医者に行くことになりました。次の日、ここの歯医者で再度レントゲン写真を撮ったところ、痛みの原因と思われる、一瞬アメリカじゃ訴訟起こす人がいるかもと思うような驚愕の事実が発覚したのです…ジャジャジャジャーン(次回に続く)
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by coast_starlight | 2006-07-20 07:36 | 日々の出来事

<日々の出来事> ワールドカップ観戦

今日はワールドカップの決勝戦の日。というわけでノースエンド(ボストンにあるイタリア人街)へ行き、とあるバーに入り決勝戦を観戦していました。実は準々決勝に入ってからほぼ全ての試合をボストンに残っている同級生とハーバードスクエア近辺のスポーツバーで観戦してきたのですが、今日はイタリアが勝つだろうと予想してイタリア人街へ繰り出した訳です。場所柄周りの客は当然イタリアびいきなわけで、イタリアがチャンスのときやフランスがピンチの時の歓声は相当なもの。"F○ck that French"とかちょっと感心できない野次もありましたけど、昼間から飲んだくれた人たちが(私も含めて)盛り上がっていました。

a0079741_12184076.jpgイタリアが優勝を決めた瞬間は、こんな感じでした。瓶に残っているビールをかける人たちのせいで私の服やカメラはぬれてしまいました。髪の毛や服はベトベトになるし、暑さもあってただでさえ汗でベトベトなのに、もう最悪。幸いカメラは大丈夫でしたけど…。何が何だかよくわからず近くの人と抱き合っている人たちが多く見受けられました。




a0079741_12232163.jpg優勝が決まった後、ノースエンドのメインストリートであるハノーバー通りはこれまたすごいことになっていました。人々が通りの真ん中で輪を作り、輪の中で爆竹がなったかと思うとまた騒ぎ出して…の繰り返し。イタリア国旗を持った人たちや国旗の色を顔に塗ったくった人たちが通りを練り歩いていました。


a0079741_12315696.jpg面白かったのは、通りに面した部屋に住んでいる(と思われる)住人が外の人に向かってじょうろやバケツで水をかけていたことです…(拡大してご覧下さい)。かけられてうれしいのか何なのかよくわかりませんが、それもこれもどさくさにまぎれてのことなので何でも許されるということでしょう。






この夏休みは結局ボストンに居残ることになってしまいましたが、結構いろいろな経験ができて楽しい日々を過ごしています。
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by coast_starlight | 2006-07-10 12:46 | 日々の出来事

<日々の出来事> フロリダ/キーウェスト旅行

ここ最近いろいろあったし、このどんよりとした気分を何とかしたい!そのためには走って爽快なところをドライブだ!

というわけで行ってきましたキーウェスト!

a0079741_23351080.jpgキーウェストは、フロリダ半島の下の端っぽに位置するFlorida Keysと呼ばれる小さい島々の集まりの一番先っちょのところです。マイアミから車で4時間くらいです。

この道のすごいところは、道路の左右が海に囲まれている箇所が結構あり、海の真ん中を走っている気分になれることです。天気はまあまあでしたが、日頃の生活とは全く違う空間に身を置き車で移動したり街を散策していると、自分のそれまで考えていたことややっていたことの意味や位置づけを一旦リセットして見つめなおす良いきっかけになると思いました。


今回の旅行は一人で行きました。でも行った先で会う人がいたので一人という気分がしませんでした。

a0079741_23301547.jpg一日目は、時々通っているマッサージ屋のお姉さん(前述のLisaさん)がキーウェストのことを良く知っていて(家を持っている)、顔なじみのウェイターがいるというレストランを紹介してくれたのでそこに夕食を食べに行きました。このお店(Seven Fish)はキーウェスト通の中では良く知られているお店のようで、小さい店内はいつも多くの客で賑わっているそうです。私が行ったときも予約を入れていないため残念ながら断られている人を何人かみかけました。一人で食事をする場合は、カウンターに座るとウェイターのBrentさん(写真)がお相手してくれます。食べ物もおいしく会話も弾み、大変楽しいひとときを過ごすことができました。カウンターは4席しかないので一人でも予約は必要です。

a0079741_23425045.jpg二日目は、一人でキーウェストの街を散策しブラブラしていたのですが、レストランやカフェで近くの席になった人とどういうわけか話しかけられ(日本人が珍しいのか)結構世間話をしていました。キーウェストにお越しの際は、是非Mojito(モヒートーと読む)を飲んでください。これはキューバ生まれのラムベースのカクテルで、中には生ミントの葉っぱとライムが入っています。すっきりした味わいで何杯でもいけそうな気分になりますが、店によっては結構強めだったりするのでご注意ください。ハーバードスクエア近辺でも飲めるところが何軒かあるようです。(ちなみに写真はキーウェスト風?まぐろのたたき)



a0079741_2348457.jpg三日目は、フロリダ出身の友人が「フロリダに行くなら会うといいよ」と彼の友人を紹介してくれ、その人達がマイアミビーチ散策に付き合ってくれました。当然初対面な訳ですが彼の裏書?があるということで皆かなりフランクに接してくれ大変うれしかったです。こういう寛容さってすごいなと思いました。


a0079741_23513816.jpgところで面白いなと思ったのは、この3日間誰とも日本語をしゃべらなかったので、その間はかなり英語で物事を考えていられたのか、英字新聞や雑誌の記事を読んでいて頭の中にすぐに入ってきたことです。自分の頭の中での考え事や独り言は基本的に日本語ですが、それも周りが英語漬けだと段々減ってくるということを感じました。日頃授業や生活で日本語に接しないほうがいいのかも…だとしたらこの日記は書くのをやめたほうがいいのか!?

せっかく留学の機会を与えられているのだからできるだけ今いる環境に自分自身を順応させたいと思う反面、ずっと日本語で育ってきたから完全に忘れることはまずないでしょうが、日本の感覚をあまり忘れるというのも帰ってから困るから考え物で、バランスが難しいところです。
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by coast_starlight | 2006-07-09 23:56 | 日々の出来事

<日々の出来事> アジアンボディワーク

a0079741_134731.jpg学校の近くに、アジアンボディワーク・カンマ(訶摩)というマッサージ屋があります。個人経営のこじんまりしたところで値段も安いため(学割がある)今年の初めから時々行っているのですが、最近はマッサージを受けるというよりもここのLisaとおしゃべりをするために行ってるという感じです。おそらく私より一回りくらい年上で、プライベートのことも含め何でも話せるし、日本を含めアジアに関心の高いアメリカ人なのでカルチャーの違いといったテーマでも話が出来るし、よきお姉さまというという感じです。

ここでのセッションは1回1時間くらいで、まず近況について話をし、「睡眠時間は?」「食事は?」と彼女が聞いてくるので質問に答えていきます。その内容に応じて毎回どういったマッサージが良いかを考えてくれます。

指圧マッサージと彼女は呼んでいるものの実際は経絡(英語でmeridianという)に沿ったマッサージで単なるぐいぐい押す感じではなく、体全体を使ったストレッチ+つぼ押しといった感じです。マッサージが終わると、「あなたのこのエレメントのレベルが低いからここを中心にマッサージをした」などと解説してくれます。正直言って私には今ひとつよくわからないときもあるのですが、終わった後の不思議な気分に浸れる快感がやめられず通っています。

ところでこのLisaさん、何とケネディスクールの卒業生なのです。どうやら若い頃は普通に勤め人をしていて、ケネディスクールで学んだりしているうちにアジアンボディワーク(指圧・レイキヒーリング・相対法など)に興味を持ち勉強し開業されたそうです。この仕事をやる傍ら趣味のセーリングを楽しむ生活、なんかうらやましい。また、どうやらそれ以外にも不動産などを持ち、この事業以外の収入もおありのようです。アメリカ人のお金の出入りのコントロールの仕方は日本人のそれとはかなり異なるという印象があるのですが(また今度書きますが)、それはその人の生き方も表しているような気がします。
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by coast_starlight | 2006-07-03 01:33 | 日々の出来事