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<私のはなし> 二年目をどう過ごすか (その1)

a0079741_3272753.jpg始まったときは信じられないほど長いと感じた夏休みももうすぐ終わり、あと2週間ほどで新学期の授業が始まります。思えば日本を発ったのは今からちょうど1年前。8月26日まで仕事をしていて本当にギリギリの出発でした。ボストンに到着した時は右も左もわからず、時差ぼけも手伝ってオリエンテーションウィークも体調不良でイベントにも半分くらいしか参加できず、新居への引越しも重なって初っ端かなり出遅れ感を感じていました。

一年過ごしてやっとあらゆる物事の勝手がわかったと思える今、我が家の仲間達のうち今回はシロクマさんにご登場頂き、一年目の総括と二年目をどう過ごすかについて先日就寝前座談会を開きましたのでその様子をお知らせしたいと思います。


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シロクマ(以下S):ボストンに来てからちょうど1年が経つね。ダンボールの中で移動の間ずっとガマンしていたあの頃が懐かしいよ。どう?生活慣れた?僕は…何ともいえないな。とりあえずこのベッドが寝心地いいからまいっか、って感じだけど。

私(以下C):ダンボールだったっけ?スーツケースに入れていたと思ったけど…ゴメンネ。生活自体は可もなく不可もないかな…まずどこから話そうか。勉強についてのほうがいいかな。

S:思えばこの1年はいろいろあったね。でもCちゃんは1年目は不完全燃焼だ、もっとできたはずだったとばかり言って自己評価がものすごーく低いけどなんで?一応成績も平均点は取れてるしいいじゃん別に、って思うけど。

C:まあそう言われればそうなんだけど、せっかく留学しに来たのだからねぇ…。何年・何十年か経って「あの時は本当にがんばった」って思いたいじゃない。勉強の面では…わかっていたといえばそうなんだけど、日本の大学の授業と違って宿題が多いし、それだけでなく宿題やテストがちゃんと添削されて返ってくるのが驚きだったね。だって日本で学生だったときって、テストやレポートはほとんど返ってこないし、返ってきたとしてもA/B/Cの評価だけで何がよくて何がよくないのかがわからない。先生に聞こうと思えば聞けるけどオフィスアワーがあるわけでもなし、研究室に押しかけていた人もいたけど。自分ががんばったと思っても評価が散々だったり、逆に手を抜いたのに評価がよかったりで…あのときは学校の成績気にするのがバカバカしくなったもんね。それよりも自分自身が抱く達成感の度合いのほうだ大事だ、って感じだった。大きな総合大学だったから仕方なかったのかもしれないけど、フィードバックという点では全然ダメだったと思う。それに引き換え今の環境だと返ってきたものに対する評価やコメントに納得がいかなかったら先生やTAにちゃんと質問する!人によっては食い下がっていた人もいたけど。これが驚きだった。私はその辺の努力が全然足りなかったと思う。返ってきたものは一応目を通していたけどシリアスさが足りなかった。でもアメリカで高校に通っていたときは真面目だったんだよ。いつからこんな不真面目になったんだろう…振り返ると日本の大学時代の悪い癖が抜けていないんだと思った。今年はもっと真摯に取り組まないと自分の真価が問われる。

S:まあそう深刻にならないで…。

C:落ち込んでいるときは慰めてね。

S:でも学校って勉強ばっかりするところじゃないじゃん。人との付き合いだって大事だし。友達もいっぱいできたでしょ?

C:来たときは小学一年生みたいに「友達百人できるかな」って思っていたけどそのためには努力がいるということがわかったね。まず日本人に限って言えば「ハーバード日本人会」「ボストン研究者交流会」「JAGRASS」とかいうのがあって月に1回くらい何がしかのイベントがあるんだけど、片手で数えるくらいしか行ってないし。それに行けばいいってもんでもなくて、できるだけたくさんの人と会って話をしないとねぇ。人見知りを結構するほうで壁の花…いや壁のキノコかコケみたいにボーッとしているのが好きな私にとってはこれは大変な試練なのよ。でも今年はとりあえず「ボストン研究者交流会」で自分の専門分野である鉄道業界について発表することにしていてもう幹事の方にその旨伝えてあるから、がんばらなきゃ。
※時期が近づいたらまたご連絡いたします。ボストンにお住まいの方は是非お越し下さい!

S:日本人以外はどうなの?

C:ボストン周辺は日本人だけでも数多いから英語で話す友達は本当に作る努力しないとダメね。でもさー、アメリカ人の遊び方って何て言うんだろう、英語でhanging aroundっていう表現あるじゃない?パーティーとかでとりあえずいてブラブラして何人かで騒いで…っていう感じのイメージ。そういうことをする相手ならすぐ見つかるけど、それを繰り返していたら空しくならないのかなって思うの。そこから何となく波長の合う人が見つかってというか淘汰されてというか、お互い友達だって思える関係が自ずとできていくのかもしれないけど、そのためには何回hanging aroundを繰り返さなければいけないんだろうと思うと精神的に疲れて出不精になっていたのかもしれない…って考えすぎかな??だけど本当に話のできる友達をそこからもう一歩踏み込んでつくるには自分からアプローチしていかないとダメだということがわかった。まずメールアドレスか携帯の番号聞いて、数日経ったら連絡して、とりあえず食事かお茶でもして…っていうステップを踏んでゆっくり話す時間をとりたいな、と思う相手には私からアプローチしてたかな、そういえば。

S:確かにCちゃんの友達ってひょんな関係の人が多いよね。男女問わず。

C:私の場合、そういうアプローチを私がして、または相手がしてきて、一対一で会う友達が数人できたね。自分のものの考え方に本当の意味で影響する人たちって、授業でいい発言する人たちに加えてこういう人たちだと思う。中にはちょっとクラッと来た男友達もいたけどね…冗談冗談。そこをグッとがまんして冷静になって真面目な話で盛り上がって、「また会いたいな」って思える関係が今は一番楽しいかな。そうは言ってもまあ友達にするのなら好みのタイプがいいよ。ただの友達でも私を楽しませる努力をしてくれるし。

(つづく)
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by coast_starlight | 2006-08-31 03:35 | 私のはなし

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その4)

根管治療の専門医による歯の手術が無事終わり、先週土曜日にもとの歯医者に行ってきました。そこでの治療はたぶん今まで受けた歯の治療の中で最長記録ではないでしょうか。11時の予約だったものの前の人の治療が終わらず始まったのは約1時間後。ちなみに私が歯医者を出たの4時頃でした。あまりに私の治療が長引いたため、その次に予約を入れていた人は1時間半待たされた挙句予約をキャンセルしなければならなくなりちょっと申し訳ない気分。

今回の目的は前歯4本の詰め物を詰め直すことでした。まず歯のクリーニングということで歯石取りが始まりました。器具でガリガリと歯と歯の間や歯と歯茎の間を削っていきます。ちょっと痛かったですが半年に1回くらいはやっておくべきだということでガマン。その後歯医者が前歯を電動ドリルでウィ~ンというあの歯医者独特の音とともに削っていったのですが、これがいつまで経っても終わらない…。何か嫌な予感がしました。

1時間半くらい経ってようやく削る作業が終わったときトイレに行きたくなって席を立ち、洗面所の鏡で前歯を見たら何かペラペラになってる!!そんなぁ…。トイレから戻った後先生が説明されたのですが、「詰め物を取ってみたけど虫歯が相当進んでいてこれだけ削らざるを得なかったよ。」と言われ、それまで日本で毎年受けていた歯科検診を思いっきり恨みました。思えば8年前の治療以来毎年受けていた歯科検診では「前歯の詰め物はいつか取らないといけないと言われているのですが、これまだ大丈夫ですか?」と毎回わざわざ聞いていたのですが、目視だけで「大丈夫だよ」と言われてそれを信じていた私がバカだったということです。でも8年前に虫歯治療をしたときの歯医者は「これは2~3年で取り替えたほうがいい」と言っていたのにそれをやらなかった私が悪いということ?でも歯医者が「大丈夫」と言えばそれを信じるでしょ…それじゃあ何を信じればいいの?あらゆる思いが脳裏をよぎりました。

さらに1時間半くらいかけて再度詰め直しをしてもらったのですが、その後にも「これでも2~3年、手入れがよければ5年くらいはもつかもしれないけどできればそれまでにクラウン(差し歯)にしたほうがいいと思う。今はもう元の歯よりも詰め物の割合のほうが多くなっているから、その分前歯は弱いよ。だから何かにぶつかったりした拍子に前歯が折れやすいから気をつけるように。今度直すときは自分の歯はないと思ったほうがいいね。」と言われさらにショック。4時間もの間頭を下にして仰向けの姿勢になり、しかも口を開けたままだったのでグロッキー状態だった私にさらなる精神的ダメージを与えてくれました。クラウンにはいろいろ種類があり、多くの場合保険診療の対象となるのは樹脂製のものです。でもこれだと差し歯だと明らかにわかってしまいます。見栄えと耐久性を求めるならセラミックです。樹脂製クラウンだとまた何年か経ったらやり直して、年をとったら入れ歯になる可能性が高く、生涯で見ると結局あまり変わらないのかもしれません。入れ歯がイヤであればお金をかけてもセラミックにすべきなのでしょう。

帰り際、「セラミッククラウンにするといくらするのですか?」と尋ねたところ返ってきた答えは1本2000ドル!!4本で8000ドル!!今の為替相場だと約90~95万円です。日本の歯科だと保険外診療で1本15~18万円くらいだそうですが、アメリカのほうが技術は発達しており出来上がりは良いそうです。それに一部は保険が使えるみたいですし。どうせやらなければいけないのであれば今のうち(とはいっても保険の限度額がリセットされる来年度)にやっておくか、あるいは2~3年待つか…また悩みの種が増えてしまいました。今日の治療でも1000ドル以上かかっているのに。私の今年度の歯科治療の保険限度額にだんだん近づいてきました。親知らずを抜くのにだってお金かかるのに、どうしよう!?

a0079741_013263.jpg4時間あの姿勢を保つことは相当体に負担だったらしく、帰りの道中土曜の夕方多くの人で賑わっているボストン市内の風景もかすんで見え、帰宅後は食事もそこそこに夜の7時くらいから寝込んでしまいました。日本の歯医者はわりとゆっくりと時間をかけて(悪く言うとダラダラと)治療をするので私が受けた今回の治療はたぶん日本だったら予約4回分くらいだったと思いますが、苦痛は1回で済んだわけだしもう当分行かなくて良いと思うととりあえず学期中は歯のことを考えなくて良いからこれで良かったのかとも思ったりもします。

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今回の一連の経験から得た教訓:
① 本当に虫歯かどうかはレントゲンを撮らないとわからない
② 歯科検診はいい加減…歯科衛生士でなはく歯医者に見てもらうこと、また歯医者を選ぶこと
③ 歯は長~い友達…ちゃんと手入れをしてあげましょう

①②は本当に身をもって感じました。特に②については、大学受験の頃通っていた塾の塾長が「歯医者を選ぶ際、できれば出身大学を調べたほうがいいですよ。」と言われたのを思い出しました。その塾長によると、「医学部は医師の国家試験がそこそこ難しいし仕組み的に一定水準が保たれるようになっているが、歯学部は偏差値が低いところもあり国家試験もそれほど難しくないから、ある一定水準かどうかを見るにはとりあえず出身大学を見たほうがいい」ということでした。確かに偏差値がその人の能力の全てじゃないけど、勉強ができない人に自分の体をいじくられるのはちょっと勘弁、と思います。

というわけで歯は大切にしましょう!私の友人・知人にも「この人虫歯だな」と思えるような人や歯肉がある部分だけ色が違っていたりという人が何人かいます。言いにくいし私がそのタイミングで指摘することが必要かと言われると何ともいえないので私から指摘したことはありませんが…。歯の問題って環境問題と似ていて、以下の要素が大きいと思います。誰かから指摘される前に自分から気付いていただければなぁ…と思います。
・進行が遅くてそのままでも当面何とかなる
・気づいたときには手遅れあるいはそれ寸前のことが多い
・本気で対策しようとすると莫大なお金がかかる、また痛みを伴う

(「ボストンで歯医者に行く」シリーズはひとまずこれで終了といたします。また来年再開するかもしれません。)
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by coast_starlight | 2006-08-29 00:18 | 日々の出来事

<旅行> アイスランド

a0079741_12333922.jpgグリーンランドに行く前に(というよりそれ以前にコペンハーゲンに行く前に)アイスランドに2泊しました。ボストンからはアイスランド航空のノンストップ便が出ており、4時間ほどでアイスランドに行くことができます。アイスランド航空はアイスランドに行くだけでなく、ヨーロッパ各都市に行くのに便利です。コペンハーゲンまではレイキャビクから2時間弱でした。ボストンのようなニューヨークやワシントンDCほど大きくない都市からヨーロッパに行くにはヨーロッパ各都市へのノンストップ便はあまり飛んでいなくて、あったとしてもノンストップ便であるが故にチケットがあまり安くならないという難点もあります。アイスランド航空の便はこれらの大都市のみならずボストンやミネアポリスからも出ていて、アイスランドに用事はないけれどヨーロッパに行きたいという人たちの需要をうまく取り込んでいると思います。

アイスランド航空でレイキャビク経由で行けば、
・アイスランドの位置的にヨーロッパ各都市への飛行距離が短くて済む
・空港が小さいが故に乗り換えが楽(ヒースローやドゴールと比べればその差は歴然)
・チケットもわりと安い
といったメリットを享受することができます。ただしアイスランド航空はどのアライアンスにも加盟しておらず独自のマイレージプログラムを運営しているため、マイルをためるという観点からはあまりメリットはありません(でもマイレージプログラムすら存在しないエアーグリーンランドよりはるかにまし)。アイスランドは人口30万人足らずの小さな国です。この小国が先進国としての水準を維持するためには収入源の確保が大事です。アイスランドに直接用事がない人を上手く取り込んで自分達の国の収入につなげていると思います。加えてちょっとストップオーバーして立ち寄ってくれる観光客がいたらもっとうれしいな、ということでしょう。私はまんまとその思惑にはまってしまいました。


a0079741_12364539.jpga0079741_12344644.jpgアイスランドは一にも二にも物価が高い!この一言に尽きます。ここ15年ほどでアイスランドの国の経済水準は相当良くなり、それにつれて物価も上がったのだそうです。写真は空港で食べたハムチーズサンドとオレンジジュースですが、値段がそれぞれ約1000円と500円ですよ!信じられなーい!当座の食料を持ち込みたい気持ちになることを保証いたします。もう1つの写真は、港の近くの食堂で食べた昼食です。白身魚のメインディッシュにサラダ・パン・スープ・コーヒーがついて1700円くらい。これが現地ではかなりお得な値段だということが想像して頂けるかと思います。ここの食堂は大衆食堂みたいなところで、漁師など水産業に携わるおじちゃんやお兄ちゃんの社交の場となっていました。そこに一人紛れ込んだ私は少し居場所に困ってしまいましたが、おなかが空いていたのでお構いなく入って食べていました。

a0079741_1238129.jpgレイキャビクでいろいろな店に入って思ったのですが、全体的に物価が高い中で特に高いのが本(アイスランド語の本)の値段だと思いました。アイスランドの人口は約30万人ですから、仮に1万部売ろうとすると人口の3%ちょっとの人たちにお買い上げ頂く必要があります(1人1冊として)。たぶんそれだけでベストセラーでしょう。普通の本なら日本だと専門書レベルの数千冊しか刷らないとなると自ずと1冊あたりの値段は高くなると思います。例えばダビンチコードのアイスランド語訳は1冊5000円くらいでした。写真集や図鑑みたいな大きな本は平気で2~3万円します。またいずれの本屋にも英語の本が普通に置いてありました。アイスランド語訳するコストに見合う本はあまりないと思います。アイスランド人は学校でアイスランド語の他に10歳前後からデンマーク語(1944年までアイスランドはデンマーク領でした)と英語を勉強しますしレイキャビクだと外国人観光客も人口に比べれば多いですから、たいていの人は3ヶ国語ができます。なので英語に日常的に触れる機会が多いため英語の本や雑誌を読むのも大して苦にならないのかもしれません。ちなみにアイスランドの作家は自分が書いた作品を(適当な訳者が見つからないからという理由から)自分で英語訳することもよくあり、映画も英語版がそのまま上映されるのだそうです。こういう環境で生活していればイヤでも英語がうまくなると思います。


a0079741_12401255.jpgアイスランドの観光資源はその広大な自然です。イメージとしてはだだっ広くてゴツゴツしているといった感じだと思います。背の高い木が存在せず夏でも牧草や芝生のような植物くらいしか生えていません。また岩肌がそのまま露出したような場所が多く、植物が生えにくいというのも理由としてあるかと思います。アイスランドの各種観光スポットへはレイキャビクからあらゆるツアーが出ていますので、それに参加すれば個人でも楽に回ることができます。というよりそれ以外にあまり方法がないといったほうが正しいかもしれません。私はハイキングツアーと夜の間欠泉・滝めぐりのツアーに参加しました。夜のツアーといっても真夏は日が沈みませんから多少薄暗い程度です。かえってその薄暗さが独特の雰囲気をつくっていて昼のツアーとは違った趣でよかったと思います。

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a0079741_1241080.jpgところで、ホテルがあまりに高すぎるのでアイスランドではやむなくユースホステルに宿泊しました。そこで撮ったのがこの写真。一見普通のお菓子の自動販売機なのですが、左下のオレンジ色の箱は何だかわかりますか?何とこれ、コンドームです。コンドーム大手のグローバル企業であるDurex社のオレンジフレーバーコンドームだそうですが、これを見た私は思わず固まってしまいました。(全くの余談ですが、Durex社のウェブサイトにあるTVCMの動画を見てさらに絶句…今日本ではこんなコマーシャルがやっているんですか…。)

「ちょっと待ってよ。ユースホステルって『健全な青少年の育成』が目的じゃないの??」

男女別相部屋が原則で、旅行を通じ自然や文化に親しむ青少年を格安の宿を提供することによりサポートする場所がユースホステルの存在目的だと思っていた私にはそういうこととは縁遠いイメージ(?)があったのですがこれにはビックリ。ちなみにレイキャビクに限らず多くの海外のユースホステルでは男女混合相部屋のところがあります。私は幸いベルギーから来たおばさんのグループと同じ部屋でわりと静かでしたけど…。ボストンに戻ってから同級生の女の子に写真を見せてこの話をしたら「素晴らしいことじゃない。とってもプラクティカルで意味のあることだわ。」と大絶賛していました。現にそういうことがあるから売っているのだろうし、確かにパブリックヘルスの観点から言うと良いことなのかもしれないけど…そんなに大絶賛しないでよ。ユースホステル内でそんなことが起こっていたら私が同じ部屋の人間ならたとえ寝ていて気づかなかったとしても想像するだけでイヤだってば。だいたいユースホステルなんかに泊まるなよ…と言いたくなります。現実に起こっている現象に対してどう対処すべきか、と冷静に考えられた末の結論としては納得いくのですが、「何かなぁ~」という気持ちになってしまうのは私が日本人だからでしょうか?


a0079741_12415272.jpgアイスランドに観光で訪れた人がほぼ必ず行くのがここブルーラグーンだと思います。ここは空港から近く、レイキャビクで乗り換え待ちの時間つぶしに行こうと思えば行けます。ちなみに空港はレイキャビク市内からは50キロくらいあり、東京都内~成田空港間並みに遠いです。ブルーラグーンは地熱を利用した温泉で、白濁した青緑色の温泉が際限なく広がっています。でも現在大規模な拡張工事が行われているため見栄えは今ひとつでした。実は、私がここに来たのは2回目。1回目は学生最後の春休みに大西洋横断の途中に立ち寄りました。そのとき初めて見た神秘的な色の温泉が終わりなく続く光景にただただ感動したものの、一人で来た私はその気持ちを共有する相手が誰もおらず「次に来るときはこの気持ちを共有できる人と一緒に来たい!」と心に誓ったのでした。

なのに、6年半経った今、また一人で来てしまった…。

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日本からアイスランドというととっても遠い国というイメージがあると思います。確かに近くはないですけど極端に遠いわけではありません。例えばスペインに行くのと比べて飛行時間は同じか短いくらいだと思います。アイスランド航空は東京にも事務所を開設しておりますし、最近アイスランド大使館が日本にもできました。ヨーロッパ方面にご旅行を検討されている方は、是非アイスランド滞在も選択肢に入れられることをお勧めいたします。
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by coast_starlight | 2006-08-27 12:52 | 旅行

<授業のはなし> 来学期どの科目をとるか

a0079741_1055019.jpg夏休みも終わりに近づいてきたためか、同級生との会話でも「来学期とる科目決めた?」という話題がのぼるようになりました。学校のウェブサイトにも来学期の科目案内やシラバスが公開され始めましたし、徐々に「ああ学校が始まるんだな」という気分になりつつあります。

ケネディスクールの学生は大体1学期に4~5単位分の科目を履修します。私がいるMPA2年コースだと最低3単位・最高6単位分履修することになっていますが、多くの人は4~5単位の間で落ち着くようです。ちなみにMPA2年コースでは卒業に16単位必要です。基本的なパターンだと80分授業が週2回(月・水または火・木)1学期間あり、これで1単位となります。半学期・週2回授業で0.5単位、週1回3時間の授業で1単位といった変則的パターンの科目も中にはあります。また、本来の授業に加えて一部の授業で復習の授業が金曜日にあります。

授業自体が1回80分×週2回だったら楽勝じゃん!と思ったら大間違いです。この前後にかける予復習や宿題をやる時間を考えると結構時間がとられます。各回や宿題の有無にもよりますが、大体1つの授業に2~3時間くらいの準備が必要です。あとはその回の授業が特に興味ある内容だとさらに関連する調べ物をしたりそれを読んだりしていると時間がすぐに経ってしまいます。加えて授業によってはグループで作業をする必要があるので、その場合は相手と時間を合わせたりという手間もあります。私の場合、昨年秋学期はグループワークがある授業がゼロで少し孤独感を感じたためその次の学期はグループワークがある授業を多くとろうと思ったら、春学期はとった科目が全て何がしかのグループワークがある授業で逆に相手と時間を合わせるのに苦労しました。今度の学期はグループワークのある授業とない授業を半々の割合でとれればと思っています。

今考えているのは、以下のような授業です(当然、変更の可能性あり)。
Advanced Quantitative Methods I: Statistics
昨年統計学の授業を履修しなかったら他の科目で困ったので、やっぱりちゃんとやろうと決意。
On the Balcony of History? The European Union in the 21st Century
卒業後ヨーロッパに関係する仕事をする可能性が高いので。
Introduction to Negotiation Analysis
ケネディで有名な授業。なかなか交渉を勉強し練習する機会はないので。例年入札対象になっている。
Introduction to International Relations Theory and Practice
今年から開講されるJoseph Nye教授による国際関係論入門レベルの授業。でも競争率高そー。

「入札」(bidding)というのは、人気の高い授業(履修登録で履修希望者数>履修可能人数となった場合)の履修者を決めるためのプロセスです。各学生はプログラムおよび学年によりあらかじめ定められたポイントが与えられ、そのポイントの範囲内で入札対象となった授業に「賭け」ます。私が子どもの頃やっていたクイズダービーでよくあった、「篠沢教授に2000点」「はらたいらさんに全部」というようなノリを想像していただければいいです。ある授業の履修可能人数がX人だとすると、賭けたポイント数が高かった人から順に上位X人まで履修することができ、(全体の入札者の中でX番目に高いポイント数を賭けた人のポイント数-1)ポイントが自分の持ち点から引かれ春学期に繰り越されます。

どうしてもとりたい科目には持ち点を多くつぎ込めばよいわけですが、そういった科目が複数ある場合中途半端な賭け方をするとどれもとれずに終わってしまう恐れがあります。(昨年実際同級生でそういう人がいて、入札が終わった後教授に頼み込んで履修を認めてもらっていた人もいました。)従って過去のデータや授業紹介(shopping days)時の教室の混み具合や同級生の評判などを踏まえた上で戦略的に(?)自分の賭ける点数を決める必要があります。私は今年MPA2年プログラムの2年目なので持ち点は一番多い1000点。でも昨年人気の高かった授業では950点近くが必要だったものもあり、自分がとりたい授業がそのようにならないことを祈るばかりです。

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私の1年目は今から思えば失敗だらけでした。まず、最初のほうはだいたい簡単な内容から入っていくもののある瞬間から急に進度が速くなりそれについていけずに消化不良に終わったような気がします。特に「Introduction to ...」といった名前の科目は曲者です。Introductionと名乗っておきながら多くの場合結構高度な内容も扱っており進度が恐ろしく速かったりします。また、疑問点は早いうちに誰かに聞いて解消するという基本的な原則を守ることの重要性を感じました。質問の相手としては教授のほかにTF(ティーチングフェロー:主に博士課程の学生で、復習授業を受け持つことが多い)やCA(コースアシスタント:主に前の年にその授業を履修し良い成績をおさめた人で、履修者からの質問に答えてくれる)がいます。私はこの人たちの利用の仕方が下手でした。よく考えてみれば大して年の変わらない同じ学生ですから、まずは大した質問がなくても授業に関する漠然とした内容の話をしに行くべきだったと思っています。それに授業料だってかなり高いですし(ケネディスクールの授業料は年間約350万円)…。しかし変なところで人見知りしてしまう私は「う~んどうしよう、これ聞いてみようかなぁ…」とグダグダ悩んで(プロクラスティネート)しまうことが多く、この心理的な壁を乗り越えるのが未だもって自分自身の課題となっています。

自分から望んでわざわざここまで来て勉強しに来ているわけですし、私がケネディに来なかったとしても誰も困る人はいません。私自身だってもし行かなかったら後悔はしたかもしれませんが「困る」かどうかというとたぶん困らなかったと思います。「困る人がいる/自分に困ることがある」ことは人のモチベーションになりますが、これはあくまで外発的なものであり、それがない場合は自分の内側から起こるモチベーション(内発的動機)がなければがんばれません。従ってここまで来た/来られたのは曲がりなりにも相応の内発的動機に基づく積極性が私にあったということだと思いますが、昨年の留学開始以来周りの人たちの積極性に圧倒され続けてばかり。何で自分ってこんなにダメなんだろう…と落ち込んでいても何も始まらないので来年度はもっと行動的になろうと思います。
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by coast_starlight | 2006-08-24 10:09 | 授業のはなし

<日々の出来事> 韓国語学習

보스톤에서 안녕하세요!

a0079741_11152100.jpg夏休み中は週1~2回くらい午前中学校で韓国人同級生から韓国語レッスンを受けています。厳密に言うとlanguage exchangeというもので、私が1時間彼に日本語を教えるのと引き換えに彼から1時間韓国語を教えてもらうという形式です。今年の初めから不定期にやっています。韓国語は2年ほど前からダラダラとやっているもののなかなか中級への壁を越えることができません。やり方が悪いのとあまり真剣にやっていないのと両方が主な理由だと思います。でも言語だけでなく考え方やメンタリティを学ぶ良い経験をしていると思います。今レッスンを受けている相手であるデインさんは、元新聞記者の同級生です。韓国語は漢字由来の言葉が多いため彼は難しい言葉はよく知っているのですが日常でよく使う表現がかえって難しいようです。この前ゴミについて「日本ではゴミは生ゴミ・燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミに大きく分かれます」という話をしたとき、生ゴミという単語が理解できなかったようでなぜ生ゴミというかの説明に苦労しました。英語にしたら「フレッシュゴミ」??何か違うなー。

なぜ韓国語をやっているのか…?私の韓国への興味は韓流ブームから来た訳ではたぶんないと思います。私の出身である京都市は在日コリアンが比較的多いところであり、私の通っていた小学校・中学校の同級生にも多くいました。民族名を名乗っていた人もいれば日本名を使っていた人もおり、日本名を使っていた人に関しては当時はわからず、大人になってから振り返ると「実はあの人そうだったのかな」という人も何人かいます。小さい頃同級生の家に遊びに行ったら何か家の装飾が違って、少なくとも日本テイストではないということは子供ながらに感じ取れて「この人日本人じゃないのかな」と思ったことは今でも覚えています。その頃はなぜ日本語が母国語で日本でずっと彼らが暮らすに至ったのかが全く理解できなかったのですが、それはそれとしてそのまま受け止め、また周りの環境もそうだったので良い意味であまり深く考えず子供時代を過ごしていたと思います。しかし大人になってから同じ意識だといけないな、と思い始めました。

私は小学校5年生の時に父の仕事の都合で初めてアメリカに住む機会を得ましたが、私の最初の異文化体験はそれより前にものすごく身近で起こっていました。その原体験から得た気持ちを消化する努力せずして、自分の海外経験や国際化について語ることに対してものすごく抵抗があります。私は相対的に見てドメスティックな人間ではないと思いますが、かといってそんなにインターナショナルな人間でもないと思います。従って自分自身の内面の意識改革を忘れないようにするためにも韓国語学習を続けていこうと思っています。それに、ケネディスクールには優秀な韓国人学生がたくさんいますし、彼らから教えてもらえる非常に恵まれた環境にいることを幸せに思います。(韓国語でも中国語でもタイ語でも何でも良いのですが私の場合はたまたま韓国語であった、ということです。)

どういうアプローチをとるかは人によると思いますが、私の韓国語学習はこれからもゆっくりとではありますがしばらく続きそうです。
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by coast_starlight | 2006-08-23 01:15 | 日々の出来事

<交通のはなし> 東京~京阪神間高速バス

私の好きなJRバス関東のホームページを眺めていたら、京阪神行きバスラインアップのページがありました。驚いたのはそのバリエーション!今は東京~大阪間を一番安くて2100円で移動できるのです。青春18きっぷを使うより安い…。

超得割青春号というバスは、普通の座席(4列シート)が4200円で、満席の場合は補助席に2100円で乗れます、という価格設定。普通の座席が満席の場合にしか補助席用チケットは販売されないそうですが、あえてこちらを狙う人も絶対いると思います。 他のバスとの決定的な違いは車内にトイレがないこと。途中4箇所で各15分休憩するそうですが、補助席だと夜4回起こされるのはちょっとたまらないかも。その分安いのだと思います。

それ以外に安いのは…
・青春メガドリーム号前日購入
 (閑散期3500円・繁忙期4000円・当日4300円)
 ※ドイツ・ネオプラン社製の全長15メートルのバス
・青春ドリーム号
 (片道5000円・往復9500円・早割21だと片道4250円)

ちなみに普通のドリーム号(3列シート)は東京~大阪間8910円、プレミアムドリーム号のプレミアムシートは9910円です。同じくプレミアムドリーム号のスーパーシートはドリーム号と同じ8910円ですが、21日前に購入すると35%引の5790円!

私が学生の頃は普通のドリーム号しかなかったのですが、本当に選択肢が増えた…隔世の感です。卒業して日本に戻ってからいろいろ乗ってみたいなーと思いました。新幹線のほうが当然楽だし新幹線に乗るお金がないわけではないけど、これだけ安いとそれはそれで魅力。それに今はチケットがネットで簡単に購入できるし、毎回みどりの窓口や旅行社に買いに行っていた学生の頃と比べて手続きが格段に便利になっているのもポイントでしょう。

これだけJRバス関東ががんばっているのは、近鉄バス(ツインクルライナー・カジュアルツインクル号)や観光バス会社(クリスタル観光バスなど)の期間限定激安便に対抗するためです。加えてこの格安料金が実現可能になったのは各種規制緩和も関係していると思います。例えば全長15メートルのメガドリーム号は一般のバスの大きさ(全長12メートル)を超えるため今までは走れなかったのですが、ルートを限定して免許を取得しています。バスが3メートル伸びるだけで定員が42人→84人と倍増します。ガソリン使用量・CO2排出量も少ないとメリットは大きいです。メガライナーはまず東京~つくば間で昨年から運行し、その結果が良好だったので満を持して(?)東京~大阪線に投入されました。

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ちなみにこちらでバスの需要が多いのはボストン~ニューヨーク間の移動です。中国系のバス会社がボストンとニューヨークのチャイナタウンを片道15ドルで結ぶ便を運行しており大人気です。もともと中国人の労働者を運ぶ目的で運行が開始したのだとか。以前は10ドルだったのですが事故を起こしたこともあって15ドルに値上げして質を上げた(たぶん運転士のシフトに余裕を持たせた)そうです。他にもグレイハウンドというバス会社が25~35ドルくらいで運行しています。

ちなみにボストン~ニューヨーク間の距離はだいたい東京~名古屋間と同じくらいです。バスだと4時間前後で上記の値段、電車だと3時間半で100ドルくらい、飛行機だと1時間で100ドル~150ドル(でも空港~ダウンタウン間の移動に時間がかかって実際は2時間半くらい)です。早朝便の利用や早期割引などによってもう少し安くなる可能性はあります。

東京~名古屋間を1時間45分(のぞみ)で移動できる日本ってすごい国ですね。もっとも、N700系(現在JR東海が開発中の新型車両)が導入されるとさらに5分ほど短縮になるみたいです。

こっちにいると、日本人の時間感覚ってすごいな、と思うようになります。
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by coast_starlight | 2006-08-22 22:11 | 交通のはなし

<私のはなし> 胃腸を鍛えたい

私は比較的胃腸が弱いほうだと思います。食べる量のほうは問題ないのですが、細菌に弱いようで…。例えば生ガキは今まで3回食べて3回あたったのでもう一生食べることはないでしょう。子どもの頃カキはフライでしか食べたことがなかったのでそのせいで免疫がついていないのだと思っていたら、大人になってから弟は生ガキを食べているということを知りショックを受けました。しゃぶしゃぶ食べ放題で冷凍肉が出てきたら、十分に火を通さないと確実におなかを壊します。他の人が大丈夫で私ひとりだけ下痢ということも何度かあります。レストランでお肉を頼むときも最低ミディアムでないと不安。寿司や刺身は普通に食べていて今のところ特に問題ありませんが、海外旅行先ではあまり生ものは食べません(そのくせ懲りずにいろいろ行くのですが)。特に何もなくても年に数回、忙しい波が過ぎ去って気が抜けたときなどに下痢を起こし家で半日くらい部屋とトイレを往復するということがあります。

昨日、学校のカフェテリアで買ったサラダにどうやらあたってしまったらしく、午後から図書館で作業をしていたものの胸のあたりが何だかムカムカしてきました。そのときは原因がわからずとりあえず家に帰ろうと思ってやっていた作業を引き上げて帰宅したのですが、帰宅後私を襲ったのは恐ろしい腹痛!胸からおなか・胃腸と痛みがだんだん下に下りてくるのがわかりました。だいたい私の腹痛にはパターンがあって、体が受け付けないものをすぐに追い出すべく胃腸がそれらを押し出す動きをするようで、その押し出す際に痛みが発生するようなのです。従って痛みは周期的で、終わりがあります。おなかが痛くなるのは辛いですがこの機能があるから健康を維持できているのかもしれません。その後十分水分補給をしないと脱水症状を起こしてしまうので水をたくさん飲むようにしています。あまりに頻繁に腹痛を起こすので対処方法もだいたいわかっているのですがそれでも毎回体力を消耗します。昨日の一発はかなり強烈で波が去ってから疲れ果てておまけに熱っぽいし…ということでベッドで寝込んでしまいました。

胃腸を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?あるサイトにカモミールティーが腸壁を鍛えると書いてあったのでカモミールティーは毎日のように飲んでいますが、それを数年続けているにもかかわらずあまり変化はありません。それでも昔よりは良くなっているのかもしれませんが体の筋肉と違って鍛えたという実感がわかないのが辛いところです。

胃腸の鍛え方をご存知の方、是非教えてください!
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by coast_starlight | 2006-08-20 07:54 | 私のはなし

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く (その3)

a0079741_6114466.jpg前回の診察で歯の奥に何かが入っているということがわかったことを受け根管手術をやり直すことになり、水曜日に根管治療専門医のところへ行ってきました。事前に処方された薬(内服薬+うがい薬)を近くのドラッグストアに買いに行き、そのうち指示された2種類を手術日の2日前から使い始めました。ラベルをよーくみて気づいたことは、実際に処方された薬そのものが出てきたのは5種類中1種類のみで、あとは全て同機能品というか、ジェネリック(後発医薬品)でした。日本でもジェネリック医薬品が少しづつ普及し始めているようですが、処方箋のチェック欄に根本的な思想の違いを感じました。こちらの処方箋では、ジェネリックによる代替不可の場合のみ処方箋のチェック欄にチェックするのですが日本はその逆。「後発医薬品への変更可」だとチェックする、つまりチェックしていないと変更できないというフォーマットなのだそうです。「これじゃ医者がチェックするのを忘れたら、あるいは嫌がったらダメだな、力関係が逆になっている」と思うと同時にあまりジェネリックの普及に本腰になっていないのかなと思いました。…ところでその処方された薬を手術前から飲み始めたものの何か具合が悪い。後でわかったのですがこれは抗生物質によるアレルギー反応だったようです。抗生物質でアレルギーが出たのは生まれて初めて。まいったなぁ…。

a0079741_6132699.jpg当日午後3時の予約の1時間半前から30分おきに飲むようにと指示された薬を飲み始めると、何だかボーッとしてきました。これは麻酔を打つ前段階の薬だったようです。予約時間にクリニックにたどりつくとしばらく待ち時間があり、その間待合室に置いてあったビジネスウィークを読むも何を読んだかは記憶にありません。呼ばれて診察室に入ると先生が何か歯の周りにポツポツと垂らしているような気がしました。今から思えば何か刺していたのかもしれませんが見えないのでわかりません。そうこうしているうちに麻酔が効いてきて左前歯の周りがしびれてきました。その頃には既に手術は始まっていたらしく、私の口の中を先生がいじくっているなーと思っていたら「君の歯の奥に入っていたものがとれたよ」と言って8年前の治療の際に紛れ込んだと思われるものを取り除いてくれました。手術自体は麻酔を打つ時間を入れて30分くらいであっけなく終了し、後で例の除去物を見せてもらったのですがこれにはビックリ!1センチくらいの細いドリルの先端のようなもので、これが8年も私の歯の奥に入っていたのかと思うと絶句。そりゃ時々疲れたときなどに歯が痛くなったり違和感を覚えるわけだ。今まで歯科検診に行っても当然見つからず、詳細レントゲンを撮ってやっとわかったのだから、思えばここにたどり着くまでの道のりは長かった…。先生にも「これは珍しいケースだ」と驚かれる始末。大学で教鞭をとっておられる先生は、早速事例として使いたいようでした(おいおい…)。後で気づいたのですがこの30分の間に先生は麻酔を打ち私の歯茎を切り開いて例のモノを取り出し縫合してという作業をやってのけたというのはすごい!縫い目もうまくできてるし(鏡で確認済)。腕は確かなようです。

a0079741_6171267.jpg会計の際に痛み止めと新たな抗生物質の処方箋をもらい、その後事前にお願いしておいたホストファミリーのおじさんに迎えに来てもらい途中でドラッグストアに寄り薬を買って帰りました。この新しい抗生物質は何と6錠で60ドル!しかも、「1日目はこれ、2日目これ」という感じで誰にでもわかるというパッケージが特徴的。前のやつは28錠で12ドル!値段が違いすぎる…。ちなみに今回の治療では、この1本の歯の根管手術だけで合計3回の診察+薬代で15万円くらいかかる見込み。幸い私の場合は入っている保険で全額カバーされるのですが、前の歯医者がドリルの先端を私の歯の奥に残さなければこのお金はかからなかった可能性が高いわけですし…何か腑に落ちません。仮に日本で同じ治療を15万円で受けたとしたら私の負担額はその3割の45,000円!1回温泉旅行に行けるじゃない!

というわけで、今私の左前歯には黒い糸で3針縫ってある歯茎が光っています…。今度の水曜日に抜糸に行くのですがそれまではあまり口を大きく開けて笑わないほうが良いようです。なので私にそれまでに会って無表情だとしても是非お許しを! (つづく)

<追伸>
エアーグリーンランドグッズがあたるプレゼントコーナーへ是非ご応募下さい。応募者が少なくてちょっと寂しいので少しでも興味のある方は是非!
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by coast_starlight | 2006-08-19 06:23 | 日々の出来事

<話のネタ> 恋愛系サイト

こういうの読むの結構好きです(読むだけで実際の行動は極めて地味なのですが)。プロクラスティネーションには最適!?

ここはタイトルによらず理系でなくとも誰でも楽しめると思います。サイトが始まってからもう5年くらい経っていてある意味老舗。酒井さんの分析も秀逸。

ここは私が最近好きなサイト。すごいのは更新頻度。女性数名が委員会を結成しサイトを管理しているのだそうです。

ここは本の宣伝というイメージが強いですが、もう175回ですし、「理系のための恋愛論」といい勝負だと思います。

ここは男性側の視点に立ったサイトで、「変タメ」は是非ご覧ください!超笑えます。

いずれのサイトでも主に書かれていることは恋愛そのものというより男女の心理についてなので、仕事・プライベートを問わず異性との付き合い一般に言えることが書いてあって日々の生活にも役に立つのではないかと思います。結局のところ恋愛ってお互いの気持ちの駆け引きだということを考えると(少なくとも私はそう思う)、そういう話題に行き着くのは当然の流れかもしれません。一つ読んでいて気になるのは、これらのサイトに書かれていることは日本人特有のものなのか、何人に対しても言えることなのかどうか。今いる環境だとどうしてもそういう視点で見てしまいます。

どのサイトについても共通して感心するのは、その更新頻度と持続性。なんでこんなにネタがあるのか…小さい出来事からネタを作り出すその着眼力・発想力は私も見習いたいと思います。
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by coast_starlight | 2006-08-15 20:55 | 話のネタ

<旅行> グリーンランド/カンガルーサック国際空港

a0079741_104636.jpga0079741_1313643.jpgグリーンランドの玄関口となる空港はいくつかありますが、ジャンボジェットが発着できる空港はここカンガルーサックともう1箇所しかありません。カンガルーサック国際空港は西グリーンランドにある各空港への発着拠点です。首都ヌークにいく場合もコペンハーゲンからまずここへ飛び飛行機に乗り換えます。カンガルーサックがわずか人口500人足らずの村(というか集落?)ですが、ここに国際空港があるのには地理的条件からだと言えるでしょう。天候が良く欠航がほとんどない、加えてジャンボジェットが発着できるスペースを確保できるとなると広いグリーンランドとはいえそうそう場所はありません。またここには以前米軍基地があったことも関係していると思います。ちなみに私が搭乗したコペンハーゲン発カンガルーサック行きの便(エアバス330-200)はほぼ満席!グリーンランドに移動する人の需要がそんなに多いのか!と改めて驚きました。

東グリーンランドであればアイスランド経由でいくことができ、ボストンからだとそっちのほうが断然近いのですが、「単にグリーンランドに行ったという事実をつくりたいだけなら東でもいいけど、本当のグリーンランドを見ようと思ったら西に行くべき」という旅行代理店のお兄さんの口車に乗せられた私は(?)、あえてコペンハーゲン経由でグリーンランドに行くことにしたのでした。余談ですが、グリーンランド旅行をしようとするとまず旅行代理店を探すのが大変です。アメリカでも数社しかありません。今から思えばデンマークの会社に直接コンタクトしても良かったかも、と思います。

ここカンガルーサック国際空港について特筆すべき点は、空港に隣接したホテルへのアクセスのよさかもしれません。発着ロビーに着いて右を向き15秒ほど歩くともうそこはホテルのフロント!こんなに空港アクセスの良いホテルを今まで見たことがありません。ホテルのフロントからも階段を登ってしばらく歩けば部屋にたどりつきます。それだけ空港が小さいということなのですが、それでも国際空港として必要な設備は一通り揃っています(当然か)。

a0079741_181042.jpga0079741_195950.jpgカンガルーサックでは大してやることがありません。唯一楽しいのがアイスキャップツアーです。これは、オフロード用バス(MAN社製)に乗って氷河のある内陸部に入っていき、氷河の上を歩くというツアーです。このツアーのポイントは空のペットボトルを持っていくことです。氷河の上にできている小川から水をとって飲んだときの感動は言葉では表現しづらいです。口の中でフワッとひろがるまろやかさに加え少し甘みがあって、「こんなにうまい水がこの世の中にあったのか…」としばし呆然としていました。「グリーンランド氷河の水」で売ったら売れるかな?と考えてしまいました。でもこういうのってその場の雰囲気で飲むからおいしいのかもしれないので、普段の生活環境で飲んで果たしておいしいのかどうかは何とも言えません。

a0079741_131598.jpga0079741_153892.jpgアイスキャップツアーに加えて次の日マウンテンバイクを借りてサイクリング+ハイキングに出ました。ある山に登ったのですがそこにたどり着くまで自転車をこぎ、途中から歩いて登ります。自転車をこいでいる間はガタガタ道を走らなければならずお尻が痛かったです。でも道中誰もいなくって広大な土地をまるで一人占めした気分でした。また、山といっても何せ木が生えていないので非常に見通しが良く道に迷うことはまずありません。とても気持ちよかったです。私が登った山はそんなに高くなくって、雰囲気としては大文字山登山といった感じでした。唯一苦労したのは蚊が多いことです。蚊よけのスプレーをケチって買わなかったからですが、本当にうっとうしかったです。

冬にはオーロラが見られることでも有名なこの場所ですが、基本的に何もないところなので大体の人は乗り継ぎのため1泊して通り過ぎていきます。私はたまたま2泊滞在しましたが面白い経験をすることができよかったと思います。

☆プレゼントコーナー☆ (締め切りました…ご応募ありがとうございました)

a0079741_1182342.jpga0079741_1184724.jpg下記エアーグリーンランドオリジナルグッズ(超レアもの!?)を各1名の方にお送りいたします。
① エアーグリーンランドプロモーションDVD
② 模型(12センチ)+トランプのセット

ご希望の方は、coast_starlight@excite.co.jpまで、タイトル「プレゼント希望」と書いた上で、
・お住まいの場所(国・場所)
・このブログの感想(このコーナーが良かった/悪かった、あのコーナーのコメントはちょっと納得いかない、など1行でも構いません)
・ご希望商品
を書いたメールをお送り下さい。グッズをお送りする方には折り返しこちらからお名前と住所(送付先)をお尋ねするメールをお送りいたします。(頂いたメールアドレスはこの目的以外には使うつもりがないことをここでお約束いたします。)こんなコーナーつくっても応募してくる人がいるのかなぁ…ちょっと不安。というわけでご応募お待ちしております。
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by coast_starlight | 2006-08-14 01:34 | 旅行