<   2006年 12月 ( 11 )   > この月の画像一覧

<話のネタ> タイ人と黄色

タイを旅行していて驚いたのが、どこへ行っても黄色の装飾が多いということです。黄色はタイ王国のシンボルカラー。街中至るところにある国王の写真では、国王は黄色の服装をしています。写真周りの装飾も黄色がベース。従って黄色の装飾の多さはタイ国民がいかに国王を敬愛しているかということを示していると言えます。王室のことを公共の場で批判することが法律で禁じられているとはいえ、本当に好きでなければここまでやらないだろうな…と驚いたのが、黄色のシャツを着ている人の多さ!泰緬鉄道に乗った日は特に多くてビックリ。なんでも国王が誕生した日が月曜日だったそうで、そのため毎週月曜日は国王への敬意を表すため黄色の服を着る人が多いのだそうです。前述のソポンに言わせると「何を着ればいいか困ったときはとりあえず黄色を着ておけばいいから楽だと思うよ」とのことですが、そういう問題かぁ…!?また、議会などの場ではネクタイなどを黄色とするのが儀礼なのだそうで、タイ人の政治家などは公式の場では皆黄色をどこかに取り入れた服装をしています。

a0079741_21521714.jpgそうは言っても、黄色ってうまく着こなすのが相当難しい色だと思います。タイで見かけた黄色のシャツは本当に原色の黄色。カラーコーディネーターにパーソナルカラー診断を依頼したらこの色が選ばれる可能性は相当低いと思います。そんな色であるにもかかわらず老若男女どこを見ても皆黄色、黄色、黄色…!タイ王国の紋章(?)が入った、一見制服のような黄色のシャツを着ている人が多いものの、普通の服で黄色のものを着ている人も多く見かけました。中には水商売のようなお姉さんが黄色のボディコンスーツ(死語)を着ていたりしてこれまたビックリ。ここまでくると服装のセンス云々を超えた世界だと言えると思います。それだけ国王が国民に愛されているということと解釈しました。

ちなみに、空港の免税店はその名もキングパワー!ここまでくると「ひぇ~」と言いたくもなりますが、いやはや、王様ってすごいのね、とひれ伏す私でした。ところで、ソポンはタイ国王から大学に行く奨学金を得たこともあり、国王に謁見したことがあるそうです。タイ語の敬語表現は日本語のそれより複雑だそうで、国王に対しては特別な敬語があるそうです。とにかく自分を下げて下げて下げまくるのだそうですが、そのため例えば「私」という表現がとても長くなったりと覚えるのが大変みたい。従ってそのために敬語の特訓をしたそうです。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-30 22:01 | 話のネタ

<友人・知人紹介> ソポン

「元気にしてる?君からの電話ずっと待っていたんだけど。」

「ゴメン、今日は泰緬鉄道に乗ってきて部屋に戻ったのが遅かったから疲れちゃった。今日夜一緒に飲みに行きたかったんだけど…予定通り明日会うのじゃダメかな?」

今回タイに来た真の目的は泰緬鉄道に乗ることではなく(これはタイに行くことになってから決まった)、ソポンに会いに行くことでした。ソポンは昨年学校で知り合った私の大事な友人です…というか勝手に片想いしていました。しかし彼は既婚であるため私が彼を好きである気持ちは自分の中の妄想にとどめ、親しい友人として付き合ってきました。これはこれからも変わらないと思います。特に留学して学んだことの一つが、自分の気持ちを抑えて異性と親しい友人として付き合うことです。気になる相手がavailable(であることを確認済み)な場合は成り行きに任せても良いのかもしれませんが、そうでない場合はお互いの気持ちの境界線を越えないことが非常に大事だと思います。ここをぐっとガマンして親しい友人としての付き合いに高めることによって得られる、普通の相手とは経験できない楽しい会話や自分の生き方の幅を広げる考え方に出会うことに私は喜びを覚えます。過去の経験から言うと、人間として相手を好きであるというシグナルを発しつつその境界線をきちんと守るスタンスを見せていれば、相手もそれに応えて親しい友人として接してくれると思います。それがあるから、一人でいても平気なのだと思います。とりあえず、今のところは…。

6月に卒業してタイに戻った彼は、半年をアジア各地の旅行や修行(タイでは一般人向けに1ヶ月ほど僧になる体験的修行制度があるらしい)に費やし、来年からコンサルティングファームで働くことになっています。彼が働き出して忙しくなる前にバンコクに行っておこうと思い、行くことにしました。午前9時半頃ホテルのロビーに現れた彼は、私に会うや否や「クリスマスプレゼントだよ」と言って大きな箱にはいったモノをくれました。本当のことを言うと一瞬だけ「げっ、荷物まとめた後なのに…こんなでかいもの渡されたら、手荷物でずっと持ち続けなきゃいけないじゃない!」と思ったのですが、それよりも彼の気持ちがうれしくて、また今年はこれが私にとって唯一のクリスマスプレゼントだったこともあり、バンコクからの道中喜んで手荷物として運んでいました。しかしそれは中身を開けてからその直感が正解だったとわかる訳ですが。中身は包装とは裏腹にかなり地味なもので(ヒミツですがとにかく超ビミョーなもの)「まいったなぁ。正直言って私の家のインテリアには合わないよ、どうしよう!?」というのが感想かもしれません。少なくとも日本でこういうものを女友達に贈る人はいない(「クリスマス」プレゼントにこれはないだろう…プレゼントというよりオミヤゲといったほうが正しいかも)、だけど彼のことをわかっていればなぜこういうものを贈られるのかが理解できる、そう思うようなものでした。今回に限りませんが、たまに彼のテイストは理解できん…と思うことがあります。それはさておき…

彼は自家用車で来たのですが、何とBMW!彼は300平米のマンションに家族(奥さんと子供2人)+メイドと住んでいるらしいし、加えて投資用物件も何件か持っていると聞いたことがあります。同い年なのに、何だこの違いは…。大学卒業後ケネディスクールに留学するまでの間投資銀行などで働いてかなり成功したとは知っていたものの、ケンブリッジで会うときにも増してやはり彼のホームであるバンコクで会うと本当にカッコイイ!もともと家が裕福なわけではなく、子供の頃父親が事業に失敗したりしてかなり貧乏だった時期もあったらしく、家には大学に行くお金がなかったそうです。しかし彼は自力でチュラロンコーン大学の隣にあるタイ随一の名門公立高校に入り、タイ国王の奨学金を得てアメリカで大学に行き、その後シンガポールやタイで働きかなり稼いだようです。なんでも、3年間(ケネディに加えMITスローンにも行っていた)の学費+家族の分も含めた生活費を留学前に稼いできたそうですから…。相当努力して今の暮らしを得たのだと思います。それにしても以前にも増して輝いて見えるわ!!タイ語能力ゼロの私にとって道中非常に頼りになる相手ということもあり、改めて惚れ直してしまいました。

午前中は、現在ケネディスクールに学生として通うある方をソポンに紹介したかったのでその方とお会いし、その後二人で昼食を食べに行きました。昼食場所はチャオプラヤ川を見渡せる素敵なレストランで、シーフードを堪能しました。彼の家族の話や修行の話、そこから転じて仏教の話や人生の価値観、幸せとは何かという内容など、本当に気の合う相手でないとなかなか話せない会話(少なくとも私はそう思う)ができて幸せで、それに大好きなソポンと時間を共有しているのだと思うとなおさら至福の喜びを感じていました。

その後ワットポーというお寺へ行き、敷地の奥にあるマッサージ屋に直行。ワットポーのマッサージはタイ式マッサージの総本山らしく、割と安い値段でツボにはまるマッサージを体験することができます。別の友人からワットポーのマッサージは格別だと聞いていたので、彼にリクエストし連れて行ってもらいました。1時間1000円もしないのですが、それでもソポンによると外国人料金らしい。タイ人は約半額だそうです。彼もマッサージは大好きなもののワットポーでのマッサージは初めてだったらしく、お互い貴重な経験(?)をすることができました。

夕方バンコクを発つことになっていたので、空港まで送ってくれました。空港では日本風に(?)「じゃぁ、またね」という感じであっさりと別れたのですが、出国手続きのところで一人になった後こみ上げるものを抑えるのに苦労しました(抑えましたけど)。やっぱり、彼のこと好きだったんだ…。でもこの「好き」という感情は、大ファンというのに近いかも。将来もし私に特別な相手ができたら絶対彼に紹介したいと思うでしょう。

飛行機に乗る前ソポンにお礼の電話をしたのですが、その時「君のブログに僕の事を書いてくれるなんて光栄だよ」とのOKをもらったので書くことにしました。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-28 17:09 | 友人・知人紹介

<旅行> タイ/泰緬鉄道

今年のクリスマスは、タイで「鉄分補給」していました。同じく国外在住の交通関係に携わる友人がおり、彼が提案する泰緬鉄道ツアーを決行していたからです。先月の彼からのメールには、こうありました。

「(彼の予定では)シンガポールから一路マレー半島を北上し、バンコクを目指します。列車では、どんなに急いでも、25日のバンコク着は8時以降となり、バンコク(トンブリ)7時45分発ナムトク行には乗れません。ただ、この列車はナコンパトムを経由し、8時49分に発車します。そこからであれば、南方からの夜行列車の4本が間に合います。ともかく当日、このナムトク行に乗っておいて下さい。」

従って、私は早朝のナムトク行き列車に乗り、途中のナコンパトム駅で彼が乗ってくるのを待つことになりました。実はこのツアー、「決行」と書いただけあってかなりハードだったのです…。

a0079741_9523096.jpga0079741_1001487.jpgまずバンコクのトンブリ駅というところでナムトク行きの電車に乗ったのですが、この駅はホアランポーン駅(新駅)ではなく、旧駅なので私の滞在先(スクムビット地区)から遠く、公共交通で行く手段もありません。そのためタクシーに乗るしかなかったのですが、前日タイ人の知り合いに「7時45分トンブリ駅発の列車に乗るには何時にホテルを出ればよいか」と聞いたところ「バンコクの交通渋滞はひどいから時間は全然読めない。大事をみて2時間前には出たほうがいい」と言われ、当日はやむなく5時起きでした。幸い渋滞はしていなかったものの、何と運転手が道に迷ってしまい案の定(?)時間がかかってしまいました。それでも1時間前には駅に着いたので「もう少し寝ていたかったかも…」と少し思いました。地図を見たところ直線距離は5~6キロであるものの確かに道路はややこしく、おまけにチャオプラヤ川を渡らなければならないのでとれるルートは限られ、これは運転手も大変だ…と思いました。でも途中で車を止めて通行人に道を聞いたりしているし、本当に私はトンブリ駅に着けるのか…と半ば心配でしたが無事着くことができました。運転手のお兄さんはかなり若くて、ひょっとしたらまだ10代?と思えるくらい童顔で、まだ運転手になってそんなに経っていなかったのかもしれません。彼自身道に迷ったことを申し訳なく思ったのかメーターの料金よりも数十バーツ割り引いてくれたので、こっちが申し訳なく思うくらいでした。ふっかけられることはあっても値引いてくれることは珍しいと思います。そんな訳でトンブリ駅で1時間ほど待った後列車に乗り、9時前にはナコンパトム駅で無事友人と合流することができました。列車はその約1時間後にカンチャナブリ駅に到着し、そこから泰緬鉄道ルートの旅が始まりました。

a0079741_9533847.jpg泰緬鉄道とは、第二次世界大戦中にタイとビルマ(ミャンマー)を結んでいた鉄道の名称です。日本軍がビルマまでの物資輸送ルート確保のため建設・運行したものです(地図をクリックして拡大してご覧下さい)。英語名称は Thai-Burma Railway ですが、英語圏ではその建設作業の過酷さからむしろ Death Railway (死の鉄道)の名で知られているそうです。現存のルートは、カンチャナブリ~ナムトクの区間のみで、バンコク~ナムトク間は1日2本のローカル列車が運行するほか、土日は観光用列車が運行されています。1942年に建設が始まったのですが、当時の戦況から建設は迅速さを要求され、マレー人やビルマ人、連合軍捕虜(イギリス人・オーストラリア人・アメリカ人など)、在日朝鮮人などが短工期での建設を実現するため過酷な労働を強いられました。建設現場は劣悪で特に工事の後半は雨季にも拘らずさらなる迅速さが要求され、食料不足からくる栄養失調とコレラやマラリアにかかって死者数が莫大な数に上ったそうです。(詳細については、泰緬鉄道で検索すれば多くのサイトで説明されているはずです。)




今回私達も帰りにカンチャナブリで途中下車して博物館に行ったのですが、学校の授業ではさらっと触れられただけの内容が生々しく説明・展示されており、ただただ黙って見学するしかありませんでした。今でこそ観光ルートとなっているこの区間ですが、建設に携わった人たちのことを思うと単に「キャー、キレイ!」と言っている訳にもいかないと思いました(キレイでしたけど)。就職前に乗ったシベリア鉄道も同様です。海外の鉄道路線では、その建設の歴史には重いものがあるところが多いと思います。鉄道業界に携わるものとしてはこういったことも肌で感じておく必要性を感じているので、今回は良い経験をしたと思います。

a0079741_955326.jpga0079741_9562944.jpga0079741_1062120.jpg








…そうはいっても、ほとんど列車に乗っているだけのこのスケジュールって何よ!と同行者に愚痴りたくなっていました。過去の経験から彼の組む列車乗車ツアーが本当に「乗るだけ」になるのはわかっているのですが…。まあ毎回頑張って予定組んでくれるし、私はそれをわかっているので黙ってついて行くしかないと思っているのですが…。というか、たぶん私までゴチャゴチャ言い出すとケンカになると思います。ちなみに今回はバンコク・トンブリ駅を7時45分に出発し、ナムトクに着いたのが12時45分、折り返し列車がナムトクを出たのは1時だったのでナムトク滞在時間はわずか15分!駅では帰りの切符を買って写真を撮って終わりでした。鉄分補給どころか、鉄分の過剰摂取で体調悪くなるってば(ウソ)。実際木製の硬い座席に7~8時間座りっぱなしは結構きつく、お尻が痛くなっていました。加えてお昼ゴハンを買う時間もないし、途中車内販売(というか、地元の人が勝手に列車に乗って売っている)で買ったドーナツやジュースでその場をしのぐしかありませんでした。これに乗らなければ帰れないので仕方なかったとはいえ、これじゃあんまりだ…ということで帰りはカンチャナブリで降りて博物館へ行き、バスでバンコクまで戻ることにしました。

a0079741_10115362.jpg結局バンコク市内に戻ったのは午後8時頃で、その後久々に日本食レストランへ行き夕食を食べ、同行者と別れホテルに戻りました。部屋に戻った後は、速攻シャワーに入り(外がホコリっぽかったのか、髪の毛がベタベタして気持ち悪かった)、ベッドに倒れこんで寝てしまいました。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-26 10:05 | 旅行

<話のネタ> 昆布茶ワンダードリンク

a0079741_9555897.jpg今朝まで私はサンフランシスコの友人宅に滞在していたのですが、昨日近くのお店に買い物に行ったときにこんなドリンクを見つけました。ちなみに、昆布茶というのは英語で kombucha というつづりになるようです。サンフランシスコによくあるニューエイジ系のお店には必ずといっていいほど置いてある昆布茶ドリンクですが、昆布茶そのものとは遠くかけ離れた味です。う~ん、何がどうワンダーなのか…。写真のドリンクは昆布茶とジャスミンティーのブレンドドリンクで、グレープ風味なのだそうです。ちょっと炭酸も入ってるし…。どうやったらこんな組み合わせを思いつくのか、不思議でたまりません。飲んでみたところ、黒酢ドリンクに近い味のような気がしました。




-----
日本語がそのまま使われている食べ物・飲み物は他にもたくさんありますが、結構驚いたのが神戸牛(Kobe beef)かもしれません。以前友人と食事に行ったとき「この前食べたコービービーフがおいしかった」とか言うから何のことかと思ったら神戸牛のことだと後でわかりました。確かにつづりの通り発音するとそうなるけど…。でも値段からして本物の神戸牛であるはずはなく、おそらく遺伝子が神戸牛に近いのだと思いますが、「これで、いいのか?」(だいたひかる風…ところで彼女は今は活躍しているのでしょうか?ご存知の方、教えてください)という気分。他にもレストランのメニューで「和牛(Wagyu)」「黒豚(Kurobuta)」を見たことがあります。ところで、最近のニュースで農林水産省が「和牛」および「黒豚」の表示に関するガイドラインを策定中ということを知りました。これは日本国内向けの指針だそうですが、海外でもこれだけ頻繁に「Wagyu」「Kurobuta」が出てきていると、ちょっと複雑な気分かもしれません。でも、昆布茶については騒ぎになることはないだろうな、たぶん。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-20 09:57 | 話のネタ

<話のネタ> ファンドレイジング

こちらに来て思うのは、価値をお金に変える手段が多様だということです。また、その価値を提供する側からすると大した手間でもないのに他から見れば結構な値段がつく、そのことも驚きだったりします。

ケネディスクールでは政府機関やNGOなどでインターンをする学生が多く、またこれらの機関でのインターンは無給の場合が多いため、学校として一部費用を補助する制度があります。この資金を集めるため、10日ほど前学校で Student Internship Fund Auction というイベントが行われました。

a0079741_21564068.jpgオークションには silent auction と live auction の2種類があります。前者は限られた時間帯(2時間くらい)に商品が展示され、その商品の隣に置かれた紙に自分の入札価格を書いておくというものです。例えば先生のサイン入り著書だったら(先生にもよりますが)50ドルくらいから始まって20ドル刻みくらいで値段と番号を書く欄があり、希望入札価格の横に自分の番号(事前に住所などを登録すると番号がもらえる)を書いておきます。制限時間がきたときに一番高い値段の欄に番号を書いた人が落札するという仕組みです。後者は骨董品や絵画のオークションと同じで、auctioneerという人がステージの前に立ち「さあ、500ドル500ドル、500ドルほかにいませんか」という感じで値を上げていくというものです。値段の高いものや目玉商品は live auction にかけられます。オークションは落札をしてもしなくても、余興で学長が変装して踊っていたりと一種のエンターテイメントとして楽しめると思います。雰囲気を盛り上げて高い値で落札させるという意図を感じなくもなかったですが…。

ところでこのオークションで提供されるものがケネディスクールらしいというか、なかなかの希少価値を生み出しているものが多くありました。安いものから順に、学生が提供する語学レッスン(を受ける権利)や工芸品、先生のサイン入り著書、地元のお店が提供するギフト券やホテルの使用権、誰かの学生(の実家)が持つ別荘の滞在権といったものがあります。希少価値の高いものといえば、ある人(国会議員など)に一日ついて回る(shadowing)権利とか一緒に食事をする権利というものがあります。他には先生の自宅へ訪問し手料理のもてなしを受けるという権利、ギリシャの別荘、フォーラム(ケネディスクールで数日に1回行われる、世界各国の著名人を招いての講演会)最前列席1年分など、普通では手に入らないものが多いです。

今回私が少し気になっていたのが、ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長と朝食を食べる+午前中ついて回る+ブルームバーグ社(経済・金融情報サービス会社)訪問の権利(2人分)というものだったのですが、値段が一気に吊り上がり全然手が出ませんでした。最終入札価格は1900ドル!確かに一人あたり1000ドルくらい払ってもおそらくそれ以上の価値があるであろう経験とはいえ、やっぱり高いよなーというのが正直な感想。入札者が学生に限定されてもこの値段だもん、そりゃ無理だよ…と思いました。ブルームバーグ市長がこのためにするべき仕事といえば秘書に(学生が訪問してくることに対して)事前のアレンジをさせることくらいで、大した労力ではないはず。一瞬にして20万円以上のお金がケネディスクールに入ってくることになります。もっとも、元々大金持ちのブルームバーグ市長からすれば個人的に寄付しても大したことないんでしょうけど…。

ちなみにこのオークションは、専門のオークション代行業者によって行われます。この業者は登録手続きや落札品の支払い手続き(現金・小切手・クレジットカードでの支払いが可能)、auctioneerをはじめとする人材の派遣などを一手に引き受けているようです。こういう業者があるということはそれだけ需要があるということなのでしょうが、専門の業者がいるということに驚きました。それだけこういう形式でのファンドレイジングがアメリカでは頻繁に行われているということだと思います。


-----
オークションに限らず、「(提供者が)自分の懐をあまり痛めずに相手にそれ以上の価値を提供する」形での寄付は多くの場で行われています。例えば現在学校では Toiletary Item Drive というものが行われているのですが、これはシャンプー・リンスや石鹸といったバスルーム用品を持ち寄るというものです。集められたバスルーム用品は近くのホームレスシェルターなどに寄付されます。自分用に買ったけどやっぱり使わなかったというものでもいいですし、ホテルに泊まったときについているアメニティグッズを寄付してもよいです。ホテルによく泊まる人であれば、行く度にアメニティグッズを持ち帰り、自分の手持ちの分を使うようにすればそれで価値を生み出せるようになります。そういうものをあげるのって失礼じゃないのかなー?と日本人的感覚で思ってしまったりもするのですが、このようなイベントは結構多くのところで行われるということを考えると、それなりに需要があるということだと思います。アメリカにいると、さすがに市場主義経済が進んだ国だなーというか、何でも需要と供給の関係で成り立っているなーと思わされます。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-17 21:57 | 話のネタ

<日々の出来事> あるお昼時の会話

「実はね、1月下旬に予定されていたパキスタン旅行が中止になってしまって、プランBとして考えていた旧ユーゴ旅行をしようと思っているの。ウィーンあたりから鉄道で下っていくのも面白いかと思うんだけどどう思う?」

「う~ん、危険とは言わないけどお勧めしない。鉄道車両はボロいし、だいいち真冬のこの時期に行っても面白くないよ。特にクリスマスから1月中旬にかけては皆仕事しないから観光地もさびれた感じだし。君がどういう目的で旅行したいのかがわからないけど、行くならブダペストに入ってベオグラード、アテネくらいに滞在すればいいんじゃないかと思う。ルブリアーナはキレイだけど大して何もないし、サラエボも同様。スコピエもまあまあかな。クロアチアの海岸線がものすごくキレイでお勧めなんだけど、それは夏場の話だし…。そもそもどうして旧ユーゴ旅行をしたいわけ?」

「私の父が昔―といっても私が生まれる前だから大昔だけど―旧ユーゴで働いていたことがあって、小さい頃最初に出てきた外国の話が旧ユーゴの話だったから、そういうのもあって何か興味あるのよ。で、何注文する?ここは一応寿司も出しているけど韓国人が経営している店だから韓国料理のほうがおいしいと思う。だから今日は石焼ビビンバにする。」

「僕は日替わりランチにする。それとさー、今日寒いから日本酒注文したいんだけど、いいかな?君が飲めるんだったら注文したいんだけど。」

(うっ、すきっ腹にはこたえるよ…)という苦い表情をした私を見て笑ってるし。それに私がほとんど全部飲まされた。あまり飲めないんだったらそう言ってよ!

「普段何食べてるの?」

「魚が多いかな。普通のセルビア料理はあまり好きじゃない。」

「普通のセルビア料理って何?」

「赤身の肉が多い。肉があまり好きじゃなくて。外食する時メニューに魚料理があれば魚を食べるかな。」

しばらくして食べものが運ばれてきたのですが、私がビビンバを5分くらいかけて丹念に(ある意味ダラダラと)混ぜている間、彼は箸をつけずずっと待っていました。アメリカ人だったら黙って、あるいは「食べるね」とか言って食べ出すところだけど、意外と行儀いいね…。それはそうと、付いてきたわさびを全部醤油の入った皿に入れているではないか!醤油が黒から茶色に変色してるってば。案の定握り寿司をそこにつけて食べて辛そうな顔してるし。何かカワイイ。

「そんなにわさび入れたら辛いってば。」

「そうそう、昔僕がハワイで大学に通っていたとき、お父さんが家に遊びにきたんだけど、その時バスルームにある歯磨きをわさびのチューブにすり替えて反応を見てみたことがあるんだ。その時住んでいた部屋は2階建てだったんだけど、僕が1階にいるとき2階のバスルームからお父さんが『歯磨きはどこにあるんだ?』と聞いてくるから『あ、そこにあるやつ。日本製で虫歯や歯周病に良く効くんだよ。』と返事したら約5秒後に大きな叫び声が家中に響きわたったんだ。普通こういうイタズラをしたときはものすごい剣幕で怒られていたんだけど、その時のお父さんはすっごく冷静で『いいか、お父さんももう年なんだ。今までみたいに怒鳴ったりはできないんだ。』と言われてしまったんだけどね。」

彼のお父さんは今はもういません。何が原因で亡くなられたのかは知りませんが、聞くに聞けません。18歳の時、旧ユーゴで戦争が始まり彼の両親が彼を何とかしてアメリカに送り出したという話を聞いているので、表向き爆笑しながらも、私は少し複雑な気持ちになっていました。同い年だということもあり、当時の私自身がもがく姿と重ね合わせてしまうものの、彼と比べたら自分の悩みなんて本当に小さかった、はず…。

「当時お父さんはもう年だったわけね。私の父は今60歳だけど。」

「え、若くない?」

「そうかなぁ。私の両親は若くで結婚したのかもね。確かに母は23歳の時に私を産んだから子供を持つのは当時でも割と早いほうだったかもしれない。」

「君の両親は時間を無駄にしてないね。」

「それって私が時間を無駄にしてきたって言ってるわけ?」

「いや、そうは言ってないけど…。」

うるせー。人のこと言えないだろうが!

「でもさぁ、何であなたの家にわさびがあったわけ?日本人である私の家にだってわさび置いてないのに。」

「時々家で寿司をつくっていたから。竹でできた巻くやつ(「巻きす」のこと)が家にあってそれで作っていたんだけど。」

そういえば、以前日本人と付き合っていたことがあるとか言っていたよね。

「ところでさぁ、何であなたは自分に与えられたと認識している(ように見える)役割にああも忠実でいられるのか、って疑問で仕方ないんだけど。リーダーシップの授業ではあえて場の雰囲気を乱すというか、授業で何でああもムカつくように聞こえることを言い続けられるのかと思って。私はいろいろ知っているから別にあなたが授業で何言っていても腹立たないけどね。正直言ってあなたの授業での発言がどこまでみんなの生産性向上に貢献しているかどうかは疑問なんだけど、周りに合わせて自分の役割を調整していく人が多い中あなたは最初から最後まで全然変わっていないよね。そういう人も珍しいと思う。」

「僕が嫌いなのは偽善なんだ。だから『あまり発言していない人のことを考えて』なんて言う人がいるとその人自身は発言時間とっているくせに…と言いたくなる。」

まぁまぁまぁまぁ…。いや、そうは言うけどさぁ、言い方気をつけないと下手したら刺されるよ。いや、たぶんもう刺されてるよ。私には授業中あなたに対して見えない剣がブスブスブスッと飛んでいっているのがわかるんだけど、それを感じて敢えて挑戦的なことを言い続けるの?あるいは単に鈍感なだけ?私にはまだ見極めがつかないよ。それにあなたは自分が発言してもいい雰囲気かなという見極めが少し足りないというか、もうちょっと外側から周りを見渡すようにしたほうがいいと思う。私は適当に割り引いて聞いているけどさ、皆が皆そうする訳じゃないし…。それにあなたの話し方は何というか特徴あるから、普通に会話していても演説調に聞こえるんだよね。でもあなたの純粋さは新鮮に映るかもしれない。純粋すぎて危なっかしいくらい。だから見ていて面白いんだけど。もっと楽しませて、と思うけど残念ながら明日で授業も終わりなんだよね。あーあ。

「ある日先生が、あなたを殴りたくなったことのある人手を挙げてとか言ってたとき、3分の2くらいの人が手を挙げていたじゃない(※注:そういう質問を120人近くいる学生全体に投げかける先生って一体…と思うでしょうが、そういう授業なのです…)。あなたは8割とか言ってたけど。私は『この人には何かある』と思って挙げなかったけど、あなたは自分自身の意思で発言しているわけ?それかあなたに与えられた役割があなたに発言をさせているわけ?だとしたらその役割って何だろう、と私なんかは思ってしまうんだけどね。」

「う~ん、なんともいえない…。僕が君に対してすごいと思うのは、日本人女性とかいう枠にとらわれず自分を出して発言しようとしていることなんだ。なかなかそれを目指していても、それを実行することは難しい。」

どうもありがとう…そうこうしているうちに彼の次の授業の時間も近づいてきた。私は授業ないけど他の人と会う予定がある。

-----
勘定は、私が自分の分を払おうとしたものの、結局彼が全部出していました。



※同級生の方へ: これはフィクションです。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-12 12:08 | 日々の出来事

<話のネタ> ケネディスクール食堂経営事情

ケネディスクールにある食堂は、大手給食業者であるソデッソ(Sodexho)という会社によって運営されています。ここはフランス資本のグローバル企業で、以前日本にも進出していたことがあったそうです。学校や寮だけでなく、社員食堂や病院、軍の施設にある食堂の運営に幅広く携わっているそうです。何でもコソボやアフガニスタンに駐留する兵士達にも食事を提供しているらしい…。

KSG Citizen(校内新聞)によると、校内食堂の運営権に対する入札が来年6月に行われる予定で、その結果いかんによっては運営会社が変わる可能性があります。しかし今以上に良いサービスを安い値段で提供できる会社は他にないだろうからおそらくソデッソが再び落札するのではないかという予想です。これは必ずしもソデッソのサービスが良くて安いというわけではなく、他に変わっても悪くなるだけということともとれます。ケネディスクール内ではソデッソがカフェテリアの運営に加えてケータリングの独占権を得ており、学内で行われる全てのイベントの飲食物はソデッソに注文しなければならないという決まりがあります。これは学生数がロースクール・ビジネススクールなどハーバード内の別の大学院よりも比較的少なく寮も持たないため、一定量の受注をソデッソに対して保障するためです。他にも安全衛生面の問題に対する責任の所在を明確にさせるという目的もあるそうです(こういう考え方がケネディスクールらしいかも)。しかし外に頼む(市場価格?)よりも価格は数割増しになることが多く、特に学生団体からの評判はあまり良くありません。

一方で、ケネディスクールはソデッソに施設・メンテナンス関連費用として年間26万ドルの補助金を出しています。従って、規模の経済性をかなり追求しているこの会社でさえあまり儲かっていない状態で、他の会社が果たして応札に関心を示すのかどうかはかなり懐疑的と言えます。とはいえ会社の側からみるとハーバード大学が取引先に入っているという事実自体にも魅力があり、採算を度外視してまずは参入を目指す業者による応札がないとは言いきれません。

ところで、ハーバード大学の一部業務を請け負うに当たり、会社側からみてネックになるのが人件費だと思います。人件費を削減したくてもかなり制約があるからです。ソデッソに限らず、ハーバード大学構内で業務を請け負う業者の従業員に対しては、ハーバード大学が直接雇う従業員と同等あるいはそれ以上の待遇を保障しなければならないという決まりがあります。従って食堂の従業員には州の最低賃金よりも比較的高めの給与が支払われています。加えて食堂で働く人はヒスパニック系が多く、英語が上手くない人も多いです。実際従業員同士の会話はスペイン語がほとんどです。何と学校側は彼らに対する英会話レッスン費用(学費・テキスト代)を負担しており、レッスン受講中は勤務時間扱いとなりその間の給与も保障しているそうです。ソデッソ自身もラテン系雑誌で「ラテン人に優しい企業ベスト50社」に4年連続で選ばれているそうですが、ここまで待遇の良いところも珍しいかもしれません。また、仮に来年からの食堂経営権をソデッソ以外の業者が落札した場合、現在働いている人たちはその会社に雇われることになります。なぜなら新しい会社は今いる従業員に対して同じ待遇で職を提供しなければならないことになっているからです。

私も学校の食堂をほぼ毎日利用していますが、あまり食堂の経営に関しては考えたことがありませんでした。しかし今回ちょっと調べてみるといろいろ興味深いことがわかり、勉強になりました。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-09 13:48 | 話のネタ

<授業のはなし> 二隻の舟

火曜日のリーダーシップの授業は、だいたい先生の「さあ、今日はどこから始めようか?」という一声で始まります。そこで最初になされる問題提起でその日の話題の方向性が決まっていくことが多いのですが、今日は50代後半くらいのミッドキャリアのアメリカ人女性による以下の質問から始まりました。

「男性から見て、女性が野心(ambitions)を持つことについてどう思いますか?」

今週のテーマは "Staying Alive"、日本語に訳すと「自分を持ち続けること」と言えるかと思います。加えて利他主義(altruism)、犠牲(sacrifice)といった副次的テーマもありました。彼女の問題提起は、今週のリーディングで女性が今まで求められてきた社会的・家庭的役割に関する内容があったこと関連すると思います。いろいろな方向に議論が流れていきましたが、あるアメリカ人男性の一言に私は思わず発言したくなりました。

「以前付き合っていた女性は戦場カメラマンで、イラク戦争の現場に出たりと文字通り命を懸けて仕事をしていた。付き合っていくうちに結婚を含め将来のことを話し合うようになったが、彼女がこの仕事を続けていくのなら僕の子供の母親として適当だろうか…という気持ちになった。」

戦場カメラマンという仕事は極端な例としても、この一言は私の心にグサッときました。私は思わず次のように発言しようかと思いましたが、今日は今朝締め切りだった統計学の宿題でエネルギーをかなり吸い取られていたこともあり発言するに至りませんでした。この授業で効果的な発言をするのには非常にエネルギーがいります。以前にも書きましたが、120人近くの学生がいる中、手を挙げて発言権を得るのではなくうまく話と話の間に入り込んでいかなければならないからです。最近は皆が沈黙を共有すること(embrace silence)を覚えてきたとはいえ、それはそれでその沈黙に割り入るのはなかなか大変なことです。

「彼の発言を聞いて、舟と港の関係を連想しました。ああ、彼は港の役割を彼女に望んでいたんだな、と。男女関係はお互いが舟でも成り立つかもしれませんが、子供を持つことを考えるとどちらかが港の役割をすることになるのは仕方のないことだと思います。従って彼の言うことにも納得がいきます。(もっと言うと、舟と舟は海で出会うことはできますが、港と港が出会うことはありません。)しかし私は正直言って辛いです。とっても辛いです。」

そんなことを考えていたら、空母という言葉を思い出しました。戦闘機を搭載する大型艦船のことを日本語ではなぜか空母といいます。空母は英語だと単なる "aircraft carrier" ですし、今まで出てきた有名な空母だってインディペンデンス・キティホーク・アブラハムリンカーンといった、母性的イメージとは無関係な名前がついています。なぜ日本語だと母なのでしょうか。「海」という漢字も旧字には「母」の文字が入っています。他にも「母なる大地」「母音」といったフレーズからも連想されるように、日本語では「母」=「安定的・土台の部分」といったイメージがあるような気がします。

ある人が野心を持つ傾向があるかどうかは、根本的には自分の性別と関係なく単なるその人個人の性格の問題だと思っています。しかし物理的にあちこち移動する生活をしていると、確かに港の役割を果たすのは難しいかもしれません。仮に野心の内容が「自分の店(何屋さんでもいいのですが)を地域一番の店にする」といった、おそらくあまり移動を伴わないであろう野心であれば両立も可能かもしれません。しかし「世界を股にかけて仕事をする」といった野心であれば、その野心に基づいて行動している限りその人は自分が港を求める立場になると思います。同じ人が一生舟あるいは港の役割を演じ続ける必要はないと思いますが…。

-----
もちろん、こういったジェンダー問題について私もいろいろ思うところはあります。しかし今日はこの話題に少し疲れていました。「構ってほしいけどほっといて」という気持ちに近いかもしれません。帰宅後、久々に家にあった中島みゆきのCDを引っ張り出してきて、「二隻の舟」をひとりヘビーローテーションしていました。こういうときにこの歌を聴くと泣けます。本当に泣けます。今日も私は心の中で泣いていました。(ご存知のない方でご興味のある方は、是非「二隻の舟」で歌詞を検索してみてください。)
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-06 12:32 | 授業のはなし

<日々の出来事> ウィンターボール (Winter Ball)

a0079741_10363953.jpgここでいうボール(ball)は「玉」ではなくて正式なパーティーのことを意味します。昨年は面倒だったし着る服もなかったので行かなかったのですが、今回はちょっとやる気を出して行くことにしました。場所はファカルティークラブ(Harvard Faculty Club)という、普段は教職員の会合や要人をもてなすときに使う施設。なかなかキレイでしたよ。男性はスーツかタキシード、女性は黒や赤のドレスの人が多かったです。タキシード姿の男性何人かに「これって借りたの?もともと持っていたものなの?」と聞くと、意外に持っている人が多いんですね、これが。結構驚きでした。学期も終わりに近づき、最終課題やテストが控えてはいるもののそういうことはひとまず忘れて盛り上がる…といった感じでした。

そこである同級生としゃべっていたのですが、「そういえば君ブログを書いているんだってね」と言われてビックリ。何でも日本に日本人の友人がいて、その人から聞いたのだか。こういうときって、何て答えればいいのだろう…。「英語でも書いてよ」と言われたので、そのうち英語ページも少し書こうかと思います。

以前あったボートクルーズと同様、普段なかなかしゃべれない人いろいろとおしゃべりができました。特に今回は私の中で「この人が来たら絶対に声をかけよう」と決めていた人を独り占め(?)することができ、非常に達成感のあるひとときを過ごすことができました。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-04 10:38 | 日々の出来事

<日々の出来事> ある金曜日

ケネディスクールの授業は、月・水曜日にあるものと、火・木曜日にあるものがほとんどです。ごくたまに週1回の授業や金曜日にある授業がありますが、金曜日は補習授業があるくらいで本来の授業はない人が多いです。私も今学期は金曜日に授業がなく、木曜日の授業が終わると「とりあえず今週の授業が終わったー」という小さな達成感を感じ、ほっとすることが多いです。金曜日は少し休んで、土曜日からまた宿題を少しづつやり始め、日曜日はグループで会ったりして完全に勉強に費やすことが多いです。

そうは言っても今日は起床後昼頃まで家の用事(掃除・洗濯など)を済ませ、昼から学校に向かいました。図書館で勉強した後Lisaのマッサージ屋へ行き(このお店についてはこちらを参照ください)、夕方帰宅しました。

a0079741_1493522.jpg帰宅後、なぜか無性にモダン焼きが食べたくなってつくってしまいました。モダン焼きというと、私の実家(京都市左京区)の近所にあった「コスモスの里」というお好み焼き屋について語らずにはいられません。ここは特大サイズなのに激安(豚肉入りお好み焼きが270円・同モダン焼きが400円)ということもあり、近所の中高生や大学生(場所柄主に京大生)がよく訪れていました。私も中学時代の友人と高校生の時頻繁に通い、また大学に入った後も帰省したときは必ず行っていました。ここは鉄板つきテーブルが2つしかないとっても小さなお店でいつ行っても混んでいることが多かったのですが、皆辛抱強く順番を待っていました。このお店はおばさんが一人で切り盛りしていたのですが、2つの鉄板を要領よく使いながら持ち帰り分も作ったりといつも忙しそうでした。

私が中学生の時、社会の先生が「コスモスのおばちゃん」をよく話のネタに出していました。おそらく、おばさんがよくぼやく人だったからだと思います。ここのおばさんを表すキーワードは「もったいない」かもしれません。食べきれずに残すとものすごくグチられるそうです。私はそれを知っていたから、全部食べるか残りを持ち帰るかしていました。ちなみに「食べきれないから持ち帰りたい」と言うと快く包んでくれました。残念ながらこのお店は私が大学2年か3年の時閉店してしまったのですが、今あのおばさんはどうしているのだろう…。

他に印象に残っている実家近くのお店というと、以下のような場所があります。大学は首都圏だったので実は飲み屋系はあまり知らないのですが。
・オフサイド(居酒屋)
・アンチョビカフェ(帰省したとき友達と時々行っていた)
・マルマス(田中市場の中に入っていたたこ焼き屋…しかし今はもうありません)
・エルム(シフォンケーキがとってもおいしいケーキ屋さん…ここも今はもうありません)

こんな地元ネタを書いていたら、ちょっと京都がなつかしくなってしまいました。

モダン焼きを食べた後はまた家で来週の授業の準備。明日は朝から学校でグループ課題を行うことになっているのでそろそろ寝ます。
[PR]
by coast_starlight | 2006-12-02 14:17 | 日々の出来事