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<日々の出来事> ボストンには梅雨がある?

5月に入ってからのボストンの天気はかなり変です。先週の今頃は25度くらいあって外は夏の格好をしている人であふれていたのに、ここ数日は朝晩5~6度、昼間でも最高15度くらいまでしか上がらず、しかも雨続き。そのため冬用ジャケットがまだ手放せずにいたりします。昨年の5月はもっとひどくて、確か31日中25日くらい雨だったような気がします。その分晴れた日のありがたみは大きく、晴れた日はレストランやカフェが屋外に座席を設けそこには人があふれています。先週月曜日に自宅でパーティーを開いたときのさわやかな気候は幻だったのか、と思いたくなるほどです。そのせいかこちらの人はよく天気の話をすると思います。子供の頃カリフォルニアに住んでいたときは毎日大して天気が変わらないから天気を話題にすることはなかったのですが(ただしサンフランシスコは別)、今ここで暮らしていると日本にいた時以上に気候に敏感な気がします。

ところで季節の変わり目のせいかアトピー持ちの私は肌の調子が非常に悪く、胸から上に湿疹ができていて困っています。以前大学の診療所でアレルギー検査をしたところ、あらゆる雑草やコケ(の胞子)などに反応が出たのですが、どうやらそういうものが飛び交っているらしい。かといって外に出ない訳にもいかないし、こまめに体を洗いつつ保湿対策をしっかりするといった対症療法で臨むしかないようです。

天気に関する現時点での最大の心配事項は、卒業式の日に雨が降らないかどうかということです。ハーバード大学の卒業式には雨が降らないという言い伝えがあったにもかかわらず昨年の卒業式は大雨で、見送る卒業生の方々が気の毒でした。今年の卒業式は6月7日。月並みにてるてる坊主でもつくろうかな…。
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by coast_starlight | 2007-05-21 05:17 | 日々の出来事

<日々の出来事> ボストンで歯医者に行く(その5)

※その1~その4については昨年7月・8月の記事を参照ください。

a0079741_1551530.jpg帰国前にやっておきたかったことの一つとして、「親知らずを抜く」というのがありました。学校も終わりに近づき(まだテストが2つあるのですが)日本の会計年度も変わったので、ついに実行することにしました。私の入っている歯科医療保険は日本のものであるため、日本の会計年度(4月~3月)中で上限額が決まっています。昨年夏に歯茎の手術をしてそれでかなりの額を使ってしまっているため(過去の記事を参照ください)、親知らずを抜くのは保険でカバーされる上限額がリセットされる4月以降と決めていました。日本だったら3割負担ですがこちらだと上限額までは自己負担がありません。これだけでもかなりの額の節約になるというのと、アメリカの歯科医療に興味があったのとでアメリカでやることにしました。

しかし、ここまでくる道のりが長かった…。3月に普通の歯科に定期健診に行った際「親知らずを抜きたいんですが」と言ってその専門の歯医者を紹介してもらい、そこに初回カウンセリングに行く予約をとれたのが4月中旬。その後実際に歯を抜く予約がとれたのが5月17日。何で2ヶ月もかかるの?と言いたいのですが、急ぎじゃない予約はものすごく先になるのがどうやらこちらのやり方のようです。予約の中身で緊急度を見分け、急ぎの人のために枠を空けておくためかもしれません。従って「これこれの事情があるのでもっと早く予約をとりたいのですが可能ですか?」などと粘ったらもっと早くなったかもしれません。今回は学校のスケジュールなどで先でも良かったのでおとなしく5月17日で良いと答えました。日本で生活しているときは、私は自分の言いたいことを割とストレートに言ってしまうほうなのか「わがまま」とか「自己主張しすぎ」などいろいろな人から言われましたが、こちらにいると自己主張が足りないと思うことがよくあります。どちらが正しいというのはないと思いますが、そのギャップに今更ながら気疲れすることはあります。ある意味、日本に戻ってからがちょっと心配…。

ところでカウンセリングに行った際驚いたのが、麻酔の選択肢が5つもあり、それを自分で選べと言われたことです。

1.局所麻酔のみ
2.局所麻酔+笑気ガス
3.バリウム(valium…胃の検査をするbariumとは違って精神安定剤のこと)+局所麻酔
4.バリウム+局所麻酔+笑気ガス
5.静脈内鎮静法

の5種類があったのですが、私は多くの人が選択するというバリウム+局所麻酔+笑気ガスを選択しました。5.の静脈内鎮静法は何か大げさだな…と思ったこともあります。これは全身麻酔に近いようで、6~8時間前からは何も食べたり飲んだりしてはいけないようです。笑気ガス(125ドル)は保険によってはカバーされない場合もあるので、自己負担額を抑えたいならそれを事前に調べるように、とも言われました。こちらに来てから事前にいくらお金がかかるかを確認するクセがつきました。ところで麻酔については私自身痛みに対する耐性が低いアメリカ人に近づいてきたのかも?何せこちらでは出産はほぼ皆無痛分娩ですから…。「お腹を痛めたからこそ子供に愛情を感じるようになる」などといった考えは基本的にないようです。以前日本で助産婦の資格を持つ研究者の方とお話をした際、なぜアメリカは無痛分娩が主流なのかと尋ねたところ、麻酔医の数の問題などもありますが、アメリカ人は痛みに対する耐性が低いから麻酔を使わないとわめき叫んで大変だからだと思う、と言われて妙に納得したことがありました。確かに耐えるという考えがないからなぁ…。精神論が通用しないアメリカ人らしいかも。

というわけで5月17日の朝歯医者に向かう前にバリウムを飲み歯医者に向かいました。9時の予約時間きっかりに診察室に呼ばれ、いきなり笑気ガスを吸わされ麻酔をかけられました。笑気ガスは初めて経験しましたが、手足の先からじわーっと気持ちよくなってくるというか、妙な恍惚感を少しの間味わうことができました。その後歯の近くに麻酔注射をしているなーということを、チクチクっとした軽い痛みで感じました。その後10分くらい麻酔が効くのを待った後、先生がやってきて抜歯が始まりました。

a0079741_1594599.jpgまずは普通に生えている(でも10度くらい傾いている)上の歯2本から。これはあっさり抜けました。問題は下の歯2本。1本はかなり奥のほうまで歯茎にもぐっていたので、歯を真っ二つに切断して抜いていました。この間意識はあったのですが何か頭がボーッとしていて、歯を抜くときは強い力がかかっていたのがわかったのですが特に痛みはなく割とスムーズに進みました。この歯医者は顎顔面外科手術(maxillofacial surgery)専門の歯医者で、かなり慣れているという感じでした。抜歯自体は全部で30分もかからずして終わりました。その後ホストファミリーのおじさんに迎えに来てもらうまで(誰かに迎えに来てもらう手配をするよう歯医者から言われた)ベッドのある部屋で横になって待っていました。電気がなくて何か暗い気分になったのは否めませんでしたが。約20分後おじさんが迎えに来てくれ、下の薬局で痛み止めの薬をもらって11時には家に戻ることができました。


ちなみに会計の明細は以下の通り。

上の歯2本 $390 (erupted tooth)
下の歯1本 $725 (complete bony)
下の歯1本 $600 (partial bony)
笑気ガス  $125
合計     $1840

下の歯が高いのは、歯が歯茎にもぐっていたからです。その分手がかかるからなのでしょうが、それにしてもかなりの差!もし4本とももぐっていたらもっと高くなっていたのかと思うと恐ろしい。これに前回のカウンセリング費用$340が加わり、総額$2180(約26万円)。ひえー!日本で親知らずを抜くのにこんなにするのかなぁ…。たぶんしないと思います。

そんなわけで今日は家でおとなしくしているつもりです。テスト勉強はやる気もしないし、とりあえずDVDでも見るかな…。
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by coast_starlight | 2007-05-18 01:59 | 日々の出来事

<日々の出来事> ハッピーアワー

日曜日の朝、急に思い立って月曜日の夕方に自宅でパーティーを開くことにしました。今住んでいる家は17階にあり、広いバルコニーもあるので屋外パーティーができるのですが、今まで寒かったり風が強かったりと機会に恵まれずにいました。天気予報によると次の日は晴れで気温もまあまあ高い。ボストンは今でも朝晩10度以下まで冷え込むことがある一方で暑いときは30度近くまでいったりと、日によって気温はバラバラです。そのためチャンスを見計らっていたのですが、やっと「これはいける」と思える日が来ました。

さて準備はどうするか?やり方次第だと思うのですが、主なポイントは以下の通りです。

1.時間帯をどうするか
2.人数の見積もり
3.上に基づき食べ物・飲み物を準備する

1.については夕方から日の入りの時間帯が一番眺めがいい(と私は思う)ので、ハッピーアワーと勝手に名付け、同級生に案内メールを出すことにしました。大体6時くらいから人が集まってくれればいいだろうと考え「5時半開始」と案内を出しました。開始時間に来る人はまずいません。従って自分が想定する時間よりも早めに開始時間を設定しておくといいでしょう。案の定、6時半くらいに最大人数になりました。人数については、私の知っている人達(よく知っている人・あまり知らない人も含め)約80人に案内メールを出し、そのうち約4分の1が来ると仮定して20人前後と見積もりました。この4分の1という数値については特に根拠はないのですが、過去に他の人がやっていたパーティーの出欠割合や時期的なもの(期末ペーパーやテストで忙しいなど)を考慮した結果です。人数を読むのに出欠の連絡(RSVP)をもらうという方法もありますが、だいたい「来る」と返事して来なかったり、逆に何の音沙汰もなくいきなり来る人もいるのでこのようなインフォーマルなパーティーの場合全く当てになりません。従ってRSVPは求めず「来られたら来てね」くらいのノリの案内を出すことにしました。3.についてはワインやお菓子を持ってくる人が少しはいると見積もったため、あまりたくさん買いませんでした。とはいえスーパーには3回くらい行きましたけど。ブロッコリーをゆでたり、野菜を切ったり惣菜を盛り付けたりと少しは手間がかかりました。

見積もりは大当たりで、きっかり20人の方が来てくれました。お越し下さった皆様、どうもありがとうございました(って日本語で書いても日本人は一人しか来なかったからあまり意味ないけど…)。
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by coast_starlight | 2007-05-16 03:07 | 日々の出来事

<日々の出来事> 仮面舞踏会

a0079741_16332444.jpg先週で春学期の授業が終了し、今日(金曜日)大きな課題を提出し終わり一息つきました。金曜日は春学期の終わりを飾るSpring Ballの日。昨年12月にあったWinter Ball(以前の記事参照下さい)は単なる社交パーティーでしたが、今回は何と仮面舞踏会というテーマで義務ではないもののマスクを事前に買ってパーティーの場ではそれを着けるという面白い設定でした。マスクは生徒会がまとめてオーダーをとり、前日または当日の昼に生徒会宛に発送されたマスクを受け取るというシステムになっていました。一体何人くらいマスクを注文するのか…と思ったらこれがかなりの数でビックリ(私も買ったが)。200人以上かなぁ。右はマスク受け取り会場の写真です。こういうとき遊びに本気になるのがアメリカ人だな、といつもながらに思います。

a0079741_16334462.jpg場所はボストン中心地にあるフェアモントホテルという高級ホテル。以前デザートビュッフェのため一度行ったことがありましたが、このようなパーティーで行くのは初めて。学年の終わりを飾るのにふさわしい場所で満足のいくときを過ごすことができました。実際にどれくらいマスクをかぶっている人がいたのか?半分くらいでしょうか。意外と多いなと思いました。これくらいの人が着けていれば自分が着けても恥ずかしくない!でもその写真を載せるのは恥ずかしいのでマスクだけで勘弁してください。




a0079741_16343896.jpg会場の中にはダンスホールがあり、特に決まった相手のいない私はそこで適当に踊っていました。仮面は効果あったのだろうか!?今までのパーティーでは特に誘われることもなく同級生と談笑していたのみだったのですが、卒業が近いという締め切り効果のせいかなぜか今日はダンスホールで遊ぶ気分になり、一人であるいは友人達と踊っていると時々寄ってくる男性がいたので、そのときは彼らと一緒に踊っていました。別に相手が好きかどうかはわからないし(というか知らない人だもん判断つかないよ、というのが本音)、あまり近寄られると「汗臭いよ」「この人タバコ吸ってきたな」とか心の中でつぶやいたりしていましたが、まあ楽しいときを過ごすのには良かったと思います。一緒にリズムを合わせて腰振って踊ったり(これが難しいんだな)あるいは何も考えないで成り行きに任せたりと、いろいろ試していました。でも人によっては「どこに住んでるの」「疲れた?外行かない?」とか言う人がいて「勘弁してよ」と思いつつ適当にかわしていました(つまり、そこまで「いいな」と思った相手は残念ながらいなかった、ということ)。こういう場ではアメリカ人といえども単刀直入には言いません。「あっちで友人が待っているから」「ごめん、トイレ行ってきてもいいかな?」とか言いながら相手を傷つけずうまく場を外すテクニックを身に着ける必要があります。また相手もそれで大体わかります。こういうことはなかなか学ぶ機会がない!というか、結構こういうことを学ぶって重要なんじゃない!?後学のために体を張っていた、とまでは言いませんが、楽しむ気持ちと好奇心の両方を持つ自分がいたような気がします。私の中の進歩は、以前より「気疲れ」しなくなったことでしょうか。いろんなものを見ても良くも悪くも「あっそう」と流す心の余裕ができたと思います。言い換えれば、ナイーブさがなくなったとういか…。

a0079741_16351426.jpgダンスホールにいながら、私は何人かの行動を観察していました。ずっと同じ人と踊っている人達はおそらく付き合っている(英語でいうところのserious relationship)のだと思います。そうでない人達の場合、音楽が終わるごとに相手が代わる…これはよくあることなのですが、よーく観察していると何曲かの後また同じ人が戻ってきたりと、大概の人にはお目当ての人がいるようです。そのお目当ての人が手空き状態になるとすっと後ろから巧みに男性に手を回してくる女性がいたりと、なかなかすごかった…。ひえー。他にも、私は気付かなかったのですが「いかにも私を誘って」みたいな人もいたそうです。別の同級生が「俺も狙おうかと思ったんだけど、トイレ行ってる間に持っていかれてしまった、くそー」なんて言っていました。

アメリカではお互いが共にexclusiveな関係(つまり、他の人と二人で会わない)になるという意思確認をするまでは暗に他の人と会ってもいい文化(いちゃつくことも含め)なのだそうですが、こりゃ大変だ…。帰り際タクシーを拾うためにホテルの外を歩いていると抱き合ってキスしている人達もいるし、何かなー、という感じ。このままこの人達は「お持ち帰り」になるんだろうなーと思い、同時にややこしいことになりたくないので「さっきの人は近くにいないよな?」と確認しながら私は一人タクシーを拾って帰りました。

本当に一人だったのかって?だからこの時間にブログを書いているわけで…。いや、ウソついたって仕方ないし。
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by coast_starlight | 2007-05-12 16:43 | 日々の出来事