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<日々の出来事> 帰国

今、乗り継ぎ先のニューヨーク/JFK国際空港にいます。JFKの名のついた学校をを卒業したんだからやっぱりJFK空港から旅立たなきゃダメだよな、と思ったわけではないのですが一番乗り継ぎ時間が短いこともあってここで乗り継ぐことにしました。

a0079741_2345279.jpgボストンを旅立つときの窓からの風景は天気が良かったこともあり非常にキレイでした。当初の予定ではもっと余韻に浸るはずだったのが、セキュリティーチェックを通過する前に手持の水1リットルをもったいないからと無理やり飲みきったせいもありとにかくトイレに行きたくて仕方がなく「うぅ~、ガマンできなーい」とか心の中で叫んでいました。離陸後しばらくしてトイレに駆け込んで何とかなりましたけど。私の住んでいたアパートも見えました。

もう搭乗手続きやっているので、それではまた。
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by coast_starlight | 2007-06-30 23:45 | 日々の出来事

<私のはなし> 留学生活を振り返って

a0079741_745761.jpg引越しを控えドタバタしている本人に代わって、久々に登場のシロクマさんによる留学生活のまとめをお送りします。今回はボストン生活の最後を締めくくるのにふさわしい特別ゲストとしてロブスターさんにもご登場頂き、二匹による対談形式でお送りしたいと思います。


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シロクマ(以下S): 本人はこれで生まれて以来15回目、一人暮らしを始めてからは10回目の引越しらしいけど、5回目の引越し以来見てきて毎回思うのが何でいつも土壇場まで準備しないかということなんだよね。たぶんギリギリにならないと「いよいよだ」という気分が盛り上がらないのだと思うけど、毎回ドタバタしているのを見ていると「誰かがやってくれるだろう」という他力本願な気持ちが芽生えるのか、あるいは学習機能がないのかと思うよまったく。いや、今回はちょっとは余裕かましているかも。帰国一週間前からムービングセール始めた割には結構順調にモノが売れて行ってるんじゃない?

ロブスター(以下L): そうかもね。毎日いろんな人が家に来ていて、結構雑談してたりもするよね。全然関係ない分野の専門家もいたりするし、意外なところでの人のつながりがわかったりするし面白いかも。この前なんか日本文学の専門家が来て、「源氏物語全部読んだんですか?私の母もいつか誰かが読むかと思って瀬戸内寂聴の「源氏物語」全巻買ったんですけどたぶんまだ誰も読んでいないんですよー」とかムダ話していたし。ほかにも偶然同郷の人がいて地元の話で盛り上がったりとか。私もケープコッド(マサチューセッツ東部のリゾート地)で買われて以来この家でのベッドルームで生活してきたけど、会社員生活に戻ったら毎朝起きられるのかがちょっと心配かもね。本人は大丈夫だと言ってるけど。最初の2週間くらいは時差ボケが辛いと思う。あぁ、私もゆううつ。

S: 別にキミはいつ寝起きしてもいいじゃん。会社行くわけじゃないし…って僕もだけど。ところでこの留学生活、得たものはいろいろあるみたいだしそれは記事にも書かれているけど、そんな中で彼女が克服できたものは何だと思う?僕はそのうちの一つはタクシー嫌いの克服じゃないかと思う。タクシーに関しては、以前はケンブリッジ市内とはいえちょっと離れたところに住んでいたということもあったけど、パーティーとかイベントがあっても必ず終電までには帰っていたもんね。理由は、タクシーに乗るのがイヤだからだって。1年目は片手で数えるくらいの回数しかタクシーに乗っていなかったもん。一人じゃ大雪とかよっぽどのことがないと乗らなかったし。空港に行くときもどれだけ荷物があっても地下鉄とバスを使っていたもんね。タクシーが嫌いなのは公共交通より高いというだけでなくて、車両が汚いのに加えて密閉された空間だからなんだって。閉所恐怖症なんだろうね、たぶん。

L: MBTAのバスや地下鉄の車内だってそんなにキレイじゃないし、同じ汚いのだったら公共交通使うわ、なんて言ってたよね。公共交通のほうが開放感あるというのはわかる。後は公共交通を扱う業界にいるという変なプライドもあるみたいよ。ここにいる間もアムトラック(アメリカの鉄道を運営している公社)の列車に乗りまくっていたもんね。

S: それが今では自分で手挙げて乗ってるし。こっちは初乗りが安いから(2.50ドルくらい)短距離でも乗りやすいし、概して日本よりも安いみたい…って僕はこの部屋から出たことないから乗ったことないけど。

L: 日本に帰ってからが心配かもね。東京のタクシーの初乗りは確か今660円だったっけ。それに近々値上がりするらしいし。日本のタクシー車両はこっちのものとは比べ物にならないほどキレイだから、快適さも違う。東京都内でも乗っちゃっているじゃないかな。山手線内とはいえ場所によってはビミョーにJRや地下鉄だと乗り継ぎが多くなるところもあるし。

S: 日本にいたらいたでそれに合わせて暮らせるようになるとは思うけど、ロブスターさんのいうことも一理あるかも。

L: 留学生活の途中で引越ししたのも変化としては大きかったんじゃない?2年目は学校やボストン市内に近いところに住んだからパーティーとかあれこれイベントにも行きやすかったみたいだし、やっぱり物理的に近いことは何事においてもメリットだということがよくわかったみたい。あとはハーバードシャトルが使える地域だと夜のイベントの帰りもタダで家の前まで送ってもらえるし、行動範囲も広がったみたいだね。電話を受けるおじさんで態度悪い人がいるのが玉にキズだけどね。シャトルが来る前にもらう電話も "Be outside!" ってぶっきらぼうに言う人と "Please make your way out." って割と低姿勢で言う人と二人いるんだよね(内輪ネタです…すいません)。あのシャトルにもう乗れないのかと思うとちょっと寂しい、とか言ってた。

a0079741_7143522.jpgS: 今回の引越しが今までの引越しと違うのは、そう簡単に再訪できないってことかも。大学入学以来の引越しは首都圏内だったから、住んでいたところに行こうと思えば行けたもんね。でも今回は違う。東京とボストンで1万キロ以上離れているし…東京での家探しもがんばってやってるよね。今はインターネットが使えるから物件情報をチェックしたり不動産屋とのやりとりもすぐにできる。今度の職場に20分くらいで通いたいから本郷三丁目あたりでなきゃイヤだとか言ってるけど、家賃が高いのが悩みみたい。不動産屋とやりとりするのに時差があるから真夜中まで起きていたりして、結構眠そう。

L: 前の家の家賃が安すぎたんだよ。2DKのマンションが礼金ゼロで7.5万円でしょ。会社から1時間かかったとはいえなかなかああいう物件はないよ。その代わり車がないと面白くないところではあったけどね。

S: でも今度は車も持たないらしいし、自転車でいろいろ行けそうだから生活コスト全体で見たらまあ何とかやっていけるんじゃない?問題は広さの条件を絶対譲らないことみたいだけど。

L: 一人暮らしが長くなってくると、私達みたいな「仲間」も増えてくるし、旅行先で得たモノとかあれこれ捨てられない持ち物も増えてくるみたいよ。ペンギン3匹、イモムシ10匹、ライオン1匹、ゾウ1匹、クマ2匹――シロクマさんを含めてだけど――ほかにもアクネ菌さんとかインフルエンザ菌さんもいらっしゃるらしいよ。私はまだお会いしたことことないけど…いや、会いたくないかな。居場所を確保してあげるのも大変みたい。あまり窮屈だとケンカが起こるだろうしね。

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S: 学業面ではとりあえず卒業できたから一応それなりに勉強していたんだろうけど、ダイニングテーブルに授業で読まなければならない本とか資料とかいっぱい広げて毎日その前に座って難解な文章に格闘していたよね。国際政治理論とか概念的で意味不明って悩んでいたもん。加えて彼女の問題は読んだ尻から内容を忘れてしまうことなんだ。だから何かを読んでいるときはそれを自分の経験とか知っていることに結び付けないと記憶に残らないらしく、自分の脳みその構造が他の人のものとかなり違うみたいって悩んでいたよ。ノートとるのもものすごく下手だし、何か書いてもその紙をどこかにやってしまうからまた探すのに時間かかってるし、どうしようもないよね(飼い主注:それでもハーバード大学を卒業することはできます)。結局は他の人が頭が良すぎるってことなんだと思う。でも他の人が思いつかないことたまに思いついて「おぉ、ひょっとして自分は天才じゃないか」とか思ってもその考えを人に説明するのに苦労していて、でも自分の中ではつじつまがあっているのに…って困っていたこともよくあったっけ。学校の授業だとそれを英語で説明しなければならないのも難しいところだしね。それに最初の学期は毎日頭が痛いって言っていて、たまにバファリン飲んだりしていたもんね。勉強していて物理的に頭が痛くなったのはこれが初めてだって。どうやらそこで自分の限界を感じたみたい。

L: それまでの専門と違う勉強を大学院レベルでするとなるとしんどいのかな。社会科学系の学問って理工系と違ってこれといった一意に定まる答えがあるわけじゃないし、何かフニャッとした結論しか出なくて理系出身者には気持ち悪いところもあるのかもしれない。でも起き上がりこぼし的なところがあるみたいだから、まあ大丈夫なんじゃない?

S: っていうか僕が思うに彼女の問題はやる気にムラがかなりある点なんだ。このブログの更新頻度からもわかるように、やるときはすごくやるのだけど、やらないときは全然やらないというか…。

a0079741_7154618.jpgL: その通りだね。たぶん注意力が散漫だから、何か作業していてもすぐ他のことに気が向いたりしてなかなか一つのことに集中できないんだよ、あの人。少なくとも地道に研究に取り組むようなタイプじゃないね。幼稚園の頃も一人だけ他の教室にいる近所の子に会いに行くとか言って先生の言うこと完全に無視して遊びに行ったりしていたらしいし。もっとも、特にお受験するようなところでもないローカルな幼稚園なのに面接であまりに落ち着きが無くて合格できず補欠で入ったらしいし。いわゆるADHD(注意欠陥・多動性障害)ってやつに近いかも。とりあえず今は普通に社会生活しているから大丈夫なんだろうけど。でもそれを本人もわかっているからうまく複数の作業を同時に進めて終わらせることができているから今までなんとかなってきたのだと思うよ。プロクラスティネーションの問題は解決されていないみたいだけど。もっと集中力があれば良い成績とれたのに、ってよくぼやいていたもん。

S: でも学業よりも人付き合いで学んだことのほうが大きいって。アメリカ人と二人で数時間話し続けたり、パーティーでの場の空気を読んだりっていう経験はやっぱり留学生活ならではのものだよね。経済学や統計学といった授業はどこで学んでも内容はあまり変わらないかもしれないけど、違いは誰と学ぶかだよね。

L: 確かにこの前のパーティーにもいろんな人が来てた。先々週のパーティーは日本人ゼロだったよね。

S: 以前の記事にも書いていたけど、ああいうパーティーって日本だとあまりないよね。っていうか誘っても人が来ないだろうし。

L: 最後のほうはいろいろ「実験」していたよね。アメリカ人の時間感覚をはじめ気質というかメンタリティーにここにきてようやく慣れてきたって言ってるよ。ただ慣れすぎると日本に戻ってからが大変かもしれない。逆カルチャーショックはほかにも起こりそうな気がする。あぁ7月から一体どうなることやら…でももうここまできたらなるようにしかならないから、堂々と構えるしかないんだろうね。

S: 7月は働き始めるのと並行して引越しや生活の準備・買い物とかがあるし、結構ドタバタしそうだね。でも日本に戻ったら友人に会えるのが楽しみみたいよ。僕も楽しみ。でも京都の実家にいる仲間はいいけど、狭い倉庫で暮らしてきた仲間のことを思うと忍びなくて。2年近く日本を離れているとみんな状況もだいぶ変わっていると思う。パンダさんやキリンさん、カンガルー君はどうしてるかなぁ…。ロブスターさんも日本に帰ったら早く仲間に会いたいんじゃないの?

L: えっ、そ、それは…。

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ロブスターさんは、仲間からのお誘いを心待ちにしているようです。
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by coast_starlight | 2007-06-28 07:17 | 私のはなし

<日々の出来事> ムービングセール

現在ムービングセール実施中です。日本に置いてきた大物家具や電化製品があるため、こちらで今まで使ってきたものは可能な限り処分して帰ろうと思っています。幸い売りたいものはほとんど全部売り切ることができました。あとはどうせ残っても捨てる(あるいは、輸送費を考えると捨てざるを得ない)ものを無料でよいからどなたかに持ち帰ってもらえれば、と思いせっせとモノを整理しています。

先週末、ボストン在住の日本人がよく見るというインターネット掲示板に初めて掲載したのですが、その直後から問い合わせが来るわ来るわ…でビックリしました。日本から来られたばかりの方が多いのかと思いきや意外とそうでもなく、問い合わせてくるのはこちらの生活が長い方や日本人以外の方もいたりして、改めてこの掲示板の威力を感じました。

ムービングセールをやりながらつかんだコツ(?)を以下に書いておきます。これからムービングセールを行われる方/ムービングセールでモノを買われる方には多少参考になるかもしれません。


<ムービングセールを行う側のコツ>

1.欲張らない
普通に2年近く使用していたものであれば、買った値段の1/2~1/3で値をつければ大体売れます。ただしキッチン用品・衣類は別。私は圧力鍋などを大物を除きキッチン用品はすべて無料、衣類は好み・サイズが合わないと売れないので売りに出しませんでした。売れ残ったら持って帰ってもいいと思ったものは逆に高めに設定し「売れればラッキー」くらいの気分でいましょう。あまりムービングセールでお金を稼ごうと思わないほうがいいと思います。

2.無料コーナーをつくる
キッチン用品などの小物については、$1~$5とかでちまちまと売るより思い切って無料で持っていってくださいという気持ちでいたほうが結果として早くなくなると思いました。有料の品を買っていただいた方に対しついでに「これらの中で何か欲しいものがあれば持っていってください」と言った方がモノが早くなくなるので気持ちが楽になります。この「早くモノがなくなって気持ちが楽になること」の価値は$1~$5よりは大きいと私は思うのですが…もっともこれは人それぞれかもしれません。

3.まとめて引き取ってもらえる相手を見つけると楽だが…
部屋ごと家具・小物等を引き継いでくれる相手を見つけると手間ひまが大幅に軽減されて楽ですが(ケネディスクール的に言うと transaction cost がかなり少なくて済む)、私の場合はそうもいかなかったので普通にネット掲示板に掲載し、基本的に早い者勝ちで購入の意思を示して頂いた方にお譲りするというスタンスをとりました。そのため毎日数名が私の家を訪れることになり、モノがまとめてではなくバラバラとなくなっていく状態になったため一人一人時間をアレンジするのが多少面倒ではありましたが、いろいろな人とおしゃべりできてある意味楽しかったです。あらゆる理由でボストンで暮らしている日本人がいるんだな、と学校生活では普段なかなか接することない人とほんの少しではありますが話ができて何だかうれしかったです。

4.はじめから「この値段だったら売っても良い」という値段を提示する
交渉を楽しみたいと思うなら別ですが、私は早く売り切ってしまいたかったので最初から「これがギリギリ」という値段(reservation price)を提示していました。値切ってきた人はほとんどいませんでした。日本人以外を相手にしていた場合は違ったかもしれませんが…。

5.電話番号を書いておいたほうがよいかも
ネットの掲示板を見る人だったらメールを使えるだろう…と思うと意外とそうでもないんです、これが。「子供が見つけてきたんですけど、私自身はメールとかパソコンとかよくわからなくて…」と言って電話で問い合わせてくる方もいらっしゃいました。あとはとりあえず電話番号を控えておいて出先から電話してみる、という方もいらっしゃいました。確かに電話番号は個人情報ではありますが、どうせ帰国したら使わなくなる番号だし、と思い切って出したのは正解でした。


<(売る側から見て)買う側のコツ>

1.少しでも気になるものがあれば速攻連絡、できれば電話で
メールはすぐに出しましょう。電話番号が書いてあれば電話のほうが早いです。基本的に早い者勝ちで優先順位を決めている人が多いと私は想像します。まとめ買い優先の人もいますが。

2.返信メールをもらった後購入の意思表示はできれば電話で
メールを一往復させた後購入したいと思った場合、すぐに電話したほうがいいです。結構数時間(あるいは数十分?)差でモノがなくなってしまうということがよくありました。

3.掲示板に書かれた情報の裏を読む
例えば「テレビ$50」「DVDプレーヤー$30」と書いてあるだけだと「これじゃよくわからないよ」と言いたくなりますが、売る側は結構他のこともあってあれこれ説明を書いたり写真を掲載したりするのを面倒がっているだけで(私はそうです…スミマセン)モノはまともなことが多いのではないでしょうか。私は問い合わせメールが来てから逐一デジカメでモノの写真を撮ったり寸法を測ったりしていました。保証はできませんが、ボストンに1~2年住む人は留学生や研究者が多く、よほどのことがない限りやりとりに手こずるようなたちの悪い人はいないと思います。

お越しくださった皆様、どうもありがとうございます!大変助かります!まだ無料でお渡しできるものが多少はあるのでもしお時間があればお立ち寄りください。

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今部屋の中はゴチャゴチャですが、大体のメドはついたので安心しました。いやー、何とかなるもんだな。
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by coast_starlight | 2007-06-27 13:52 | 日々の出来事

<日々の出来事> 最後の週末

この週末にはアメリカを発つことになり、この前の土日がこちらで最後の週末となりました。ずっとご無沙汰していたホストファミリーのところに行くと約束していたので、かなり久しぶりにマサチューセッツ州北部にあるご夫婦のところへお邪魔になりました。ケネディースクールでは外国人学生に希望すればホストファミリーを紹介してもらえます(私がこのホストファミリーと知り合ったのはまた別ルートですが)。ホストファミリーといっても一緒に住むわけではないのですが折に触れて自宅に招いてもらうなどホストファミリーとの交流はアメリカ文化を知る良い機会でもあります。ファイナンシャルプランナーをやっているだんなさんとパーソナルトレーナーをやっている奥さんのこのご夫婦、ともに(たぶん)50代なのですが結婚してまだ3年くらいしか経っていません。奥さんはここに来る前シンガポールに20年ほど住んでいて、若い頃ボディービルダーとして各種コンテストで入賞し、フィットネスジムを経営していたそうです。対するだんなさんはマサチューセッツ州から出たことのない超ローカルな人。この二人がどうやって出会ったのか??何とインターネットなのだそうです。それも今から10年くらい前!ひえー。お互いやっていることも趣味も違うけど、ユーモアのセンスは共通している、だから一緒にいて楽しい、そんな感じの夫婦だと思います。毎回このご夫婦を訪ねるたび面白い経験をさせてもらいました。今まで家の庭にかかっているハンモックで昼寝したり、おばさんの持っている馬を見に行ったりとしましたが、今回はまた違う体験が待っていました。

土曜日の昼、ご自宅のある方向とは全然違う駅を指定されコミューターレール(郊外列車)で出向いたのですが、そこから連れて行かれたのはオートレース場!おじさんは多趣味な人で、その趣味の一つがモータースポーツです。趣味でモータースポーツを楽しむ老若男女がこのオートレース場で週末にその腕を競っているようです。マサチューセッツ中心部のAyer(エアーと発音するらしい)という町にあるこの場所は、昔飛行場だったのですが今は使われておらず、滑走路だった土地を現在はオートレース場として利用しているみたいです。様々にチューンアップされた車が並んでいる光景にはビックリ!よくもまあここまで本格的に趣味に没頭できるな、と驚くばかり。ちなみにおじさんは安全運転講習のインストラクターもされているそうです。おじさんはオートレース用ポルシェを持ち込み、レースに出場していました。私も写真撮影のためいろんな車に乗せてもらいました。

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a0079741_1391618.jpgその後おばさんがコンコードのルイザ・メイ・オルコットの家に連れて行ってくれました。若草物語という有名なお話を書いた人ですが、私は読んだことがありません。何でもお父さんが教育熱心な哲学家(何でも超越主義者 transcendentalist だったらしい…詳しくはよくわかりませんが)であったことが彼女に大きな影響を与えたと言われています。おばさんが「当時は親の考え方次第で---特に女性の場合は---どこまで教育が受けられるかがかなり決まっていたと思う」と言われていたのが印象的でした。



a0079741_1394297.jpgその次は「あなたに是非会わせたいおばあさんがいるの」ということで、おばさんの顧客であるドイツ人のおばあさんの家に行くことになりました。このおばあさんは現在84歳ですが、おばさんが教えているフィットネストレーニングのお陰で日々元気に過ごしているようです。20歳の時にドイツからアメリカに渡って以来数々の苦労を乗り越えられてきたのだと思います。普通に話をしていても深みが感じられるということは、初対面でもよくわかりました。なんでもこのおばあさんのファンクラブもあるのだとか。おばさんの家の庭が素晴らしかったことも手伝って、非常にすがすがしいひとときを過ごすことができました。


夜は自宅近くのシーフードレストランに連れて行ってもらいました。その後ご自宅に一泊して昼頃自分の部屋に戻り、引越しの準備を淡々と進めていました。確かに引越し準備がある中ちょっと大変ではありましたが、行っておいてよかったです。とはいえ引越し準備は家の中での作業だったり家にいなければならないことが多くて、逆にちょっと遠くに行ったのが良い気分転換になったのも事実です。

もっとも今は「うわー、もう本当に残り数日しかない!」と尻に火がついていますが。
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by coast_starlight | 2007-06-26 13:12 | 日々の出来事

<日々の出来事> 家探しと保証人制度のはなし

今月30日にボストンを発つことになり、7月から住む家を探しています。まずはホテルかウィークリーマンションに家が見つかるまでの1~2週間の間住む予定です。そこでぶち当たるのが保証人の壁。家を借りる際は今まで何も考えずに父親に頼んでいたのですが、昨年父も定年退職したので、たまに条件として求められる「フルタイムの正社員として勤務している人」に当てはまる親族となると弟に頼まなければならない状況になってしまいました。家だけでなくウィークリーマンションでも連帯保証人を求めるところがありビックリ!保証人自体は立てられないこともないけどいちいち頼まなければならないのが面倒。相手に精神的負担をかけるということもありますし。それに私の場合は幸いなってくれそうな親族がいるけど、いない人だってたくさんいるはず。それは本人にはどうにもならないことが多いと思います。この日本独特の制度、何とかならないのでしょうか…。アメリカに延べ6年住んで嫌なところもかなり見ましたが、お金に関しては「人による保証を求められないで本人のみが見られる」ことは好きな側面の一つでもあります。アメリカでは不動産を借りる際に日本の連帯保証人にあたる人を求められることはまずありません。この話をアメリカ人の知り合いにしたら「たぶん違法ではないか」と言っていました(州によるかもしれませんが)。その代わりに見られるのが本人のクレジットヒストリーです。クレジットカードや公共料金の支払いを滞りなく行っているか、その支払い状況が点数で表され、これがお金や家を借りたりするときについて回ります。自分の点数をお金を払って調べ、良い点数を維持する努力をするということはアメリカ人であれば普通にやることらしいです。以前同級生と住宅ローン政策に関する課題を行っていたとき彼女がそんなことを言っていました。この点数が低いと、例えば住宅ローンを組む際普通の銀行でお金を借りることができずサブプライムという金利の高いところでないとお金を借りることができなくなります。日本でだってクレジットヒストリーは重要だし、住宅ローンに加入したりクレジットカードを作るときはクレジットヒストリーを調べられるのに(たぶん家を借りるときも)、何で保証人をとるの??と毎回思います。

ちなみに家を借りるのはアメリカのほうが初期費用が少なくてすみます。大体デポジット(敷金に近いもの)を1か月分くらい払って終わりです。不動産屋に支払う手数料も1か月分とられることもありますが、場合によっては家主が全額支払います。ただし契約は1年のことが多く、家賃は毎年インフレ分は上がることが多いようです。問題は例えば1年契約をして半年で出なければならなくなった場合です。ペナルティとして1か月分の家賃を支払ったり、次に入る人を自分で探さなければならないということもあります。あるいは自分の契約が切れるまで借りてくれる人に又貸し(サブレット)するということもよくあります。特にこの夏の時期、8月末まで契約してしまった人が自分の部屋を又貸ししたいという広告がネットの掲示板に多く掲載されています。

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日本で大学院に行ったとき育英会でお金を借りたのですが、卒業時に提出する借用証書で保証人を2名記入する必要があり「え??」と思いました。原則として親族なのだそうですが、私の場合は父と伯父(父方の兄)になってもらいました。住所や銀行口座を変えても連絡せず取りっぱぐれるケースが多かったのだそうですが、自分達の取立てのノウハウのなさを連帯保証人を2人も求めるという方法で解決しようとしていることには正直「フェアじゃない」と思いました。育英会の奨学金を踏み倒すとクレジットヒストリーにどこまでマイナス記録として残るのでしょうか??このインパクトが大きければちゃんと返す人も増えると思いますが…。ちなみにそれでは足りなかったので大学の奨学融資制度を利用して銀行からもお金を借りたのですが、そこでは保証人は求められませんでした(大学が保証)。また私が会社に入る際は身元保証人は不要でしたが、銀行など当時とっていた(今は知りませんが)業界もかなりあったと思います。

昨年、弟の家に男の子が生まれました。私たちは二人きょうだいで弟の結婚相手には兄弟姉妹がいません。従って私が唯一のおばであり、私が子供を産まないと彼にはいとこが存在しないことになります。小さい間は問題ないかもしれませんが、大人になってから何かで保証人を立てる必要がある場合、父親以外の親族で立てなければならないとしたら私以外に誰がいるの?と思いました。他に考えられるのは私が結婚した場合の将来の夫??少子化の本質を見たような気がしました。(だからといってそれだけの理由で子供を産もうとまでは思いませんが。)こういう状況の人は多く出てくるでしょうから、その頃には保証人制度がなくなっていることを切に願います。
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by coast_starlight | 2007-06-25 07:25 | 日々の出来事

<話のネタ> どこに軸足を置くか

私のクラスメートに、大学卒業後某国に移り、その国の言葉を完璧にマスターしある程度の成功を収めた後ケネディスクールに来たというあるアメリカ人がいました。卒業後はアメリカ国内で希望する分野の仕事を探していたようですが、卒業式の時久しぶりに話したらまたその国にしばらく行くとのこと。詳しいことはわかりませんが、アメリカでの仕事探しがうまくいかなかったのではないかと察しました。アメリカで働いたことがないと言っていたので、そのことがマイナスに働いたのかもしれません。これを聞いて、私はとっても複雑な気分になりました。ちなみにこのような人は別段珍しくありません。日本人の知り合いにだってこういう人はいます。

私が日本でインターナショナルスクールの高校に通っていたとき、日本の大学に行くかアメリカの大学に行くかという決断を迫られていました。インターナショナルスクールに通っていれば、(当時だとICUや上智大学など一部の学校を除いて)日本の大学に行くよりはアメリカ(あるいは他の英語圏)の大学に行くほうが入学準備は楽です。小5~中1のアメリカ生活の後、中3の秋にアメリカに再び渡ることになった時点で日本の高校教育を受けることはないという見込みだったのでアメリカの学校での勉強しかしていなかったのですが、日本の学年でいう高2の夏に日本に帰ることになったものの日本の学校に自分が行きたいと思うような受け入れ先はなく、半ばやむなくインターナショナルスクールに入ったという事情がありました。しかし当時インターナショナルスクールを出ても日本の高卒資格とは認められないためそのままでは日本の大学は受験できないということも知っていました。でも正直なところは、こんな中途半端な時期に日本とアメリカを行ったり来たりしなければならなかったのは私のせいじゃないというふてくされた気持ちと、このことを自分の将来にマイナスに働かせたくないという意地という二つの気持ちに折り合いをつけつつ、実際問題として自分の行きたい学校(「自分の行ける学校」だけでないことがポイント…もちろんこれも満たす必要がありますが)への入学許可を得るという難しい作業を進めなければならないという、半ば降って湧いてきた運命に対する諦めの気持ちが私の頭の中を支配していたのだと思います。

結局私が日本の大学に行くことを選んだのは、将来日本に軸足を置くことの可能性を残しておきたかったというのが主な理由でした。18歳の時点で将来自分がどちらに軸足を置きたいと思うか、その判断がつかなかったのです。あとは、何だかんだ言って自分は日本人なので(なぜこの結論にたどり着いたかはこちらの記事を参照ください)、日本企業に入って日本社会に貢献したかったという考えもありました。もっとも、最近は必ずしもそういう考え方でもないですが。「もしあのときこうしていれば」という反実仮想を言っても仕方ないですが、学部の時点でアメリカの大学に進んでいれば日本に戻れなくなっていたかもしれません。戻りたくないと思っていればそれでいいのでしょうがそういう保障はどこにもないし、物理的に戻るこは当然いつでも可能ですが、自分の希望する仕事に就けない可能性は大きいですし、年をとればとるほど自分に合った職探しという点で戻るのが難しくなります。

しかし、問題は職探しといった生活面の話だけではありません。前述のクラスメートの場合は、大学に入るまで一度も実家を離れたことがなかった(つまり高校卒業までは安定した環境で過ごしてきた)そうなので私とは違って自分がアメリカ人であるという意識自体には自信を持っているのだと想像します。だから大学卒業後違う世界に自分から飛び込めたのかもしれません。そうでないと大人になってから精神のよりどころとしての自分の民族性・国籍に疑問を抱き、ひいては自分とは何者かというアイデンティティーに苦しむリスクに晒される可能性が高くなるというのは、自分および似たような環境を過ごしてきた人を見て痛切に感じました。何だかんだ言って大人になるまで同じ国・教育システムで過ごしてきた人はそのこと自体がアドバンテージではないかと思います。もちろん子供時代に異文化を経験できること自体貴重な経験かもしれませんが、上記の点においてかなりリスクが伴います。そうは言っても、前述のクラスメートに対しては、知り合いもいない国に一人飛び込んでいろいろなことをやってきた、そのリスクをとったことに対して私は尊敬しています。逆に私は20代の頃そのリスクがとれませんでした。

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ところで、先日の卒業式でもリスクをとって行動することの重要性を学長が説いていました。果たして、私はリスクをとって生きてきたのでしょうか?自己評価ではかなり手堅く生きてきてあまりリスクをとっていないような気がします。2年近くの間、働く代わりに留学生活を送っていたこと自体リスクを伴う行動ともいえますが、自分が一度「こうしたい」と思ったら止められない自分の性格をわかっているので、私にとっては留学しないことのほうがリスキーな行動だっただろうと思います。一番怖いのは、リスクを伴うことをしているという認識のないままリスクを伴う行動をとることです。何が自分にとって(ここが重要…世間や周りの人のモノサシではなく、自分のモノサシで見て、です)リスクを伴う行動で何がそうでないのか、それを見極める検討作業はこれからも当分続きそうです。その検討作業における評価基準の中で重要なのは結局自分がどこに将来の軸足を置くべきかということになるのですが、まだ答えが出ていないようです。
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by coast_starlight | 2007-06-23 11:21 | 話のネタ

<考え方> 割引率

割引率(discount rate)というと、企業価値などを評価する際に将来の価値を現在の価値に直すために使うレートというのが主な概念だと思いますが、人間関係における「割引率」って何でしょうか?身近な例として以下のような状況を考えてみたいと思います。


<例題> スーツケース貸してよ

昨年のある水曜の夜、携帯にある友人(アメリカ人)からメールが入っていました。3泊ほどの小旅行をするのだそうです。

「今小さいスーツケースがないから、もしいいのがあれば貸して欲しいんだけど。」

「いいよ。で、いつがいいの?」

「土曜日の朝に取りに行っていい?金曜日にメールするから。」

「わかった。おやすみ。」


金曜日の夜。自分からメールすると言っておきながらまだ連絡してこないし。私もそろそろ眠くなってきたよ…と思いメールしました。

「明日10時に学校に行かなければならないから9時45分に学校へ行く通り道の交差点で渡したいんだけどそれでもいい?」

「9時にそっちに取りに行っていい?」

「早めに欲しいんならそれでもいいけど。私の家の前に来たら電話して。下まで持っていくから(私の家は17階)。」

「わかった。」


そして、土曜日の朝。9時半頃になっても何の音沙汰もなし。9時に取りに来るって言ったじゃん!それに私の家は彼の家から歩いて5分くらいだし、大して来るのが面倒な訳ではないはず。そろそろ学校に向かわなければならないので電話(留守電)とメールにメッセージを残し、9時40分頃家を出ました。で、10時ごろ彼から返信が来ました。

「ごめん。寝すごした。今回はいいよ。また戻ったら会おう。」

さすがに「オッサン何カマしてんねん!」って一瞬心の中で思いましたよ!でも、以前の自分だったらすぐ機嫌を悪くしていたと思いますが、別に腹は立ちません。たぶんこれで友人関係が壊れることもありません。どうしてでしょう?


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答えは簡単。私の中で彼に対する「割引率」が高いからです。それまでの経験から「やっぱりやめる」と言ってくる可能性は高いと思っていたので、初めから話半分(あるいはそれ以下)に聞いていたからです。(ハーバードの学生だったらその辺ちゃんとしてると思ったら大間違いですよ…。)別にそれが相手に対して失礼になるということはありません。実はその水曜日の夜、メールが来る少し前まで私は彼と(夕食か飲みかは忘れましたが)一緒にいたのです。本当に困っていたのならその時に話をして帰り道に渡すということもできたので、後になってから携帯メールが来た時点で「この人思いつきで言ってるな」と少し思ったのも事実です。従って、彼にスーツケースを貸そうが貸すまいが私から見て失うものは何もありません。特に自分のスケジュールを変えることもないし(逆に言うとこれくらいの用事じゃ変えない)、私の頭の中のメモリ全体におけるこの出来事の占める比率はかなり低かったので、今振り返っても「あぁ、そんなこと言ってたな」くらいにしか思いません。ただ、彼に対する割引率はさらに上がったかもしれませんが。あんまり優しく接しすぎると調子に乗られる可能性もあるので(?)、適度なところでハッキリと「いい加減にしてよ」と言わなければいけないのかもしれませんが、その見極めが結構難しいところでもあります。(でも、相手が日本人だったら腹立てるでしょうね。)しかし割引率が高いと、何か調子のいいことを言っていても「まあいつ実現するかは不明だな」と思う反面、何かやってくれるというときはそれが実現するとうれしさも増します。

留学生活を始めてから、あまり人に対して腹を立てなくなったような気がします。というか、腹を立てても仕方がない、どのみち自分に跳ね返ってくるだけだから腹を立てるだけ損、と思うことが多いと言ったほうが正しいかもしれませんが…。もちろん、何かイヤなことを直接意図的にされた場合は腹が立つでしょうが、認識の相違や連絡の行き違いといったことについては「あ、そういうこともあるのね」と気楽に構えることができるようになりました。割引率に絡めて言うと、許容できる割引率が大幅に上がったということかもしれません。

さて、上記の例ですが、頼まれごとの受け手として真面目に考えると結構失礼です。「おいおい、自分から言っておきながら何だよ…」と腹を立てるを通り越して呆れても仕方ないところです。でも、こういう人、過去の経験からも少なくなかったです。これから留学生活を送られる方はご参考まで。
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by coast_starlight | 2007-06-23 10:22 | 考え方

<話のネタ> リーダーシップを発揮する人々

ケネディスクールで学生をしながら、あらゆる分野で活動しリーダーシップを発揮する人はたくさんいます。例えばKSG Citizen 誌(校内新聞)には、ハーバード大学の学長に対し、ジェノサイドに加担したと思われる地域(ここでは特にスーダン)へ企業が投資活動を控えるよう働きかける団体を立ち上げることを提案する活動を展開中の学生の話が載っていました。またこれに対して「投資活動を控えさせることで済む話じゃない。それによってスーダンの人々がさらなる貧困状態に陥るほうが問題だ」と言って反対活動を行う学生もいます。3月中旬には、インドのあるNGO活動家がケネディスクールを訪問していたことと併せて、その活動家に感銘を受けた韓国人学生がチャリティーバーベキューを企画していました。土曜日の昼に行われたこのイベントで集められた募金は1600ドルくらいなのでものすごく多いわけではないのですが、数時間のイベントとしては決して少ない額ではないですし、インドで活動するNGOへの資金援助としてはかなりインパクトのある額だと思います。

もっと身近な例だと、春休み期間中にケネディスクールの日本人学生と韓国人学生の有志が、日韓両国に関心のある学生を対象に日韓訪問ツアーを企画していました。この企画に携わっていた人たちは昨年の段階から日程決めや各種手配にかなりの時間と労力を費やしていたようです。特に旅行直前は中間テストなどで授業も忙しい中皆大変だったようです。私は「卒業まで帰国しない」と決めていたため旅行には参加しなかったのですが、参加者に配布する事前学習資料の作成を少し手伝いました。でも今から思えばそう決めた理由は極めて個人的なものなので、「日本の姿を知ってもらいたい」という利他的な気持ちが他の企画に携わっていた人たちよりも単に少なかっただけじゃん、と思うと後悔の念がないわけでもありません。特に韓国で「ピ」の事務所訪問という日程が入っていたと知っていたならば…。

私がこの学生生活で何かイニシアチブをとって行ったことってあるかなぁ…と振り返ってみたのですが、大してないことに気づき少し愕然としています。強いて言えば、1年目の秋学期に行った寿司に関するプレゼンテーションかもしれません。「SUSHI」はもう英単語の一つとなっていますが、レストランやスーパーにある寿司ってかなりアメリカ風にアレンジされていて、これが寿司と思われていたとしたら私としては遺憾…と思い寿司についてMPAコースの学生を対象に20分くらい話をしました。結果はまあ好評だったと思います。

何かに対してイニシアチブをとるために必要なのは、結局のところ「強い思い」だと思います。とすると、当時私は寿司に対して強い思いを持っていたのか、という質問が出るかもしれませんが、そこはあまりつっこまないでください。
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by coast_starlight | 2007-06-18 22:48 | 話のネタ

<話のネタ> Gmailデビュー

今まで使っていた学校のメールアドレスが卒業後は使えるものの自動転送扱いになるためどこかメールアドレスを登録しなければならなくなり、今まで持っているアドレスでもいいのですが使い分けしたいため、グーグルのメールサービスであるGmailにアカウントをとることにしました。クラスメートのかなり多くがGmailを使っているのですが、私は今までヤフーのものを使ってきました。変えても良かったのですが99年から持っているアカウントだし何だか面倒でそのままズルズルと現在に至ったというのが実際のところです。そんなわけで遅ればせながらGmailデビューを果たした私ですが、今更ながら「これはすごい…。」と心の中で静かに絶叫しています。何がどうすごいかというのは説明しにくいのですが、同じタイトルのメールのやりとりをまとめて見ることができたり、メールアドレスを打ち込む手間がかなり省かれている点、他のメールアドレスからあたかも送ったようにできる点など、使い勝手を相当研究していることが感じ取れます。確かに生産性という点では他のメールサービスよりすごいかも、と思いました。ただ絶えず自動的にメールをチェックするので、それなりにPCに負荷がかかりますが。

一つ複雑な気分になるのが、画面右側に出てくる広告。メールのタイトルや文面に合ったものが基本的に出てくるのですが、ときどき恐ろしいほど図星な広告が出てきたりして、「誰かがこのメール見ているのか」と思うくらい。誰か頭のいい人が考えたアルゴリズムによってそれは実現されているとはいえ、「何かなぁー」という気分になるときがあるのは事実。ヤフーはそこまで露骨に広告出してこないので、今までヤフーメールを使っていたのはそのためかな、と思いました。

さて、私のGmail生活はいつまで続くのでしょうか…。
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by coast_starlight | 2007-06-14 10:05 | 話のネタ

<日々の出来事> ハッピーアワー第二弾

a0079741_1054376.jpg日曜の朝両親が日本に戻って急に一人になったことと、天候がまあ良かったのでまた家でパーティーをやってみようと思いつき、その日の夜行うことにしました。とりあえず今年卒業する人たち全員に案内メールを出したら何人来るかなーと半ば実験の意味もこめてやってみました。既にケンブリッジを離れた人たちも多いだろうから、来たとしてもそんなには多くならないはず、せいぜい15~20人くらいと見積もりました。

「私は17階の部屋に住んでいて、バルコニーからはボストンとケンブリッジが一望できます。私のことを知らなくても構わないから興味があったら来て!」果たしてこんな案内で、しかも超ギリギリの連絡で人は来るのでしょうか?半信半疑でやってみたのですが、見積もり通りの人数が来てびっくりしました。しかもほとんどが顔を知っている程度/全然知らなかった人!興味深かったのは、来てくれた人の多くが私と違うプログラム(MPPやミッドキャリア)で、本当に全く接点がなかった人たちだということ。2年近く学校に通っていても全然知らないもんなんだねー、なんてお互い話していました。でも前回よりもアルコールの消費量は格段に多かったです。これは単に来た人が良く飲む人たちだったということですが、これは読めませんでした…。

今回2回パーティーをやってみてわかったのですが、このような超インフォーマルなパーティーを開く際、日本人としては以下の点に留意したほうがよいと思いました。

1.家の周りのものは勝手に触られると思っておく
どうやら人々は「呼ばれた=そうしてよい」と解釈するみたいです。本棚の本とか結構詮索する人はいます。冷蔵庫もしかり。皆冷蔵庫を勝手に開けて水とかジュースとか取っていきます。入られたくない空間がある場合、ドアを閉めておけばそこは基本的に入ってはいけないということなのでドアを閉めておきましょう。

2.土足にするか、靴を脱いでもらうかを決めておく
私の家はフローリングであり、いちいち靴を脱いでもらうのも面倒だったので土足OKにしました。その代わり、リビングにあるテーブルなど普段床の上に置いているものは全てベッドルームに移動しました。

3.知らない人が突然来ても驚かないこと
友人の友人とか、単にパーティーがあるという知らせを聞きつけて来るという人もいます。私もそういうパーティーに行ったことあります。快く来てくださったことに感謝しましょう。

4.Open-mindedness
上記3.と絡みますが、誰が来ても同じ態度で歓迎しましょう。

今から思えばこういうことを「試す」というとちょっと変ですが、去年の9月とかにやっておけば…と少し思いました(それ以降はやりたくても寒くてできない)。そうすればその後話す機会がたくさんあったのに。パーティーの参加者同士だとなかなか顔を覚えていなかったりしますが、自分が主催すればホスト/ホステスの顔はさすがに参加した人は皆覚えます。それにパーティーを主催してわかることもいろいろあるので、留学中/これから留学する人は、こういうパーティーを一度は主催してみることを是非お勧めします。
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by coast_starlight | 2007-06-13 10:54 | 日々の出来事