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<話のネタ> 上昇志向

留学が終わり職場に戻ってから10ヶ月が経ちました。現在私は滞在先のロンドンにて英文の書類(主に契約書関係)を読んで内容を解説する資料を作成したり、現地の弁護士や銀行家とやりとりして必要な書類や図表をまとめるといった作業を主に行っています。ケネディスクールに留学中の授業で習った内容はその一部が直接役立っており、一応会社に対しては留学したことが生きていると言える仕事ができていると思ってほっとしています。しかし必要な周辺知識や扱う契約書にある概念が難解であるなどあらゆるところで壁にぶち当たり、「自分の実力って本当に大したことないな…何て自分は頭が悪いんだろう」とほぼ毎日夕方くらいになるとうだつの上がらない自分がイヤになって気分が暗くなり始めます。その後しばらく仕事をしてこれ以上気力が持たないと思ったところで帰宅することにし、地下鉄に乗っている間悶々と考え事をしたり携帯電話のゲームをやって気を紛らわしたりしているうちに少し回復して部屋に戻る…という日々を過ごしています。

同じ留学仲間を見ていると、本当のところはよくわかりませんが、多くの人は夜遅くまでの激務も厭わず向上心を持って仕事をしているような気がします。またその結果成果を上げ収入や地位も上がっているのではないかと思います。またその収入や地位が欲しいという上昇志向があるからがんばれるという側面もあると思います。なので、そういう考えの持ち方と実際の仕事の仕方次第で30代前半にもなると差もだいぶ出てくるような気がします。幸い今の職場での仕事内容には満足しているものの、もう少しは上昇志向を持ってがんばらないともしかしてこれから給料は大きくは上がらないのだろうか…と思うとちょっと暗い気分になります。でも私は今でも(そこまで上昇志向を持っているかどうかは別として)それなりにがんばっているつもりだし、これ以上働いて老化が早まるんだったら(実際職場の同年代の人を見回すと頭髪や肌の見た目にも差が出はじめています)私は肌ツヤのほうをとりたいかも、と思い少し微妙な気がします。就職してから8~10年くらい経つと、働き続けるということにおいては覚悟(諦め?)がついてもそれとは別に昇進にこだわるべきかどうかということも考え始めるようになると思います。

私は学生の頃から、体力と精神衛生の両方の面でもたないからあまりに労働時間が長い仕事には就きたくないという思いが強かったので、少なくとも電車のある時間には帰れてなおかつ自分のやりたい分野の仕事ができるところで働きたいというのが希望でした。実際は不定期な長時間労働あり、頻繁な海外との往復(+時差ぼけ)ありのきつい仕事であり、学生の頃の見通しが甘かったということもありますが「何で自分はこんなに仕事をしているのか」と感じることはよくあります。なのである程度の上昇志向がないと精神的に苦しいので多少は持っているつもりですが、あんまりガツガツするのも何だかなぁ、当たり前のことを当たり前にしたいだけなのに…という複雑な気分で毎日働いています。他の留学仲間はどう思っているのだろう??
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by coast_starlight | 2008-04-19 06:56 | 話のネタ

<話のネタ> ラブリーなシチュエーションとは

ロンドンで生活するようになりしばらくが経ち、イギリス英語にも少しづつ慣れてきました。アメリカ英語とは発音・イントネーション・言い回しにおいて異なる点が多く、初めのうちは相手が何を言っているのか分からずあたかも英語初心者みたいに何度も聞きなおしていました。さすがに2ヶ月近くが経ちだいぶ聞き取れるようになってきましたが、やはりアメリカにいるときよりも神経を使います。そんな中どうしても慣れない表現の一つにラブリー(lovely)があります。普通に考えると愛らしいとかいう意味なのでしょうが、こちらにいるとそういう思い込みがあると「!?」となり調子が狂います。例えば以下のようなシチュエーションが「ラブリー」なのだということが最近わかってきました。

<仕事の場で>
「次の会議はいつにしますか?私は火曜日の午後が空いていますが。」
「私も火曜の午後で構いません。」
「ラブリー。じゃあそうしましょう。」

<道を聞かれたとき>
「地下鉄の駅まではどのように行けばよいですか?」
「あの通りをまっすぐ行って、突き当たりを左に曲がれば駅ですよ。」
「ラブリー。どうもありがとう。」

辞書を引くと「結構な(fine)」という意味もあると書いてあり頭では理解できるのですが、特に男の人がラブリーを連発しているのを聞くとどうも「う~ん」と一人心の中でうなっている自分がいることに気づきます。またどういうシチュエーションがラブリーなのかを突き詰めて考えると、どうやら「自分にとって都合がいい」状況を指すようです。先に挙げた二つの例はいずれもそれに当てはまりますし、もう一人がラブリーと言っていたらどうもそれはしっくりきません。

このラブリーという表現は英国人でも使う人と使わない人がいます。女性は普通に使っていますが、男性だと使う人と使わない人はおそらく半々くらいかなぁ…。私の職場の英国人スタッフを例にとると、男性でも物腰が柔らかい感じの人は連発しているけど元軍人のスタッフは使っていないとか、やはり傾向はあるような気はします。ちなみに、日本人がラブリーを使うのは結構難しいと思います。使ってるシチュエーションが正しくても何となくイヤミったらしく聞こえるというか…。他に日本人がいればなおさらです。というわけで私はどうも恥ずかしい気がして使っていません。うまく使えるようになればアメリカ英語とイギリス英語の両刀使いへの道に一歩近づくのかもしれませんが、まだまだ道のりは遠いようです。
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by coast_starlight | 2008-04-15 07:23 | 話のネタ