<日々の出来事> 謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。日本に戻ると、やっぱり年賀状つくらないと気分が出ない、ということで年賀状つくりました。(私が個人的に出した年賀状とは写真が若干異なります)

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<オマケ> 昨日書いた Creativity に関して補足

昨年私がベオグラードを旅行したとき、ベオグラードでのステイ先を提供してくれたケネディの同級生の幼なじみ(ベオグラード大学で哲学を勉強した後高校で哲学や論理学の先生をしているらしい)との会話メモを発見しましたのでご紹介します。

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「今年の私のキーワードは creativity になったの。というのもあらゆる場所を旅行してわかったのだけど、見る景色によって自分でも思いもよらなかった発想がわいてきて、そういう自分を発見するのが面白いということがわかったの。でもこの創造(creativity)には忍耐(courage)が必要というか、言語化して人に説明できるようになるのは結構大変な作業で、ときに頭が痛くなるということがわかったの。だから今年の私の目標はそのための忍耐力を自分につけることだと思う。」

「何かで読んだんだけど、アインシュタインの相対性理論などの科学的な理論などが発見された過程というのは多くが非合理的なものらしい。思いついたことそのものは論理的に説明可能でも、なぜそれを思いついたかというのは直感(intuition)からというのは何かわかるような気がする。ところで君は今この瞬間なぜそんなことを考えるのだろうね?」

「おそらく私は相手が理解可能な---ここで言うのは知能のレベルという意味ではなくどのへんの観念的概念を共有できるかという意味だけど---なおかつ興味を抱くであろう話題を選んで話そうとするからだと思う。」

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ここでいう「どのへんの観念的概念を共有できるか」という見極めは今までの経験と直感に頼るしかなく(それこそ論理的な説明が難しい)この「何となく」の感覚を磨くにはやはり多くの人と出会いたくさん会話するしかありません。この経験と直感を、ケネディスクールでの留学生活で得たのだと改めて思いました。
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# by coast_starlight | 2008-01-01 23:41 | 日々の出来事

<日々の出来事> 新年を迎えるにあたって

2年ぶりに正月を京都で迎えることになりました。一昨年はアメリカ国内(飛行機の中)、昨年はパリで年越しでした。昨年の今頃は代々木オリンピックセンターのような宿泊施設(テレビもないベッドと机だけのシンプルなところ)で一人本を読むか何かして過ごしていたような気がします。留学生活2年目は、秋学期が終わった直後から、サンフランシスコ~香港~バンコク~マルセイユ~リヨン~パリ~ベオグラード~サラエボの長期旅行に出かけていたのでした。パリには3週間滞在しフランス語学校に通いフランス語を勉強しました。幸い昨年10月に受けたフランス語の検定試験には予想よりはるかに高得点で合格することができ、それなりに成果を出すことができたと思います。でも欲を言えば留学中3学期フランス語の授業を履修しなおかつ自主的語学研修をしたのだからもう少し上達していたかったな…。今年は更にステップアップし、欧州担当としていつ必要になるかわからない事態に備えてフランス語の腕も磨きたいと思います。

さて、2年前から毎年のテーマを決めているのですが、2008年のテーマは "Transaction & Negotiation" となりました。テーマ選定については年末になると何となく浮かんでくる発想に任せているのですが、思い返せば不思議と妥当なフレーズが浮かんでいるなと思います。ちなみに過去2年間のテーマは以下の通りでした。

2006年: Know what you are doing
当時は留学生活が始まり4ヶ月が経過した状態で、訳のわからないまま日々が過ぎていった気がしていました。読むべき本や教材は膨大にあるし、いくら読んでも分からないものは分からない。自分よりも他の人が優秀に見え、毎日恐ろしいほどの劣等感を感じていました。かといってその劣等感を克服するための努力もさほどしておらず、またする気力も起こりませんでした。連日同級生仲間の誰かが主催する各種イベントやパーティーがあっても勉強が追いつかなくて参加する気にならず、かと言って一人で勉強していても頭がほかの事を考え始めてプロクラスティネーションが始まってしまう…自分がなぜ今この瞬間こういうことをしているのか、それをしっかり噛みしめて瞬間瞬間を過ごさないと留学生活が意味のないものになってしまう、そういう危機感を抱いていました。そこで思いついたのがこのフレーズでした。英語で子供を叱るとき "Do you know what you are doing?" なんていう言い方をするみたいですが、そんな感じで自分自身を叱っていたのだと思います。

2007年: Creativity
前の年の5月頃からプライベート面で気が滅入る出来事がいくつかあり、一時発狂寸前になっていた時期もありました。あるポイントまでに差しかかるとさすがに「このままではいけない」と思い始め、当時夏休み中だったこともあり何か創作活動っぽいことをやろうと考えました。同時に、ここで創作活動をやって自分の頭の中にあるものを吐き出す作業に慣れておかなければ自分が精神面でステップアップできないというか、いろんな意味でタフになれないような気がするという直感が働いたということもあります。この日記が創作活動と言えるかどうかは何ともいえませんが、これを含め無から有を生み出すことをやってみようと思いました。従って授業やニュース記事などのネタに基づいて自分の意見を述べるというスタイルはあまりとらず、ふと何かが頭に浮かんだらそのことについて書くというスタンスを主にとることにしました。私の創作活動はもっぱら文章中心で、絵や音楽はないのですが、振り返ればかなり多くの文章を書いている気がします。

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ところで、今年のテーマ "Transaction & Negotiation" を選んだのは、昨年のある日以下のフレーズがふと頭に思い浮かんだことがきっかけでした。

Every encounter is a combination of transaction and negotiation.

誰かと目があったその瞬間、交わした会話、話した話題および避けた話題、共有した沈黙、そのとき自分および相手が身に着けていた服装やアクセサリー、鼻が感じるにおい(香水、体臭など)、自分および相手の目つき・表情…その全てが自分が相手から受け取る情報また相手に与える情報であり、意図せずともそこからお互いを認識し何かを訴えかけるプロセスは既に始まっているのです。一期一会に近いかもしれませんが、一期一会の意味するところをもっと具体化するとこういうことなのかなぁ、と思います。ちなみにこれは物理的な出会いに限らず、手紙や電話、メールでのやりとりでも同様のことが言えると思います。私は昨年このことにもう少し敏感であり、自分のとるべき行動にうまく反映できていたならば…と思うことが何度となくありました。抽象的にしか書けないのですが、transaction の部分はともかく negotiation の部分でもっと努力が必要かな、と思います。仕事でもプライベートでもいろんな人に会ったりやりとりしたりしますが、皆忙しい人ですし、なかなか「次」がありません。結果がどうであれ transaction & negotiation にベストを尽くせば、個々のやりとりでは精神的にきついことがあっても全体として自分自身にとって良い結果をもたらすと信じて頑張りたいと思います。

もっとプラクティカルな目標としては以下のようなものがありますが、これは永遠の課題ですね。
・フランス語の勉強(前回合格した級よりも一つ上の級を目指す)
・頻繁な海外出張にもめげない体力づくり
・機転の利く会話力とユーモアのセンス

もうすぐ2007年も終わりです。2008年はいい年になるといいな…。
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# by coast_starlight | 2007-12-31 22:14 | 日々の出来事

<日々の出来事> ブレーカー交換

今日午前中は休みをとりました。なぜかというと東京電力にブレーカーを交換してもらうため家にいなければならなかったからです。それまでは30アンペアだったのですが、これだとエアコンの暖房と最近買ったセラミックヒーターを両方つけるとブレーカーが落ちるのでどちらか一方しかつけられず、家の中で非常に寒い思いを強いられていたからです。暖房をつけないと部屋の温度が15度以下まで下がるほど毎日寒くなってきたので、これはまずいと思いブレーカー交換を決めました。

思えば大学生の頃1DKの木造アパートで暮らしていた頃は20アンペア、留学に出る前の川口市の2DKマンションでは30アンペアで平気だったのですが、これでも普通に冬を乗り切れていたのは暖房が電気以外だったからです。大学生の頃は都市ガス、就職後茨城や埼玉に住んでいた頃は灯油を使っていました。でも今灯油は恐ろしく高いし、車もないので自分で買いに行くことも難しいです。ちなみに灯油式ファンヒーターはすぐに暖まるので、茨城のアパートにいた頃冬の朝家の中まで10度を切っていて毎朝寒くて死にそうになっていたときは重宝していました。今の家では都市ガスも作りつけのコンロと給湯でしか使えないので、電気の暖房器具を使うしか選択肢がありません。もっとも、最近マンションの管理規約で灯油の使用を禁止しているところもあるようですが。電気で暖房を頻繁に使うと確かに電気代が跳ね上がりますが、どうせあまり家にいないんだし「まいっか」と思いアンペア数をあげることにしました。ちなみに30アンペア→40アンペアに変更することにより基本料金が273円アップします。

ちなみに一般家庭のブレーカーは10A・15A・20A・30A・40A・50A・60Aの7種類あります。10Aや15Aって今どき使う人いるんですか?と作業員の方に聞いてみると「いや、いますよ。実は次にお伺いするご家庭は10Aから15Aに変更するところなんです」という回答が返ってきました。古い家だと構造上アンペア数を上げられないところが結構あるみたいです。厳密に言うと工事をすれば可能なのでしょうけど、その工事にお金がかかるということだと思います。集合住宅の場合インフラ側の変更が必要だったりするので、賃貸の場合は家主や管理会社に確認をとらなければなりません。私も事前に管理会社に聞いてみましたが「40Aくらいだったら大丈夫ですよ」とのことだったのでとりあえず40Aにすることにしました。

電気を食うものといえば昔はエアコンや電気ストーブのほかにドライヤーやアイロン、掃除機くらいだったと思います。でも今はプラズマテレビや洗濯乾燥機、IHジャーやクッキングヒーター、食器洗い乾燥機なども高いアンペア数が必要なようです。パソコンやサーバーだって昔と比べて数が半端じゃないから社会としてはかなりの電力消費量だと思います。暮らしが便利になったのはいいけど、自分の得ている便利さはエネルギーと引き換えな訳で、そのエネルギー源は石油や天然ガス・原子力などから得ているのだと思うと「今の生活やめればどれだけ地球環境に貢献できるだろう」と痛切に感じます。飛行機も国内線・国際線ともに乗りまくっているし、それと比べれば家で使う電気の使用量なんて大したことないかもしれません。しかも一人暮らしなので暖房など同居人がいれば共有できるものを共有していないムダもあります。普段は遅くまで煌々と明かりのついたビルで働いていたりするし、そのビルだって建設するのに莫大なエネルギーを使っているはず。そんなにエネルギーを使っているのに仕事でそれに見合う価値出しているかなーと考えたりします。これが太陽光や風力・地熱発電だったら多少は罪悪感も減るのかもしれませんが、まだ大量電力供給にまで技術が追いついていません。でも、東京に住んでいる限り火力や原子力が主なエネルギー源になるわけで、選択肢がありません。

日本で大学院生だったとき、環境関係の授業で袖ヶ浦にある東京電力の火力発電所の見学に行ったことがありました。その隣には東京ガスの液化天然ガス(LNG)基地があります。授業で何を学んだかは全く覚えていませんが、とにかくその施設が巨大で驚いたことと水力発電と比べて有限の天然資源を使っているんだなと身をもって感じたこと、あと行き帰りのバスがアクアラインを通ったことはちゃんと覚えています。ところで水力発電というと、京都の小学校では社会科の授業で日本初の営業用水力発電所である蹴上発電所および疏水のことについて割と詳しく学びます。「田邉朔郎技師」と聞いてピクッと反応する人はほぼ間違いなく京都の人です(それはちょっと言いすぎ?)。小学校3年生の頃何度テストでこの名前が出てきたことか…。

ところで昨年の今頃ボストンにいた時、冬の電気代が200ドル以上、一番多いときで300ドル以上になり腰を抜かしたことがあります。昨年住んでいたところは暖房料金が家賃に含まれていなかったのです…。今年のボストンの冬は寒いのでしょうか。

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おおかたの職場では明日が仕事納めだと思いますが、私の職場では今日が本日最後の出勤日でした。年内に記事を書くかどうかは特に決めていません。書こうと思うネタはいろいろあって、パソコン中に書きかけのメモ帳ファイルがいっぱいあるのですが、なかなかうまく纏められないんですよ…。なので書かなかった場合、良いお年を。
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# by coast_starlight | 2007-12-27 23:50 | 日々の出来事

<話のネタ> マイル修行

昨日JALグローバルクラブの話を少し書きましたが、そういえば留学中同級生でANAのスーパーフライヤーズクラブに入るために「修行」をしている人が何人かいました(複数人というところが怖い)。卒業後仕事に戻ったら時間がとれないから留学中に修行に励むのだと彼らは言っていました。会員資格を得るのに必要な「1月~12月の間に50回の搭乗実績」をつくるために朝早くから日帰りあるいは1泊旅行を繰り返し、例えばボストンからピッツバーグ(割と短距離)に行くのにニューヨークで乗り継いで回数を稼いだりなど結構笑えました。また、このステータスを得るために旅費を50万円くらい投資していたような気がします。しかし!マイル修行に関してネットでいろいろ調べてみると、上には上がいることがわかりました。例えば一日の間に距離が短くて値段も安い羽田~大島や伊丹~徳島を可能な限り往復して回数を稼ぐ人がいたり、「果たしてここまでお金と時間をかけて会員資格を得ることにどれだけのメリットがあるのか」を経済的観点から論じる人がいたり、「世の中には物好きな人が多いんだなー」と関心させられます。ちなみに来年からJAL/ANAともに上級ステータス獲得基準を大幅に変更するのですが、ある意味このような「マイル修行僧」をさらなる苦行に陥れる制度変更かもしれません。具体的には、ANAの場合会員資格取得基準に搭乗回数は考慮されなくなり、ポイントに一本化されます(JALは上級ステータスのみ)。このポイント計算がミソで、国内線の場合ある程度高いチケットなら「搭乗距離に応じて得られるポイント数+400」ポイントが加算されます。おそらくこの400という数値を含む微妙な変更内容はそれなりの経済計算を行った結果出てきた数値なのだと思います。MBA持ったコンサルタントのいるコンサルファームとかに頼んで計算させたのかも…。

私も留学中いろいろなところに旅行しましたが、マイレージにこだわると安いチケットが手に入らないことが多くて「マイルが貯まったらラッキー」くらいにしか考えないようにしていました。そのためジェットブルー(アメリカの格安航空会社)やアイスランド航空(ボストンから欧州各都市に行くには私が知る限りアイスランド航空が一番安いと思います)、グリーンランド航空といったどこのアライアンスにも加盟していない航空会社をよく使っていました。しかし同級生の「マイル修行僧」は格安でチケットが売っていてなおかつスターアライアンス系の航空会社を利用することを前提に行き先を決めることが多く、私のような行き先ありきの旅行とは明らかにスタイルが違っていました。

ちなみに私はJALグローバルクラブの会員証を持っています。入ったのは2005年に仕事でJAL便しか飛んでいないところに何度か行くようになったのがきっかけです。それまでは出張のとき行きがJALで帰りがANAということもあったくらい航空会社の選択はテキトーでした。またスターアライアンスに加盟するANAのほうがメリットが大きいし(当時JALはワンワールドに加盟していませんでした)スーパーフライヤーズクラブのほうに興味があったのですが、出張でJAL便に乗っているうちにポイントが貯まってきて「これはいけるかも」という思いが募り「それじゃちょっとやってみるか」とやる気を出してみたのでした。従っていわゆる自主的な「修行」はしていないのですが、ドアツードアで20時間、乗り継ぎが悪ければ30時間以上かかるところに仕事で1ヶ月の間に2往復したりというのはある意味苦行でした。それと引き換えに得られるものはというと、チェックインカウンターや搭乗ゲートで列をすっ飛ばして行けることや、ラウンジでタダの食事を食べられること、荷物が早くターンテーブルから出てくることなどです。これらは当然飛行機に乗らなければ得られない恩恵ですが、飛行機に乗ること自体私にとっては苦行なので、その見返りとしてはまあ妥当じゃないの?と思うこともあります。留学中はまだJALがワンワールドに加盟していなかったためこれらの恩恵を受けることはなく、格安航空券ホルダーとしておとなしく列に並んでいました。でも、遊びで行く旅行で列に並んでいる間は同行者とおしゃべりしたり旅先で何をしようかと想像したりとそれなりに楽しいのですが、仕事で列に並ぶのは苦痛以外の何者でもない、と最近思うようになりました。

今年は既にJALおよびワンワールド系航空会社の搭乗で半年足らずで5万ポイント貯まってしまいました。この調子だと来年はダイヤモンド会員が狙えるかもしれません。でもそんなことより飛行機に乗らなくて済む「どこでもドア」ができないかなぁ…。もっとも本当にできてしまったら我々の商売(鉄道車両を海外に売る仕事)が成り立たなくなってしまうので、それはそれで考えものです。
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# by coast_starlight | 2007-12-22 19:25 | 話のネタ

<話のネタ> 出張移動時の過ごし方

この3週間ほどの間に出張で東京とロンドンを2往復してしまいました。成田~ロンドン便は片道約12時間です。単純計算でまるまる2日間を飛行機の中で過ごしたことになります。飛行機があまり好きでない私にとって、これは結構辛いことです。今回は、出張の移動手段である飛行機について書きます。

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出張の際はJALを使うことが多いです。特にJALが好きというわけではなく、上の人が乗るから同じ便に乗っているという、それだけの理由です。会社としてJALを使うことが推奨されているというわけでもありません。しかし同じ航空会社を何度も使っているとラウンジが使えたりと特典がついてくるため、結果として皆JALに乗ることが多いです。

ロンドン行きの便は正午に出るため、家を9時前に出てタクシーで京成上野駅に行き、そこからスカイライナーに乗って10時半頃に成田空港に着きます。留学前は川口市に住んでいたのですが、そのときは正午の便に乗るためには朝7時半くらいに家を出なければならなかったので、それと比べて格段に楽になりました。チェックイン後出国手続きをし、10時45分くらいに出国エリアについたらとりあえずラウンジに行きます。そこで雑誌を読んだりボケッとしたりして過ごし、適当にオミヤゲや免税品を買った後出発直前にゲートに向かいます。ちなみにJALのラウンジには食堂(無料)があるのですが、ここのカレーは肉が大きくておいしいのでラウンジに行ったら毎回早い昼食にカレーを食べます。あと運がよければ(空きがあれば)15分のマッサージ(これも無料)を受けることができます。今回はラウンジに入ってすぐにマッサージルームに行き予約をとることができました。

JALは今年ラウンジを大幅リニューアルし、広さ4000平米という特大ラウンジを整備し、またサクララウンジとファーストクラスラウンジの2段階に分けました。サクララウンジにはビジネスクラスだけでなくプレミアムエコノミーの航空券保持者も利用可能であり、またエコノミークラスのチケットでもグローバルクラブ会員(後述)なら入れるため、結構いろんな人がいます。最近は出張の人だけでなく家族連れや明らかに遊びの人もいたりしてラウンジが大衆化した感じがします(私もこの大衆化に思いっきり加担している訳ですが)。JAL便に頻繁に乗るとグローバルクラブというものに入れるのですが、この会員になるだけではファーストクラスラウンジには入れません。ファーストクラスラウンジに入るためにはファーストクラスの航空券を買うか飛行機にたくさん乗って7万ポイントを稼がないといけません(ここではポイント獲得の詳細は割愛します)。ちなみにグローバルクラブに入るための条件は5万ポイントです。グローバルクラブ会員資格は一旦会員になれば飛行機に乗らなくても年会費を払い続けることにより維持できますが、ファーストクラスラウンジを使えるステータスは飛行機に乗り続けないと維持することができません。従って大衆化していない、ラウンジらしいラウンジ(?)としてファーストクラスラウンジができたのかもしれません。私はファーストクラスラウンジには足を踏み入れたことがないのですが、どういう人達がいるのかちょっと興味があったりします。

また海外出張に行くこと自体かなり体力を消耗するため、最近は体力を温存するために知恵を絞るようになりました。例えば大きい荷物(スーツケース)は週末に先にまとめて空港に送るようにしています。ある程度上のクラスだとタダで送れますし、グローバルクラブ会員になるとエコノミークラスのチケットを持っていても一往復につき一個(片道)このサービスがついてきます。事前に衣類や日用品をまとめておくと直前になって焦らなくてすむし、今は送ったらそのままチェックイン手続きができるので成田で荷物を一旦引き取る必要がありません(アメリカ便など一部の便ではこれができません)。事前に荷物をまとめられるようにするためには当然段取りをよくする必要がありますが、実際やってみるとかなり楽だと感じました。出張直前には小さめの旅行カバンに残りの衣類などの荷物を入れ(これも預ける)、もう一つパソコンや書類を入れるカバン(これは手荷物)を持って行きます。直前にドタバタするとこれまた神経を消耗します。朝余裕を持って出発したいと思うと大きな荷物はあらかじめまとめておいたほうが良いと思います。それでも手荷物が結構重くなるのですが…。

飛行機に乗る際は、以下のものをあらかじめスーパーの袋のような汚れてもいいプラスチックの袋に入れておきます。
・手ぬぐいサイズの分厚めのタオル
・読みたい本
・保湿剤やハブラシ/ハミガキなど
・スリッパ
エコノミークラスの座席の場合、これらのものをまとめて足元に置いておけばその後が楽です(通路側の席でない場合はなおさら)。ちなみに「手ぬぐいサイズの分厚めのタオル」は、丸めて首の周りに巻いて首枕代わりに使います。市販の首枕と比べてかさばらず継ぎ目が首に当たって痛いこともなく、首にフィットしますので私は愛用しています。

飛行機の中での時間のつぶし方には毎回悩むのですが、最近は映画を観て過ごすことが多いです。今は各座席に個別の画面がついているし、好きなときに好きな映画を観ることができます。映画も最近のものだけでなく割と古いものもやっていて面白いです。私はハリウッド映画よりもインド映画や香港映画などストーリーがわかりやすい映画を観る傾向があるのですが、前回の出張の際はブルース・リーの「燃えよドラゴン」があったので思わず見てしまいました。隣の席の人が日本人でない(日本語がわかりそうにない)場合は、日頃の出来事や考えていることなどを文章に書いたりすることもあります。飛行機での時間は考え事をするのには向いていると私は思いますが、これは人によると思います。私はあまり寝られないほうで、例えばロンドンに行くときは12時間中寝ているのは2時間くらい、多くて3時間そこそこだと思います。西方向に飛ぶ場合は到着が夕方なのでむしろあまり寝ないほうが良いと考えるのもその理由の一つです。(従って、アメリカなど東方向に飛ぶ場合は可能な限り寝るよう努めます。)

続きはこの3連休の間にでも書きます。
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# by coast_starlight | 2007-12-21 23:56 | 話のネタ

<旅行> 韓国/ソウルと温陽温泉(オニャンオンチョン)と鉄分補給

この休みに、韓国へ2泊3日で行ってきました。9月のはじめ、よく旅行に行く友人と電話で会話中「ねぇ、ソウルにマイレージで行けるかなぁ?今JALのホームページ開いて見てみようよ。」と話を持ちかけてみました。その場で調べてみたところ、何と羽田~金浦(キンポ)線が空いているではないか!必要なマイル数は15000マイルなのですが、そのとき友人は14800マイルしか持っていませんでした。でもインターネットで予約すれば500マイルの割引があるので予約可能だということに気づき、これは神様が私達に「韓国旅行に行きなさい」と行っているのだ!と勝手に解釈しました。その頃11月の自分の予定は決まっておらず、どちらかというと忙しくなるだろうと予想はしていたのですが、そんなこと言っていたら何も決められません。とりあえずお互い同じ便を予約し、それを前提に予定を立てることにしました。結果としては、前後の仕事が結構忙しくて私の場合韓国旅行を「敢行する」といった感じになったのですが…。木曜日の夕方に羽田を出発し土曜日の深夜に羽田に戻ってくるという、韓国滞在時間約50時間の旅行でした。滞在時間は短かったものの、事前の準備が功を奏し(?)密度の濃い有意義な時を過ごすことができました。


<1日目>

午前中会社に行き仕事をし、社員食堂でお昼を食べた後その足で羽田に向かいました。私の勤務先から羽田空港まではJRとモノレールを乗り継いで45分くらいです。私が韓国に行くのはこれで4回目で、前回行った2005年のゴールデンウィークに羽田~金浦便を利用してものすごく楽だという印象を受けたのですが、今回はさらに楽になっていました。国際線ターミナルは、モノレールの終着駅である羽田空港第2ターミナルから連絡バスに乗って行ったところにあるこじんまりとした建屋です。羽田~金浦便が始まる前はチャイナエアラインの台北~羽田~ホノルル線(2002年に成田に移転)のみに使われていたこの空港が、今では羽田~金浦線が一日8往復、羽田~虹橋(上海)便が一日4往復する大忙しなターミナルに変身しました。都心からのアクセスの良さに加え、成田と比べて空港の規模が小さいため空港内であまり歩かなくて良く、手続きも割とスムーズに進むのも移動が楽な主な理由だと思います。とはいえ、各便の出発前になると手荷物検査や出国手続きのところには長蛇の列ができるので、早めに行くに越したことはありません。また、2005年に来た時と比べて免税店の品揃えも充実しているような感じがしました。

約2時間の飛行時間の後金浦空港に到着した我々は、地下鉄5号線でホテルのある東大門方面に向かいました。滞在先は東大門運動場(トンデムンウンドンジャン)駅と乙支路4街(ウルチロサガ)駅の中間くらいにある割と便利な場所でした。早い段階で宿泊先を検討し予約したお陰で、高級アパートのようなキレイな部屋に1泊7万ウォン(8000円くらい)で泊まることができ大満足でした。到着後市庁(シッチャン)方面に地下鉄で向かい、韓国語学校の元クラスメートと一緒に夕食を食べに行きました。この晩の夕食はプルコギとビビンバと冷麺(ネンミョン)というありがちな食事でしたが、韓国旅行初日だとまあこんなものかな、という感じでした。(この後、だんだん地元民に近い食事になっていくわけですが。)

食事の後、宿のある東大門方面に向かい、そこにあるミリオーレという商業施設ビルに行きました。ミリオーレには洋服や靴、カバンなどを売るテナントが所狭しと入居しており、店員とやりとりして値切ったりしながら買い物を楽しめるようです。私は今回買い物はしませんでしたが、その気で行けば結構面白かったかも、と思いました。この建物の14階にマッサージ屋があり、その場の流れで足裏マッサージをすることになったのですが、マッサージ終了後お店のオジサンが我々に対してビタミンドリンクをキャップを開けて有無を言わせず渡してきたのには面食らいました。今飲まずに持って帰るっていう選択肢はないのかなぁ。加えてオミヤゲとかいって韓国海苔を渡され、「何でマッサージ屋で韓国海苔のオミヤゲがあるんだ??」と不思議な気持ちになった後宿に戻りました。



<2日目>

この日は、ソウル大学で交通計画を専攻している友人にお願いし、鉄分補給ツアーを組んでもらいました。


a0079741_23442576.jpga0079741_23394017.jpg08:40 ソウル(龍山) → 10:03 温陽温泉    セマウル1153号

前の日宿に戻ったのが夜中の12時過ぎだったので、ちょっと朝起きるのがつらかったのですが、8:30頃ソウルの龍山(ヨンサン)駅で友人と待ち合わせ、温陽温泉に向かいました。ソウルから温陽温泉を経由し長項(チャンハン)に向かう路線にはセマウル号という特急列車が走っていますが、来年終わりか再来年には、天安(チョンアン)駅から温陽温泉駅まで通勤列車が乗り入れることになっており、ソウルへの通勤圏が広がると予想します。温陽温泉駅は現在大規模工事中ですが(オレンジと白の幕がそれを物語っていました)、通勤列車が乗り入れる頃にはもっと立派な駅に生まれ変わっていることと思います。


a0079741_23401761.jpga0079741_2345219.jpg温陽温泉では、温陽グランドホテルというホテルの日帰り入浴に行きました。手ぬぐいつきで5000ウォン(600円くらい)でした。大きいバスタオルはないので、そういうこともあろうかと思い持参したのは正解でした。女湯は結構混んでおり、平日の昼間(韓国は祝日ではないので)にこんなに人がいるんだ、と驚きました。同行してくれた友人が言うには、男湯は空いていたそうです。韓国でこういう公衆浴場のようなところに行くのは初めてで、正直なところ「どんな感じかなぁ」という気分はあったのですが、いざ入ってみると日本の温泉とあまり変わらず普通にくつろげました。


a0079741_2341192.jpga0079741_23463119.jpg12:04 温陽温泉    → 14:08 長項      セマウル1155号

温陽温泉に入った後、再びセマウル号で終着駅長項に向かいました。前の日に夜遅くまで遊んでいたからか、温泉に入った後だったからかわかりませんが、とにかく眠かったです。






a0079741_23424278.jpga0079741_23421366.jpg14:50 長項      → 15:05 群山    船

長項は素朴な感じの港町でした。駅から歩いて10分くらいのところに漁港があり、干物がつくられている光景は日本とあまり変わらない感じがしました。群山(グンサン)へ向かうのにバスか船があるのですが、せっかくだからということで船に乗ることにしました。船に乗る直前、あまり時間がなかったのですが船着き場にあった食堂で韓定食を食べました。


a0079741_23475122.jpga0079741_2347670.jpg15:15 群山      → 15:45 益山      通勤列車2178号

港から駅までの距離が不明だったのでとりあえずタクシーに乗ったのですが、これに乗っていなかったら電車に間に合いませんでした。群山から益山(イクサン)まではディーゼル車両が1~2時間に1本運行しているそうです。益山駅で、たくさんの方向幕が置いてあるのを見つけたので、思わず写真に撮ってしまいました。


a0079741_23485538.jpg16:00 益山      → 17:41 ソウル(龍山)     KTX  410号

益山に着いた後、少し時間があったので一旦改札を出てKTXのチケットを購入し、ソウルに戻りました。KTXはフランスのTGV型車両のため、座席が回転しません。従って車両の真ん中の車両は4人がけの向かい合わせの座席になっており、真ん中にテーブルがあります。これが韓国人には不評で、この席はかなり割引されているそうです。そのため我々3人が切符を買う際、この席だったら3人でもバラで買うより安くなるからということでチケット売り場のおばさんがこの席にしていました。ヨーロッパではこの席はパソコンが置けたりと使いたがる人が多いのですが、友人によると韓国人は知らない人と向かい合わせになるのがイヤなのだそうです。場所が違うと文化が違うんだな、と思いました。その辺車両調達の際韓国国鉄が入札スペックに明記しなかったのかなぁ…。売る側の力(フランスのアルストム)のほうが強かったのだと思いました。


a0079741_2350215.jpga0079741_23493226.jpgこの「鉄分補給」日帰り温泉旅行から戻った後、以前行ったことのある明洞(ミョンドン)エリアにある食堂に行きサムギョプサルを食べました。サムギョプサルは私の好きなメニューの一つではありますが、どういうわけか今回は肉の厚みと脂身の多さに驚いたのか私はあまり食べられませんでした。他の2人はおいしそうに平らげていましたが…。

一旦宿に戻り、案内してもらったお礼にということで日本から持ってきた「鉄道ファン」1月号を手渡し夜の8時半頃友人と別れました。予定ではこの後汗蒸幕(ハンジュンマク)とアカスリに行こうかと思っていたのですが、かなり疲れてしまったので部屋でゆっくりして明日に備えることとしました。


<3日目>

この日私はどういうわけかトンカツの夢を見ました。先に起きていた友人に、起きるや否や「ついこの瞬間までトンカツの夢を見ていたんだ。トンカツを2切れ揚げたんだけど、そのうち1枚は黒ゴマペーストが衣に練りこんであって灰色をしていたんだ。揚がったトンカツをザクザク切っていて、ちょっと細く切りすぎた、と後悔した瞬間に目が覚めた。何で食べてから目が覚めなかったんだ…。」と訳のわからないことを言って朝を迎えました。彼女は笑って聞いてくれていましたが、「変わったことを言う人だなぁ」と改めて思ったかもしれません。いずれにせよ道中何を話しても快く聞いてくれる彼女のお陰で今までの旅行は楽しく過ごせています。どうもありがとう。ちなみに韓国でトンカツは典型的な日式(日本料理のこと)の一つですが、韓国語では「トンカス」と言うみたいです。おそらく「ツ」の発音が韓国語と相性が悪いからだと思います。別にトンカツが食べたかったわけでもなく、むしろ前の日のサムギョプサルで「豚の脂身はもう結構」と思っていたくらいなのに、どうしてだろう?夢の内容とその人の潜在意識には深い相関があるようですが、それにしても何でトンカツなんだ??ちなみに、黒ゴマペーストを衣に練りこんだトンカツは今までに作ったことも食べたこともありません。一体どんな味がするんだろう…。

気を取り直してシャワーに入り着替えた後、荷物をまとめ10時にチェックアウトしました。ロビーではこの日に約束していたケネディスクール時代の同級生の女の子が私達を待っていてくれました。彼女と会ったのは1年半ぶりくらいだと思います。彼女は私より1年早く卒業し、去年の夏からワシントンDCにあるNPOで働いたりしていたようですが、今は韓国の国際協力団体(日本でいうJICAみたいなところ)でリサーチの仕事をしています。去年彼女がワシントンDCに引っ越す前はお互いボストンにいて割と時間があったので、旅行をしたり食事に行ったりと頻繁に遊んでいました。

a0079741_23514460.jpga0079741_2350482.jpgまずリクエストしていた昌徳宮(チャンドックン)にタクシーで向かい、1時間半ほど中を見学しました。中は非常に広く、基本的にガイド付きツアーでないと回ることができません。毎週木曜日だけは自由観覧ができるそうです。言語は韓国語・日本語・英語・中国語の4種類あり、我々は10:30スタートの日本語ツアーに参加しました。連休だったからだと思いますが、かなりの人数に驚きました。昌徳宮は李氏朝鮮時代の宮殿で、王族の住居や執務場所などの建物が敷地内に多くあります。戦災などで焼けた後再建された建物も多いものの、建造物および庭園は素晴らしく、2.5キロ歩く一般ツアーでも盛り沢山の内容でした。敷地をくまなく歩く特別観覧は4~5キロほど歩くため、半日くらいつぶれてしまいます。ツアー終了後はさすがにおなかがすき、その後仁寺洞(インサドン)まで歩き餃子入り海鮮鍋とパジョン(チヂミ)を食べました。

a0079741_23562469.jpga0079741_23521717.jpg食事後引き続き仁寺洞の雑貨やオミヤゲの店が並ぶ通りを歩きました。ここにはお店だけでなく韓国のお茶を出す喫茶店もたくさんあります。そのうちの一軒に入ったのですが、ちょっと高くてビックリ!だってお茶が6500ウォン(700円くらい)もするんだもん!昨日長項で食べた食事は4000ウォンだったのに…。オミヤゲ屋は日本語の通じるところが非常に多く、ボケッとしていたら日本語で話しかけられます。韓国人から見たら、外見が似ていても日本人ってわかるんだと思います。私達が日本で韓国人がいたら割とすぐわかるように。

その後仁寺洞から鐘路(チョンノ)方面へ歩き、途中本屋に入りました。大手の本屋らしく日本語の本も置いてあったのですが、何だこのセレクションは…(画像をクリックして拡大すれば本のタイトルが見られますのでご覧下さい)。日本人として大ショックでした。外国にある日本の本屋は在外日本人向けのことが多く、並んでいる本も日本でそのときに売れている本と割と同期していると思うのですが、これは明らかに日本で売れている本とは相関がないように見えます。それだけ日本語のできる韓国人が多くて、その人達はこういう本を読みたがるということだと思いますが、何か複雑な気分になってしまいました。

乙支路入口(ウルチロイプグ)で彼女と別れた後我々は宿に荷物を取りに戻り、再び地下鉄で金浦空港に向かい帰国しました。


<オマケ> 韓国で見たちょっと変わったものの写真を載せておきます。

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# by coast_starlight | 2007-11-25 23:56 | 旅行

<日々の出来事> 長い夢

最近、とても悲しいことがあります。1年10ヶ月にも及んだ長い留学生活のことが、なかなか思い出せなくなっているのです。

7月に日本に戻ってきたとき、はじめの1ヶ月ほどは周りで日本語が通じることなどにポカーンとしていたこともありました。しかしそれからはや4ヶ月が経ち、もともと住んでいた国だから当たり前かもしれませんが、ずっとここにいたような感覚さえ覚えてしまいます。留学中の数々の出来事は長い夢だったのではないかと思うくらいです。幸か不幸か、勉強した内容も含め思い出せないこともあります(学費高かったのに、おいおい…)。なので、ここに書いた数々の記事は、自分自身がその頃の生活を思い出すための貴重な記録ともなっています。ここに書けない/記事になるまでに纏めきれていない落書きもたくさんあって、パソコン上にあるメモ帳データや紙のノートに書いたものなどもたまに見返しています。

そんな中、今日偶然にもアメリカの生活を感覚的に思い出す出来事がありました。今日から冷え込んできたので…ということでアメリカから送った衣類を箱から出していたのですが、箱を開けたら何か懐かしいニオイが…。このニオイはアメリカで住んでいたときのアパートのニオイだ!そんなに良いニオイ(「香り」と言えるようなものではないのであえてニオイと書いてしまいます)でもないのですが、何て言っていいのか分からないものの明らかにアメリカを思い出す、そんなニオイでした。

これらの服も、自宅のクローゼットに掛けられてしばらくすると、ニオイもとれて日本に馴染むようになるのだと思います。それも何だかちょっと悲しい、そう思ってしまいますがどうしようもありません。

そんなわけで、現在留学中の方には、毎日の瞬間瞬間を大事にして欲しい、と切に思います。
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# by coast_starlight | 2007-11-19 23:43 | 日々の出来事

<私のはなし> グランピー

子供の頃、マクドナルドで「スマイル0円」と書いてあったのを見たことがありますが、あれは今でもあるのでしょうか?

留学中、アメリカ人との付き合いで一番感じていたのは、「フレンドリーに接してくれていても、必ずしも相手が自分のことをフレンドだと思っているとは限らない」ということです。例えば、アメリカ人は基本的に人と目が合うとスマイルで返してくれます。これは、相手に対して警戒心を持っていないということを示すための目的もあるようです。従って、必ずしも相手が自分に対して好意を持っているとは限りません。なので私はどうも相手のスマイルを割り引いて見てしまうような気がします。こちらも可能な限りスマイルで返すのですが、腹の中では「う~ん、この人一体何考えているんだろう」と思ってしまうことはなくもなかったです。そういうときに一瞬しかめっ面をしてしまう自分がいます…う~ん、すぐに顔に出てしまうんですね。(もちろん、裏表のない素晴らしい人も留学中にはたくさん出会いましたが。)

私はスマイルが大の苦手です。アメリカに通算6年ほど住んでいたにもかかわらず、です。普段は淡々としているというか、笑っていることはあまりありません。私がニコニコしているのは大好きなイモムシさんやシロクマさんと戯れているときくらいかもしれません。たまにあまり自分のことを知らない人から「そんな暗い表情しないでスマイルでいなよ」みたいなことを言われると「何であなたに対してスマイルしなきゃいけないの」と思ってしまうくらいです。マクドナルドで働くのはムリですね。私が大ファンであるタイ人の友人ソポン君にも「初めて会った時はグランピーな人だと思ったけど、話しているといい人だということがわかった」とか言われたことがあります。ただ自分の名誉のために書いておくと、相手が信頼するに足ると思えばその喜びを満面の笑みに示して仲良くしたいという態度を示しますよ。もっとも私の場合、一般的に人と仲良くなるのに、時間がかかるみたいですが(これでも今やっている仕事は海外営業だったりします)。

ちなみに英語でグランピー(grumpy)とは「無愛想な、不機嫌な」という意味です。某女性芸能人の「別に」「特にありません」の態度はまさにグランピーそのものです。あれを見たときは、さすがの私もあんなことはしないな、と思いましたけど…。留学生活中、特に2年目は割と慣れてきて結構笑顔をつくることができるようになったのですが、最近自分の表情が単調だなと思います。機嫌が悪いわけではなく単に今まで通りに戻っただけなのかもしれませんが、仕事や日々の生活で考え事をすることが多いからかもしれません。

日本のことわざでも「笑う角には福来る」と言うし、ニコニコしているほうがいいのかもしれないんですがねぇ。頭ではわかっているんですけど、どうしてそういう自分がいるのだろうか?その理由を考えていると、またまた深刻な表情になってしまう…。

誰か、私を笑わせて下さい。
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# by coast_starlight | 2007-11-12 23:41 | 私のはなし

<日々の出来事> 11月に会った人々

今月に入ってから偶然にも「久しぶりな人」に立て続けに会うことになりました。


11月2日(金) 福岡にて

私が南カリフォルニアに住んでいた小5~中1の間、近所の日本人のおばさんが国語の個別指導をやっていてそこに通っていました。現地の学校に通っていたので日本語を忘れないようにということで通っていたのですが、今から思えば家庭内や友人同士の会話とは違う世界の会話をしていたような気がします。おばさんには子供がいらっしゃらなかったこともあってか、私へ話すときの話し方および内容が大人向け(?)で、時には内容が難しくて話題についてくのが大変でした。その方は国文学がご専門で、源氏物語や徒然草、百人一首などの話などをあれこれして下さったのですが、残念ながらほとんど覚えていません。しかし私の国語力維持だけでなく、私の周りにはそれまでなかったアカデミックな世界を垣間見ることができ、間接的に私のその後の生き方に影響を与えたのではないかと思います。残念ながらその方は5年ほど前にお亡くなりになったのですが、物理学者であるだんなさんと今でもやりとりしており、現在お住まいの福岡に行くときは必ず連絡をするようにしています。

a0079741_22514349.jpga0079741_2250918.jpg今回の福岡訪問では、大宰府天満宮と九州国立博物館に連れて行って下さいました。学部生および大学院生の頃、将来に対する言いようのない不安に駆られていて「とりあえず旅行でもするか」と思って福岡に行ったことが2~3回くらいあったような気がします。そういうときにおばさんは「何か話でもあるの?」と聞いてくるのですが、私は毎回「いや、別に何か特定の悩みがあるわけじゃないんですけど」と言葉を濁していました。本当に、言葉にできなかったのです。その都度食事や観光に連れて行ってくださり、キレイなものやおいしいものを味わわせてもらいながら、直接そのことについて話す訳でもなく、自分の頭で考えるきっかけを与えて下さっていたように思います。太宰府天満宮は、以前おばさんに連れて行って下さった場所の一つです。九州国立博物館はできて間もないためその頃はありませんでしたが、今回本願寺展が開催されるとのことでおじさんと一緒にあれこれ見て回っていました。博物館内の売店では、「腹の虫」にまつわる面白いぬいぐるみが売られており、思わず写真をとってしまいました。最近、こういう小さいぬいぐるみ系マスコットがいろいろなところで売られており、買いすぎないように我慢するのが大変です。

おじさんとは、おばさんの話をあれこれするかな、と思っていたのですが意外と話題には出ませんでした。いや、直接話題にせずとも各々の心の中に生きていて、何かの折にそれが感じられることにお互い満足していたのだと思います(あくまで私の想像ですが)。今度はおじさんと門司港に行こうと話していたので、その時がいつになるかはわかりませんが、その時には今回聞けなかった話をいろいろ聞いてみようと思います。


11月3日(土) 熊本にて

熊本には、昔同期だった女の子が住んでいます。彼女は結婚退職して地元の熊本に帰ったのですが、その後大学に戻りドクターをとり、現在子育てをしながらポスドク生活を送っています。今まで日本国内・国外ともいろいろなところに行ってきましたが、熊本にはまだ行ったことがなく、彼女もいることだし一度行ってみようと思い熊本まで足を伸ばしてみることにしました。

a0079741_225386.jpga0079741_22524599.jpg彼女は現在二人目を妊娠中だということもあり、貸し切りタクシーで観光をすることにしました。朝10時に熊本駅に到着後、まず熊本城へ行き上まで登って(彼女は下で待っていました)、その後予約していたタクシーで阿蘇に向かいました。途中いろりで魚や肉を焼いて食べるお店でお昼を食べ、白川水源という水どころで水をくみ、その後阿蘇山近辺を回りました。火口には残念ながら風向きのせいで立ち入り禁止となっていて行くことはできなかったのですが、「こんな広大な景色が日本にもあったのか」と思うくらいで行ってよかったと本当に思いました。

a0079741_22533355.jpg夜は熊本名物の馬刺しを食べまくりました。お肉だけでなくレバーや心臓も初めて食べましたが、臭みもなく非常に美味でした。彼女の専門は高出力レーザーや大容量プラズマ(だったっけ?)だそうで、私が受験生時代最も苦手とした物理学の分野で生きていっているすごい人です。女性の物理学者というと、日本物理学会の会長でもあった米沢富美子氏を真っ先に思い出します。米沢氏も三人の子供を育てながらもアモルファスの分野の第一人者となった人。将来女性物理学者の友人がいると自慢しちゃったりして。


11月5日(月) 都内にて

前回の記事に書いた通り、以前通っていた韓国語教室で同じクラスだった人達と会いました。


11月6日(火) 茨城にて

昔一緒に仕事をしていた方と4年ぶりくらいにお会いしました。彼は技術関係のコンサルタントとして香港やオーストラリアなどで勤務し、今はロンドンにいます。私が一緒に仕事をし始めた5年前はまだ結婚したばかりで子供もいなかったのですが、今は2人目も生まれたそうです。時の経過を感じました。

お昼時ちょっと雑談をしていたのですが、彼が「いろいろなところを転々と移り住むのも面白いと言うか、病み付きになってしまうというみたいだ」と言っているのが興味深かったです。また日本語も熱心に勉強中らしく、簡単な会話はできるようになりつつあるようで、彼の使っているノート型パソコンのキーボードの下の箇所にも日本語の単語をメモった紙が貼られていました。彼が今度住む先は日本になりそうかもしれませんね。


11月7日(水) 都内にて

留学準備の際推薦状を書いていただくなどでお世話になったある先生のところに帰国のご挨拶に行きました。10年ほど前に知り合って以来、たびたび進路相談にのってくださっています。留学先としてケネディスクールを目指そうと思ったのも先生の一押しがあったからでした。留学に行く前に一度昼食をごちそうして下さったときがあって、そのときは「あぁ、自分はこれから留学するんだ」という躍動感があったのですが、いざ留学が終わってしまうとあっけないとういか、割と普通な会話をしていました。私も今の職場に戻って間もないので今の職場で何かを成し遂げたという実感をまず持ちたいですが、長期的なプランは未定で、まだまだ試行錯誤は続きそうです。


11月9日(金) 都内にて

同期の女の子とお昼を食べました。彼女は最近海外駐在から帰ってきました。結婚して間もない彼女が言っていたことで印象的だったのが「私は男性がいないと生きていけないということを実感した」という一言。独身での海外駐在生活を通じてそう実感したのかもしれませんが…。彼女によると、それと比べて私は independent だということらしい。それってどういうこと!?


11月10日(土) 都内にて

学生時代の友人とお昼を食べました。彼女は2年ほど前に結婚したのですが、私は留学直後だったので結婚式には参加できず、留学中も何度かやりとりはしていたもののかなりご無沙汰していました。でも思い返せば留学前もそんなに会っていなかったので、彼女と会ったのは実は3年ぶりくらいかもしれません。話を聞くと体調を崩して休職したりといろいろあったようです。今も休職中で、また妊娠していることもあり仕事に戻るのはだいぶ先のようです。働く意欲はあるそうなのですが体調や周りの状況がなかなかついていかないようです。体を壊して休職した人は他にも何人か知っています。幸い私は今までそのようなことはないですが、今の仕事でたまに単調だなと思ってしまうことがある中で、普通に働き続けているというその事実の貴重さを改めて感じたような気がしました。
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# by coast_starlight | 2007-11-11 22:55 | 日々の出来事

<日々の出来事> 囲む会

今日(11月5日)は、私を囲む会を有志が開いてくださるとのことで退勤後曙橋へ行ってきました。2004年の秋から留学に出るまで1年ほど東京韓国学校の韓国語教室に通っていたのですが、そこで同じクラスだった人達の団結力が強く、2年近く経った今でも飲み会や韓国旅行などのイベントを開催しているそうです。留学中はフランス語をやっていて韓国語はしばらくやっていなかったのですが、他のメンバーの中でも韓国語を続けている人は実はあまりいなかったりします。イベント会場は曙橋から歩いて数分のところにあるあるマンションの一室で、改築されてバーのようになっているのですが、知り合いのつてがないと絶対わからないような場所でした。元同級生の一人がこの場所を知っており、安くで貸切で使えるとのことでよくここで集まっているそうです。他の人達は実は結構来ているそうです。私もこれから少しづつ仲間に入れてもらうと思っています。

集まって話す話題と言えば、「俺も同じ時期にソウル行くんだ、現地で一緒にゴハン食べようよ」「この前行かれたという新大久保のアカスリの店、教えて欲しいんですけど」といった韓国絡みの話もあれば、「子供を持って今の仕事を続けるのは難しいよね」「来年2月にあるポリスの来日コンサートのチケットとったんだけど」とか全く関係ない話もあったりと、てんでバラバラです。でもどういうわけかノリが合って一緒にいて楽しかったりします。メンバーのうちの一人が近々某国にワーキングホリデーに行くため日本を離れるということを知り、来月は彼女の壮行会をやろうという話にもなりました。

考えてみれば、学生時代(留学時代含む)あるいは会社関係以外の知り合いって少ないので、こういう全然別の人間関係がないと自分は世間知らずになってしまうのではないかと思います。ましてや留学時代に知り合った人達はもちろん素晴らしい人達なのですが、そういう人達だけだと何かそれ以外の世界との接点がなくなってしまいそう…という危機感も少なからずあります。そのため何の脈絡もないのだけどとりあえず仲良くどうでもいい話もできる人達って重要だな、と思いました。
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# by coast_starlight | 2007-11-06 00:47 | 日々の出来事